金魚の治療効果を上げる要因下げる要因

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治療の成功や失敗を決定付ける治療環境に関して僕の思う事をまとめました。

特に金魚が瀕死の状態の場合は、色々な事を考える事になります。

安楽死

 
まず最初に頭をよぎるのが安楽死させる事ですが、経験上、その瞬間に直面して、一度たりとも選ぼうと思った事はありませんでした。安楽死のためのオイルも早々に入手していましたが、一度も金魚に使わず保管しています。 これまで長い間ペットとして育ててきた金魚に対して「100に1つでも可能性があるなら・・・」と「治療」という選択肢を選んできました。 ですので、ここでは安楽死と言う選択肢は選ばないという方に向けたメッセージとして書きます。

専門家に助けてもらう

 
次の選択肢は選べる方がどれだけ居られるか分かりませんが、将来に向けて探しておくと良いと思うのが、獣医さんです。犬猫専門の方ではなく「観賞魚も扱えます」という獣医さん(VET)を可能な限りお住まいの場所の近くで探しておくと緊急時にそこに持ち込めば、僕達素人には無理な場合でも助けていただける事があると思います。 急に探すのは困難ですので、近所で動物病院を見たら金魚の病気に対応できるか?訪ねてみると良いと思います。

自分で何とかする

 
最後の選択肢は自分で何とかする方法ですが、瀕死の金魚を救えるチャンスは非常に低いので如何にしてその可能性を上げるかに関してこれまでに得た知識や方法に関して書きます。

外傷がある場合は特にその見た目から「その外傷を何とかしなくては」と思いがちですが、瀕死の場合は、金魚を死なせず回復させる事が重要なので、その怪我の治療だけではなく、「死なせ無い為に今出来る事」をする方向で考えるようにしたほうが良いと思います。
金魚が回復するには体力が必要です。その体力は普段なら餌などから得る栄養をエネルギーに変えて作られますが、餌を食べない場合は消費するエネルギーを最小限にするしか飼い主に出来る事は無いと思いますので、その方法に関して。

体力を消費するものに関して1つ1つ理解し、可能な範囲で(無理なく)それらを最小限にしていく事を目指します。

温度変化

 
普段は適度な温度変化を与えないと金魚は健康に生きられませんが、病気の時は体力を使うので温度変化は極力起きないようにする事が重要です。
まず、太陽光の直射は無駄に温度を上げるので治療時は厳禁です。窓の近くは夜間の温度低下が起きやすいので同じく避けるべきです。
またヒーターの使用で温度を一定にするのは良いことですが、温度を上げる事は必ずしも良いことではありません。ヒーターは最低温度を下げすぎない為のストッパーとして利用する程度がお勧めです。 
金魚は「今」居る環境にすべてを調整し、その調整に体力を消費して生きています。温度が上下すると調整にまた体力を奪われますので無理に温度を上げると逆効果です。
ただし、10℃以下の場合は金魚の免疫が大きく低下するといわれているので、状況を判断して免疫の低下が大きな問題と判断される場合はゆっくりと加温して10℃から12℃くらいを維持すると良い場合があります。(劇薬使用時など)でも、やり方が無理やりだったり、継続対応が出来ない場合は逆効果になりますので、例え10度以下からの昇温でも自動的に行うと決めるのではなく十分に条件を検討して決めてください。 同じく真夏の30℃を超えるような温度は物凄く体力を奪いますし、一部の腐敗細菌に有利に働くので、問題が感染症などの場合は極力涼しい場所を選んで治療を開始したほうが安心です。 これらの事から15℃以上25℃以下なら通常はその温度を維持してやるほうが金魚は無駄な体力を奪われないので回復する事に集中できます。

また下に出てくる酸素の関係から高温よりも低温の方が溶存酸素量が増えるので治療効果が上がる事も考慮に入れてください。

それから細菌感染症の場合、温度が低いほうが被害が少なくなる傾向があるので、無理な加温治療よりは低温時にはその温度で金魚が体力を回復するに連れて徐々に治るという流れのほうが(時間はかかりますが)生存率は高くなると思います。(注意すべきは上記の10℃以下という条件に関してです)

低音振動及び外敵の気配

 
金魚が警戒し、ストレスを受けるのが足音などの低音の振動です。 
例としては
◇足音
◇ドアの閉まる音
◇アルミサッシ開閉時のゴロゴロという戸車の振動音
◇近隣の車のドアが閉まる時の音
などに金魚は敏感に反応します。
特に足音は水槽の近くだと警戒態勢に入るので金魚のストレスになる為、病気の回復にマイナス効果が大きくなります。
治療場所は近くを人が通過しない静かな場所を選び、用事が無ければ近づかない事が大切です。

普段飼い主さんに慣れている金魚でもこの時は可能な限り放置してあげてください。

明るさ

 
金魚は怖がりで明るい場所や広い場所が苦手です。外敵に襲われそうになると(=飼い主に水換えのため掬い出されそうになると)頭だけ隠してビクビクしてます。逆に言えば、自分から外敵が見えていなければ、外敵の気配を感じなければ、安心して病気を治す事ができます。 その1つの条件として明るい場所ではなく暗い場所が治療に適しているといわれています。 軽視されがちな条件ですが治療効果に差が出ると書いている本もありましたので僕は軽症の金魚以外は暗い場所で治療しています。

酸素

 
同じく治癒力を高めるのに重要な条件の1つが酸素です。 多くのケースで治療時にエアレーション必須になっているのでも分かりますが、酸素が薄い環境では病気になりやすく、病気が悪化しやすいので、治療時は酸素が十分に溶け込んだ水での治療が効果を上げます。 金魚部では100%新水を使って塩水浴やエプソムソルト浴、必要なら薬浴を行う事を推奨しており、飼育水を使う治療は酸素以外のガスが多く溶け込み溶存酸素量が低くなるので効果が低くなる事から推奨していません。
新しい水とエアレーション、重要です。
効果を高めるためにも部屋の換気も重視してください。
ちなみに
病気の金魚に限りませんが溶存酸素が飽和レベルに近ければ近いほど金魚は水中から楽に酸素を取りだせます。ですので過飽和にする必要は有りませんが、飽和レベル付近まで酸素が溶けているか?を確認したり、問題があれば酸素の溶け込みを阻害している原因を見つけて対処する事が重要です。

水換え

 
夏場の感染症の治療などは毎日100%新しい水に交換する事を推奨していますが、これは体力に多少の余裕がある金魚には有効ですが、死にかけて居る金魚には良くないと考えます。(幾ら水質の変化を起こさない管理をしていても)瀕死の金魚の場合は、この差すら耐えられない場合もありますし、毎日掬われる事からのストレスでも更に弱る事が考えられますので、極力無駄な水替えを行わなくて良いように水量を多めにして少なくとも数日は放置できるようにしたほうが安心です。
またここまで言及すると神経質に思われるかもしれませんが、エアレーションや日光分解で数日かけてカルキを抜いた場合は、その間、徐々に細菌が増えるチャンスがあるので、少しでも細菌が少ない水を使うという意味では、使用直前に温度をあわせた水にカルキ抜き剤を使用して、カルキが抜けたら直ぐに使用開始したほうが雑菌の数は少ないと考えられますので、気になる場合は、直前に薬で抜くという方法を実施してください。どの程度の差があるかは分かりませんが、あまりに長い間カルキが抜けた状態で放置されていた水を治療に使わない事と並んで重要だと考えています。

治療専用水槽・バケツ・タライ

 
池でのコイの飼育、アンモニアを差ほど出さない熱帯魚の飼育、その他いろいろな金魚飼育とは別の分野の知識や方法論がごちゃ混ぜになっている金魚飼育の世界では水槽に薬を直接入れる、塩を入れる・・・みたいな治療法も横行していますが、僕は治療効果が低くなるので、欧米のように治療専用水槽(バケツやタライや衣装ケースでもOK)を立ち上げる事を推奨しています。 上記のように、飼育水をそのまま使い酸素が溶け込まない問題だけでなく、現環境で感染症などの問題が出た場合は、その中に原因菌が増殖している可能性がありますのでそのままその場所で治療すると、それを駆除する時間や薬品の濃度が必要になり金魚の治療以上の期間や濃度で対応しないと結果が出ない事になるので効率的ではありません。
新規にバケツなどを準備してその中で治療を始めるのが安心です。
その間問題が出た水槽は綺麗に洗い濾過材なども問題があればメンテナンスをして大量換水して空回しにてクアランティン処理しておきます。治療期間中にバクテリアが少しでも回復するように早期に対応するのが重要です。 

ここで治療タンクに最もお勧めなのは大きなタライです。丸いプラ容器は毎日綺麗に洗う場合でも簡単です。コンテナなど四角いものは角があるので洗う時に少し手間取ります。(少しの差ですので気にならない方はコンテナや衣装ケースでもOKです。)またバケツよりも、タライ、衣装ケース、コンテナなど背の低い容器を選んでください。 転覆病の治療で水深を低くすると効果的などの理由もありますが、全ての治療に共通して最重要なのは上記の 溶存酸素 です。水面が広ければ広いほど酸素は溶け込むチャンスが増えるので効率よく溶存酸素が増えるとされています。 金魚鉢のような上に行くほど先細りしている容器は飼育にも治療にも不適切とされています。
また水槽等ガラスで出来ているものは毎日洗うような場合は選ばないほうが懸命です。治療方針にもよりますが長期的に放置する場合は問題ありません。

水量

 
感染症や寄生虫など(多くのケース)で重要なのが水量です。
今のところ僕の環境では小さな金魚の場合
金魚の体重10gにつき20L<推奨>で治療すれば水質や酸素に関して大きな問題は無いと判断しています。
大きな金魚で50gを超える場合は
金魚の体重10gにつき10L<推奨>、
※総量30L以上なら金魚の体重10gにつき5Lでも問題なく治療できた・・・くらいの感じです。
30Lを超えると多少の安定感があるので少しギリギリと言える水量でもアンモニア濃度などが急激に上昇する事はありませんでした。
このギリギリと言うデータは餌は与えていない場合ですので、餌を与える場合は少し余裕を見たほうが良いです。
基本的には<推奨>の数値以上の水量なら夏でも安心感があります。
また冬などの低温時は上記よりも少ない水量で対応できますが、データはありませんのでどの程度まで落とせるかは分かりません。

これらは僕の環境での目安としてこれまで繰り返しこの基準で治療し問題の有無を調べ問題が出るたびに上方修正して安全性を高めてきた数値です。
理想としては、皆さんの全ての環境で、最も弱い金魚を治療しても安全と言える水量で対応する事ですが、過度に基準を上げ過ぎると実行不能になったりただ単に不経済になるだけですので、妥当性のある範囲と言う事に主眼を置いて考えています。

水質

 
日本語の水質という単語はwater chemistry(化学組成)と water quality(汚染度合い)をブレンドしたような意味ですが、両方が重要な意味を持ちます。
まず水を換えるときに金魚が最も大きな負担を強いられるのが化学組成ががらりと変わる事です。 浸透圧調整機能をフル活動させて金魚は体内に流入してくる水量のバランスを取ったり、水中から一定量のミネラルを摂り体内のバランスを維持しているので、これががらりと変わると大きな体力消耗となりますし、それがコロコロと変わるような治療方針の変更につぐ変更は最終的に金魚を殺します。 具体的に化学組成に該当するのは
◆pH
◆GH
などと、
◆薬浴・塩浴・エプソムソルト浴などで加える添加物の影響によるものなどが含まれます。
ですので薬や塩やエプソムソルトの治療は始めたら1週間ほど継続するか、どうしても変更する時は無理が出ないように時間をかけて徐々に変更していくかしなくてはいけないとされます。
また汚染度合いに関しても具体的に
◆アンモニア
◆亜硝酸塩
◆溶存酸素量
◆バクテリアの種類と量
◆餌や糞など有機物の種類と量
など水質がどの程度汚染されているかを計測する際に確認する項目すべてが関係しますが、多くは良い方向に変化する限り金魚の負担は無いと判断できると思います。
※ただし、アンモニア中毒、亜硝酸塩中毒、酸欠は急に水質改善する事も逆に危険な場合があるらしく10%@1hで水を替えるように・・・みたいな事が書かれている本もあります。


濾過無しの塩水浴で餌を与えるとアンモニアがたまります。
次の日に100%交換する場合 
<化学組成>
同じ濃度の塩水を同じ水道水から作る場合は化学組成は大きく変わる事はありません。
<汚染度合い>
アンモニアはほぼゼロになるので汚染度合いだけ改善されます。

この場合は金魚がアンモニアから受けていたストレスが消えるので、新しい水に入れ替えたら直ぐに気持ち良さそうにゆっくりと泳ぎだし気が済めば水面に上がってきて餌を要求します。
このような場合は毎日100%交換で高い治療効果と共に問題を除去できます。

一方で、
塩水浴中にマツカサが出て急いでエプソムソルト浴に切り替える場合
<化学組成>
NaCl水を MgSO4水に変えるので浸透圧調整などのために体力を使う上に、しばらくは新しい化学組成に慣れるまで体力を奪われる。
<汚染度合い>
アンモニアがゼロになる為、アンモニアからのストレスは一旦無くなるので改善される。

この場合は温度だけ合わせて急にドボンで入れるのは危険ですのでできれば50%/50%(ハーフ&ハーフ)で慣れさせたほうが病魚への対応としては安心です。体力が十分と判断しドボンする場合よく観察すると分かりますが、しばらく底に沈んで動かず、ゆっくりとエラ蓋を動かして調整作業を行います。(時間は金魚によりますが数秒から数分です) これが金魚が強いと言われる理由の1つですが、体力さえ十分ならドボンでも数分間の調整作業でその新しい環境に調整を済ませて、その後はゆっくりと泳ぎ始め、徐々に普通に泳ぐようになります。 死にかけている金魚に同じことをすれば多分死ぬと思いますし、健康な金魚でも何度も化学組成の異なる水に入れ替えればどこかで適応できなくなり死ぬと思います。
よく治療方針を検討せずに複数以上の観賞魚薬を次々に試して金魚を死なせるという方が居られますが、このような原因で残り少ない体力を消耗させた結果です。治療方針は十分に検討し、一度決めたらその薬で治療をやりぬく決意で無いと救える命も落とす事になります。

塩水浴のまま100%新しい水に交換するのはこの様な理由から金魚への負担が最小かつ汚染レベルが低減するので良い方向に働きますが、濃度を変えたり、薬に切り替えたり、薬から別の薬に変更するのは大きな負担を強いりますので 同じ100%交換でも大きな違いがあります。

このように水を100%替える場合でも、問題が出ないケースと出るケースがあり、その理由は上記の例のように水質の変化や金魚の体力と大きな関係があるので、瀕死の金魚の場合は極力水を大量換えしないようにして、無駄な体力を使わせない事が大切ですし、同時にアンモニアや亜硝酸塩からストレスを受けないように濾過を使える場合は生物濾過で処理する事が重要です。

※ただし感染症の治療では濾過装置が無いほうが良好な結果を得ると思われる傾向があります。また検証例は少ないですが、塩水浴でアンモニアゼロを1週間維持する実験では回復せず、普段どおり濾過無しの塩水100%交換で回復した例もありました。 濾過装置には濾過バクテリアも居ますが同じように常在菌である雑菌類もたくさん居ますので、(それが例え安定した水槽から移植したものでも)濾過装置や濾過器を入れて塩水浴するのは問題が出た水槽に薬を入れて治療する行為と近いのかもしれません。 この点はあと何年間かチャンスがあるたびに確認し、より多くの事例からその傾向を把握したいと思います。

 
瀕死の金魚に餌を与えると次の日に死ぬ事があります。
餌を消化する行為は金魚にとって非常に負担が大きい(体力を消費する行為な)ので、「病気を治す体力をつけさせよう!」と餌を与えて死なせてしまうということもあります。
ですので金魚の泳ぎに力強さが出るまでは餌は与えない方向で対処したほうが無駄に体力を奪われず回復が早くなります。
また乾燥した動物性タンパク質の消化には時間が掛かるので特に体力を使いますし、不溶性食物繊維など難消化物を含むものもあるので、治療中は人工餌は極力与えないほうが良いです。 どうしても他の選択肢が選べない時は、低タンパクの人工餌を選び、水やお湯で柔かくしてから与えてください。 乾燥状態よりも分解しやすくなるので消化が早まります。 ちなみに金魚は口でモグモグして体内に餌を入れるとき全ての水分を搾り出してエラから排出して残りをお腹に入れるので乾燥した餌が体内で水分を含んで柔かくなる事はありません。

で、治療中は人工餌を避ける方向に方針を変えた現在、お勧めなのは
◆苔
◆青水を沈殿させたもの
◆水草&その根っこ
これらは入れっぱなしで24時間食べ放題にしても大丈夫な金魚の環境由来の最高の餌です。
上手く使えば、驚くような治療効果も期待できる夢のような餌です。
特に青水の沈殿させたものやサンショウモの根っこは一度体験してみていただきたいほどの感動レベルです。
またこれらは多少の手間や栽培場所が必要ですので、より簡便にという方には
◆冷凍ミジンコ
これはプランクトンなので水を汚しにくく多少なら残っても消えて無くなります。
もちろん程度の問題があるので何ブロックも入れてはいけません。
溶かすと再冷凍できないので、1ブロックをZIPロックに入れて上からハンマーでバンってやると細かくなるのでこれを与えれば与えすぎませんし溶かしては途中で出して冷凍するよりも清潔に維持できます。
生餌も含め、色々試しましたが、様々な状況でも安心なのは上記のグリーン関係かミジンコになります。

 
このように各条件を出来る範囲で最適にして金魚の体力を最大限活かせる条件を整えたらあとは時間の経過をじっと待つしかないと考えています。
僕自身、瀕死の金魚をこのような対応で救えた事は稀で、10回に1回あるかないかだと思います。
ただ、そのレベルに至る前に早期に治療を完了して元気にさせる事に関しては、これらの環境条件に関する知識を得てから、より生存率をあげる事が出来るようになりました。
昔は病気=薬と考えてましたが、多くのケースは対応が早ければ濾過装置の洗浄と水換えだけで回復させられますし、少し遅れても多くは塩水浴やエプソムソルト浴で治せるので薬の出番は無い事が多いですが、マツカサや穴あき病などは経験数も少なく未だ薬の必要性を感じる部分があります。 かつては白点病ですら塩水ではなく薬に頼っていましたが、知識が深まるに連れて塩水浴で対応出来る事も分かりましたので、もう少し知識が深まればエロモナス関連の難病も薬に頼らず金魚の本来の治癒力で治せるようになるかもと期待しています。
そもそも日本で流通している観賞魚薬は金魚のために開発されたものではありませんし、水槽飼育の事すら考えていない(単位が池の水量にあわせてある)ので普通に使うにも計量など不便ですし、濃度の点でも体重が10g程度の金魚には高濃度すぎる事が多いので、大きな金魚なら大丈夫でしょうけど、小さな金魚にそのまま使うと回復するよりも悪化して死亡させやすいので、初心者を対象にしている金魚部では基本的にこれらは使わない方向で対処法を模索しています。
その一方で、抗生物質などの中から効果の高いもので入手可能なものをもしもの時のために準備したいのでそちらのリサーチも続けていき良さそうなものが見つかれば今後もどんどん使ってみて効果があるようならご紹介しようと思っています。

病気は早期対応で悪化させる前に正しく治療。そして何よりも予防が重要ですので、普段の飼育では極力手を抜かずに水を換えたり、適切な給餌を行うようにして金魚のコンディションを高く維持して多少の細菌や水質悪化は軽く乗り切れるように育てたいと思います。そしてその様にする為には、金魚に適度なストレスを加えないといけませんので、治療の時は太陽光や温度変化を避けると書きましたが、普段の飼育ではそれだと弱りますので、適度な太陽光、適度な温度変化を与えなくてはなりません。また餌も普段は過保護にせず人工餌をドライのまま与えても問題なく長い糞を出せるように慣れさせるほうが良いです。 金魚などの魚は、多少苛酷な環境にいるほうがHSプロテインという強さを維持するためのタンパク質が体内に作られますので過保護にし過ぎないように育てる事が重要です。 

「金魚の治療効果を上げる要因下げる要因」への17件のフィードバック

  1. 金魚という生き物はなかなかどうして、一筋縄ではいかぬものですね。
    体調不良や病気に関しては早期発見がモットーではありますが、立て続けに同じような症状が出て、まだ出ていない者まで用心しながらケアしてもいずれ同じ道を辿るケースもあり、今回再び難しさを認識させられました。

    やらかしました。
    日本オランダ、全滅です。
    7尾全て一ヶ月しか持たすことが出来ませんでした。
    途中からタンクの水質を疑っておりましたが、アンモニアと亜硝酸の数値を検査したのは先週であります。
    使用した検査薬は一番有名で、入手し易いテトラ社の試薬です。
    どちらも結果は良好。検査数値は理想に近い結果でした。
    当初、わたくしは金魚部さんがご指摘のようにアンモニアもしくは亜硝酸中毒ではないか?と疑っておりましたが、この線はやや違うようで、原因は未だに不明瞭です。
    実際にタンク内に同居していたヤマトヌマエビやヒドジョウなどは以前と変わらず元気なのに日本オランダたちだけ日に日にポツポツと死亡してゆきました。
    以下に死亡の仕方を羅列してみたいと思います。

    ・死亡する数日前から餌を摂らなくなる(摂らなくなる前は我先にというくらいがっついていた個体ですら急に拒食に陥る)

    ・ぼーっとし出す。
    水面スレスレに浮いてぼーっ
    水底に腹を置いてぼーっ

    ・思い出したように泳いではまたぼーっ

    ・外傷は特になし

    ・息がゆっくりとなる

    ・翌日もしくは翌々日には死亡

    こんな感じです。
    最後の2尾は尾に白点病が出て死亡しましたが、死亡までのプロセスはだいたい上記の通りです。
    塩浴で様子を見て、最後の2尾の白点を発見した時に薬浴に。だが、時すでに遅しでした。
    ちなみに何も居ないタンク内に他の金魚タンクから元気なジャンボオランダ当歳を入れてしばらく飼ってみましたが、平気で泳いでいたことから水質には問題ないように思えました。

    しかし、全滅した日本オランダはどこかきっと飼育に関して問題があったのでしょう。
    ちなみに餌を疑ってもみました。給餌している餌の劣化が原因かなと。
    しかし、他の金魚水槽に与えている餌と同じで、問題なく育っているのです。
    濾過装置にはサンゴや牡蠣殻も入れて、急激な水質低下は避けているつもりですが、原因がよくわからず今回はかなり落ち込みました。
    2年続けて日本オランダは全滅させているので、この金魚との相性が悪いが悪いのかな?とも思いましたが、相性うんぬんと言ってたって先に進めるワケでもなく、ただただ自分の飼育レベルの低さに嘆きつつ、また勉強し直しです。

    1. オアナーザさん こんばんは。
      んーーー、誠に申し上げにくいのですが、ここまでのコメントで更に亜硝酸塩中毒の可能性が非常に高いと判断するようになりました。
      症状だけならアンモニア中毒も考えられますが、正しくサイクル(バクテリア)を添加されていたなら、アンモニアだけは簡単にゼロになる事が僕の実験で確認できていますので処理できず蓄積したのは亜硝酸塩と結論付けています。

      改善しきれていない可能性を考えて検査をお勧めしましたが、実は検査の瞬間でゼロでも中毒の場合は関係ないんです。
      問題発生のプロセスが、ご理解いただけていないようですので最初から説明します。

      金魚は徐々に増えるアンモニアや亜硝酸塩には、かなりの高濃度になっても中毒症状を出さずに対応できてしまいます。
      僕が見た事があるレベルでは
      アンモニアは5.0mg/L超で全員元気(僕の環境)
      亜硝酸塩は10.0mg/Lで1割程度が異常、それ以外は元気(近所のお店、購入直後の検査で判明)
      ※この半分の濃度でも1日など急に増える場合は耐えられません。

      オアナーザさんのように引越しされてから新しく大きな水槽で大きな金魚をたくさん入れて飼育を開始されると起き易いのがこの中毒です。
      問題は毎日少しずつ蓄積しますので金魚は元気なまま水質は悪化します。
      (上記の亜硝酸塩が出ていたお店の場合、入荷日と僕の購入日で計算すると10mg/Lになったのは入荷から2週間ほどのタイミングです。)
      中には徐々に高濃度で体調を崩すものが出ます。
      この時点で飼い主さんが水質検査する習慣を持っていれば悲劇は避けられますが、できない場合は焦って水を替えてしまいます。
      この瞬間、中毒はその水槽に居る殆どの金魚に確定されてしまい弱い金魚から順に中毒症状がでます。
      初期は
      ◇水面でパクパクし始める
      その後
      ◇底で動かない
      ◇力なく水面を流れるように浮く
      ◇餌を食べない・吐き出す
      最後に
      ◇死亡

      ここで水質(汚染度合い)を急に変えなければ救える事があります。
      イギリスの専門誌には中毒問題の水替えは10%@1hとされています。
      これ以上多く替えると中毒症状が出るようです。

      水質検査は最近されたようですが、その時は既に水質改善されていたのではないでしょうか?
      その時点で水質に異常が無く、その後も次々に死んだならアンモニア又は亜硝酸塩中毒以外に考えられなくなります。
      何故なら酸欠の場合は水質改善と共に回復するし1匹づつ死ぬ事で1匹あたりの酸素が増えるので、全滅するのではなく生命維持できる密度になったところで死の連鎖が止まります。
      全滅したのなら酸欠のプロファイルには合わない部分がでるのです。
      また新規導入魚で1ヶ月しか経過してないとのことですので慢性化した内臓疾患や感染症とは考えにくく、どちらかと言えば真逆の(急性の)インスタントな原因で死んだ事になります。

      ◆アンモニアはバクテリアで処理されていた
      ◆慢性化するほど期間は経過せず
      ◆新規立ち上げ水槽で起きた
      ★1ヶ月と言う短期間
      ★全滅
      ★すべてが同じ日と言う訳ではなく
      ★水質改善後にも改善せずバタバタ死んだ
      ◆(水質改善後に)他の金魚を入れて泳がせても問題なし

      なら亜硝酸塩中毒以外に当てはまるものが無いと思うのです。
      1つでも条件や結果が違えば別の可能性も考えられるのですが、絵に描いたような亜硝酸塩中毒に見えます。

      せっかく購入されたので今後はアンモニア検査や亜硝酸塩検査を活用して安全な金魚飼育をしてあげて下さい。
      完全に立ち上がり水が強くなると(水槽を崩壊させない限りは)亜硝酸塩は出なくなりますし、
      アンモニアも水換えを適切に行う習慣ができれば水かわりの時期も含め常にゼロを維持するようになりますので、この2つが不要になるといよいよ本格的な金魚飼育開始になります。
      それまでは水換えをサボらず、餌を控えめに強い水を作る事に主眼を置いてあげてください。

  2. 金魚部さん、こんにちは。
    早速、新しい記事読ませて頂きました。
    そうですね。
    今、僕がマツカサのリハビリ中に少しずつ体力的に弱っているキャリコ出目金の件が記事に該当すると思います。
    このキャリコ出目金はエプソムソルト浴治療後、最初は餌の冷凍ミジンコを他のメンバーと競って食べていましたが金魚部さんからミジンコの給餌が水槽内で可能とお聞きする前にその都度、おわんでリハビリ水槽内を掬う為に追い回した結果(何度も)少しずつ弱りました。
    餌は体力的に消耗している為、体力を余分に使わせまいと極少量のミジンコなら良いならと与えてしまいました。
    やはり飼い主感情で体力をもっとつけてもらいたいし元気になれば消化能力も自然について完治しやすくなるだろう?と思うのが普通だと思いますがやはりこの様に衰弱する金魚には数日餌を抜くと言う手段も選択すべきなんだろうと後になり考えさせられました。
    今、お陰様で金魚部屋にはドタバタ歩く小さな子供はいませんが我が家は割りと交通量がある道沿いにありましてご近所の人の車のドアの閉める音や本当に時々、うるさいクラクションも鳴ります。
    やはり金魚部さんも言われる様に金魚はなるべく静かな環境でいくら飼い主といえでも構いすぎずましてや大切な治療時などには静かな部屋で治療+休ませてあげたいと思う様になってから新規導入時、塩水浴やエプソムソルト浴時には静かな部屋で人の出入りの無い部屋でする様にしています。
    今、0.5%塩水浴やエプソムソルト浴には大きめのタライを使っていて特に治療時に少し体力的に鈍った金魚には3日間ぐらい新水交換しなくても良い様に60㍑タライで最高45㍑にて治療しています。
    僕もマツカサの治療でエプソムソルト浴をする場合はタライの中にホテイ草2株とオオサンショウモも5株位入れて最近はウィローモスのタイルタイプを底に沈めて治療していると明くる朝、水草色の大量の糞をしています。
    金魚部さんのまるちゃん、カクさんはその後、元気に過ごしていますか?
    マツカサ状態などでエプソムソルト浴からリハビリ期間に入っている更紗ランチュウのローズや更紗琉金STのパーシャルはウロコが少しざらつく状態ですが元気に毎日、水草ダイエット+ミジンコダイエットに励んでいます。
    急に寒くなりましたが毎日の金魚飼育、気を抜かずやっていきましょう。

    1. オリオンさん こんばんは。
      金魚は強いのである程度間違った飼育をしていても耐えてくれますので間違いに気付かない事が多いですね。
      そのまま数年経過して飼育が上手くできると思った次の瞬間、春に次々と金魚が死んでいく・・・
      そんな経験を何度か繰り返しながら、その都度徹底的に飼育を見直すために勉強を重ねて、実験を重ねて、データを取り・・・地味ですが一歩一歩しか進めません。
      エビのように1つ間違えば即死するようなデリケートな場合は間違いに気付かないという事も少ないのでもう少し正しい方法の判別も楽かもと思いますが、金魚はかなりの条件で耐えてくれるのでその部分が明確でなくなるんですよね。
      特に元気なら、この記事に書いた殆どは無視して大丈夫なので中々理解されないですけど。
      この記事は現時点での中間発表のようなものですので、今後更に色々学んだり気付いたりしたら追加しようと思います。
      お互いこの先も色々あると思いますが、少しずつでも軌道修正しながらより安全で安心な飼育方法を模索していきたいですね。

  3. 金魚部さん、はじめまして。
    いつも参考にさせてもらっております。

    現在、琉金2匹を30cmキューブ水槽で飼っています。
    2週間前くらいに一匹が白いふんをしました。
    当時あげた冷凍アカムシの解凍があまかったこともあり、
    消化不良だと思いエサを控えめにしていました。
    しかし、その後も水槽内の水草や、
    もう片方の食べ残しを食べていたようで、白いふんをしていました。

    本格的に絶食させようと思い、その琉金を10Lバケツに隔離しました。
    エアレーションあり、毎日新水交換で様子をみていましたが、
    3日目くらいからふらふらし始め、
    4日目(昨日)にはとうとう転覆し始めました。

    バケツ隔離までは食欲もあったので、
    飢餓転覆かと思いエサを少しあげるも食べません。
    水底にふんばり、口を真上に向けて苦しそうにパクパクしていました。
    偶然口に入ったエサは食べれたのか、晩に赤いフンを少ししました。

    色つきのふんが出たので消化不良は治ったのではないかと思い、
    昨日から元の水槽に戻しました。
    片方の金魚にも励まされて、少し泳いだりもしていましたが、
    やはりエサは食べません。
    水底にふんばる体力もなくなってきたのか、ななめになってきており、
    もうすぐで横たわりそうです。

    絶食期間も長かったため、ここから再度絶食&塩水浴に移行するべきか悩んでいます。ご助言いただけると幸いです。

    SPEC SHEET

    問題が出た水槽サイズ(横)【cm】 30
    問題が出た水槽サイズ(奥行)【cm】 30
    問題が出た水槽の水深【cm】 27
    問題が出た金魚の(尾を含まない)体の長さ【cm】 8
    問題が出た金魚の体重【g】
    ◆濾過装置の種類 エアリフト式濾過器(水作エイトなど)
    ◆エアレーション あり
    ◆底砂 なし(ベアタンク)
    ◆その他アクセサリー なし
    その他アクセサリー(ありの場合、それは何ですか) 水草(ナナ、ウィローモス、アナカリス)
    与えている餌の商品名 らんちゅうベビーゴールド、咲ひかり(特級色揚)、冷凍アカムシ(週1程度)
    与えている餌の量 ひとつまみを一日三回(2匹で食べます)

     

    1. まさやんさん こんばんは。

      転覆と有りますが「底で横になる」という表現も有り、症状としては沈没しているのでしょうか?
      泳ぐと浮く事ができますか?
      または沈んだままですか?
      又は浮いたままですか?

      まず、絶食と加温治療は転覆しそうな時にギリギリセーフにするような時間稼ぎには良いかもしれませんが、治療としてはそれを止める時に前の倍くらい悪化してリバウンドする事もあるので初心者向きではないと考えています。
      ですので、この2つは悪化する前に危険期を乗り切るために、「今日は天気が悪いから餌切り」とか「急に寒くなったから設定温度は低めにしてヒーターで最低水温を維持」みたいな対応が良い結果になる対応で、「転覆気味なのでとりあえず10日ほど餌切り」とか「寒いからヒーターで25℃キープ」とかしちゃうと後日悪化する流れが強まります。
      ですので、餌に関しては消化の良いものを食べさせる事で再開してください。

      人工餌は乾燥させた動物性タンパク質などを含みますのでいくら含有量が低くても入っていれば消化に時間が掛かります。
      ですので健全な消化能力を維持している金魚以外は与えないほうが良いです。
      どうしても与えなくてはいけない事情があるなら、お湯か水で柔らかくすると消化が早くなります。

      <消化不良や病気の金魚に餌を与える場合>
      最近は専ら、水草・苔・青水を食べさせる方法をお勧めしています。病気の時だけでなく普段もです。 特に青水を沈殿させたものを餌として与えると驚くほど早く消化不良から回復します。

      次に餌としてオススメなのが冷凍ミジンコです。
      生きたミジンコが居ればそのほうが良いですが、転覆する時期は寒い事が多いので冷凍もので代用してくださいという意味です。
      ブラインシュリンプとミジンコは排便を促進する作用が有りますが、ミジンコはプランクトンなので残っても多少なら溶けて消えますので水も汚しにくいので安心して与えられます。
      ただし、お高いのと、お住まいの地域によっては入手困難だったりするのが難点です。

      最後に野菜類も消化不良に有効ですが、水を汚すので上記の2つほどは薦めたくない選択肢です。
      冷凍のグリーンピースやカボチャの皮を取ってを裏ごしして薄く延ばして冷凍したものを凍ったまま小さく折って分けて与えると水が汚れにくいです。
      また食欲がない金魚でもニンニクを少しだけ混ぜるか、新鮮なものなら断面の汁を餌に少し付けるだけで強烈に食いが良くなります。

      このような方法で毎日少量で構いませんので欠かさず食べるように与えてください。
      時々「休肝日」と称して餌を与えないという誤った情報を流す方が居られますが金魚は毎日ちびちびと餌を食べるのが最も健康的に生きられます。
      急に大量の餌をお腹に入れたり、お腹の中が空の日が出来る事はマイナスですのでご注意ください。
      また無理にたくさん与えても転覆病は治りません。
      特に今の時期は与えすぎると悪化するだけです。

      稚魚(例えば5%成長期)ならワンサイズ上げるように食べさせると何とかなりますが成魚(例えば1.5%成長期)はそんなに成長しないので無理なく徐々に慣れさせていく必要があります。

      転覆病とか特別に考えずに、まずは餌を毎日食べる事、毎日泳ぐ事、毎日糞をする事が当たり前にできるようにトレーニングするつもりで最初の一口をまず食べさせてください。
      少し食べては時間をおき、また少し食べる、このトレーニングを繰り返せば徐々に普通になるはずです。

      苔、水草、青水は幾ら食べても問題が出ません。というか人工餌のように匂いが付けられているわけでもなく、味も金魚からすれば「激ウマ」ではなく「まあまあ」か「ちょいマズ」らしいので食べ過ぎる事もないです。
      ただ、本にはそう書かれていても実際に24時間監視してみると青水は休む事無くチビチビと食べまくっています。

      <温度環境>
      また治療中は温度変化が少ない(特に昼間に温度が上昇しない)場所が良いです。
      一見、暖かくなるのは良いようですが、その後急降下するのが最悪なので、それなら変化が少ないほうが体が慣れます。
      金魚は冷温動物なので今居る環境が体温になるので僕達以上に環境に慣れているかどうかが体への負担の大小を決めるそうです。
      よって温度の乱高下は消化不良の金魚に更なる負担を与えますので注意してください。

      逆に普段、健康な金魚は少しでもこの温度の変化を経験させておく事で、秋や春の時期に体調を崩しにくい強い金魚になります。

      どうしても温度が大きく変化するなら設定温度を低くしてヒーターを入れておき夜間から明け方に温度が下がり過ぎないようにすると良いです。
      つまり最低温度を落としすぎないストッパーとしてのみ使用して、日中はヒーターが作動しないような温度設定がベストです。
      言い換えれば1日中室温の変化が少ない場所で飼育されているならヒーターは不要です。
      30cmキューブなら乱高下とまでは行かないと思いますが、環境によっては分かりませんので念の為。

      <水質>
      酸素が非常に重要ですのでバケツで毎日水を替える治療は良いと思います。
      水槽に戻された場合、それが寒い時期でも、消化機能を応援する間は週に1回は水を3割ほどは換えて酸素が十分に溶け込むようにしてあげてください。
      健康な場合、冬は2週間に1回でも大丈夫ですが、病み上がりの場合等は酸素量や新水刺激も治療効果を上げるキッカーとして利用すると良いです。

  4. 金魚部さん、こんばんは。
    さっそくのご助言ありがとうございます。

    転覆の症状としては、
    水底でじっとしていてときどき泳ぐが、お腹が浮き上がってしまい転覆する、すぐ戻るを繰り返す、といった様子でした。
    このブログを読んでいて、水草・苔・青水や青水を沈殿させたものはストックしているので、検討しようと思いました。

    が、状況が変わりました。
    昨日(11/3)のコメント後、血便をしました。
    かなり鮮やかな赤い血便で、肛門からも軽く血がにじんでいるのがわかりました。
    昨日のコメントで書いた「赤いふん」も血便だったようです。
    3cmくらいのそんな血便を昨日は2回しました。

    血便に気づけなかった自分が情けなく、ショックでしたが観察を続けました。
    目に小さな出血後がありましたが、もう止まっているようです。
    うちの琉金と同じような症状を検索しましたが見つかりませんでした。
    外見はまったく綺麗なままなので、寄生虫も血のにじみすらありません。
    かろうじてエロモナス菌の症例に近い気がして、
    急いでグリーンFゴールド顆粒で薬浴を始めました。
    室内の暗所で18Lの水量です。水温の変化はないと思います。

    琉金は薬浴に対する拒否反応もなく、
    少し泳いだりするも、転覆せずにじっとしていました。
    結構気に入っているようで、元気に見えました。
    今朝も同じ様子だったので安心して仕事に出かけましたが、
    午後からまた血便をしたようです(嫁が見てました)。
    今日は3cmくらいの血便を6回はしています。
    最初はドス黒かった血便が、今は鮮血のような血便に変わりました。
    おなかに血が溜まっているのか、少し大きく張って見えます。
    そのせいか、さっき水底に沈んだ状態で転覆しました。
    エアの近くで沈んだ状態で転覆し、盛んにエラを動かしています。
    相当くるしいようです。泳ごうとはしません。

    ・一昨日から血便が始まった。
    ・一昨日は1回、昨日は3回、今日は6回と増えている。
    ・めだった外傷はなし。目に小さな血痕のみ
    ・エサは食べようとしない。そぶりもない。
    ・本格的に転覆して沈没した。

    症状は悪化しているように思えます。
    このまま薬浴を続けるべきか、塩水浴に切り替えるべきか、
    今の琉金にそんな体力があるのか、本当にエロモナス菌なのか、
    考えれば考えるほど、とても不安です。

    どんだけ描写しても詳細はわかりかねると思いますが、
    ご助言をいただけると本当に心強く思えます。
    よろしくお願いします。

    2015年11月5日 12:06 am に投稿
    何度もすみません。まさやんです。

    さっき琉金が亡くなりました。
    転覆してから2時間くらいでした。
    やはり相当体力を失っていたようです。
    死体をじっくり観察しましたが、やはり目立った外傷はありませんでした。
    ほれぼれするほど、綺麗な死に姿でした。
    とても悲しくて、しばらく嫁と放心していましたが、
    明日の朝、近くの大きな池に放すことにしました。
    水草が豊富で、魚や亀や水鳥が一年中絶えない素敵な池です。
    琉金もそこの一員になれれば、さびしくない気がします。

    血便の原因はわからず、不安は残りますが、
    残った琉金、半年以上転覆中の丹頂、
    先月より新規加入した2匹の大阪らんちゅうのためにも、
    今回の反省を生かし、もっと観察力、注意力をつけるように頑張ろうと思います。

    一方的な愚痴と決意表明になってしまい申し訳ございません。
    金魚部さんのかわいい金魚たちが天寿を全うできるよう、心よりお祈り申し上げます。

    1. まさやんさん こんばんは。
      琉金の件は残念でしたね。
      もう1匹同じ環境に居るならそちらに注意してあげてください。
      以下は追加コメントを頂く前に書いた下書き+追記です。

      経験がないので、調べてもみましたが原因が何かは判明させにくいと思いました。
      幾つかの例としてメスが産卵に失敗すると肛門から血が出るとか、水質が悪い事で内臓機能が正常に働かず血便が出る話は有りましたが、この手の問題は症例が少ないので研究例も少ないし解明されていない原因も多くあるようですので、本の例が必ずしも該当するかは分かりません。

      その一方で、血を失う事の意味などは比較的明解なのでその場合の対処としては、
      血を構成するものが体内から出てしまうときはそれを補いやすくする必要があるという事で、金魚が残された体力でもミネラル分を取りこみやすいように水の電解質を上げたり、エアレーションを飽和レベルの近くまで上げたりする事が助けになります。
      具体的には塩水浴(電解質の向上)とエプソムソルト浴(体内のストレス緩和、内蔵機能の活性化、ブロートの改善(沈没しているので))の混合がそれらをサポートしてくれますしエアレーションも工夫すれば溶存酸素は上げられます。

      薬浴は今回の原因が細菌なら意味があると思いますが長期的に餌を摂っていない上に体内の血液まで排出している場合、一度薬浴してしまうと金魚の体力を大きく奪いますので今後1日か2日は水質に何の変化も与えられないと思います。(与えると耐えられないと思います)
      数日して体力が残っているようなら塩を加えて0.5%塩水にすると少しでも失った血液を再生する助けになります。
      総硬度も水道水の硬度を検査してそれがゼロでなければそのままでOKです。
      エプソムソルトもお持ちなら0.03%になるように加えると金魚の幾つかのストレス要因は除去できますし、ブロートによる沈没も改善できます。
      更に金魚に残された体力で最大のパフォーマンスを引き出すにはエアレーションは飽和状態の75%以上を維持する事が推奨されます。水が古くなければ泡でエアレするなら2箇所に少し強めで設置すると確保できます。または水面に波を作るのも有効ですがこちらは正しく水流を検討せずに即席にやると無駄な水流が出来て金魚に疲労を与えるかもしれません。エアレーションの効率を上げる為にも部屋の空気が汚れていない(古くない)事をご確認ください。
      最後に血の材料=餌ですが食べないなら青水のようなエラから吸収可能な栄養が必要かもしれません。青水は苔同様に金魚が生きていく(活動する)のに必要な栄養をバランスよく含んでいます。

      僕が分かるのはこの金魚をサポートする部分だけで、なぜ血が出ているのか?と言う原因の究明と除去の方法に関しては経験も専門知識もないので分かりません。
      血便を起こさせているのが細菌だとしてもエロモナスなのか、シュードモナスなのかも不明ですし、細菌以外の可能性もあるでしょうからそれを見つけて除去するのは簡単ではないと思います。
      ここの所、僕が未経験の金魚の体の内部の問題に関する質問が続く為、皆さんに同じ事を書いて申し訳ないのですが、悪化させて死なせる前に獣医さんに診てもらうことが重要と思います。

      血の問題は最終的に酸素に関係してきます。そしてこれはエアレーション、水換え、換気、給餌、総硬度やpHの安定などが適正に維持されていないと実現できず1つでも過酷な条件になると、全体のバランスが崩れます。
      言うまでもなく濾過バクテリアのシステムやその他微生物やプランクトンの食物連鎖も酸素に依存していますので、バランスよく維持してあげてください。
      本に書かれていた原因としては、水換えの不足、餌の与えすぎによる雑菌のスパイクなどが挙げられていましたので該当するようなら今後ご注意ください。
      それから総硬度もゼロ付近では金魚は長生きできません。お住まいの水道水を検査して低いようなら対策を講じてあげてください。低くてもゼロでなければ一安心です。

      現在飼育中の4匹の為にも、何か問題があると思われたら改善してあげてください。
      特に酸素に関する部分をご検討ください。
      冬でも時々換気は必要です。

  5. 金魚部さん、お久しぶりです。金魚部さんも金魚さん達もお元気そうでなによりです。かなり前になりましたが、夏前に60センチ水槽にし、濾過装置も今までのよりフィルターが1枚多いものを買いました。よく観察すると、和金のうちの3匹が、琉金やでめたんをいじめてることがわかり、とりあえず応急処置として、100均の収納用の網かごで隔離しました!最初はいじめられるほうを入れていたのですが、なんか理不尽だと思い(笑)和金達を入れてあります。水槽も濾過装置も大きくなったからか、あれから1匹も具合悪くせずいてくれてますし、大きくなりました、金魚すくいでうちに来てもらった金魚達ですが、もうとてもポイではすくえないと娘も笑っています。これからもご指導よろしくお願いいたします。

    お久しぶりです。ウチも2匹居た細長い金魚の1匹が最近急激に大きくなりもう1匹をいじめたり、別の水槽でも食い意地のはる1匹が他の金魚を襲撃する事件が起きていますが極力隔離せず静観してますがこれ以上続くなら僕も隔離する方向です。体格差が出るまでは仲良かったんですけど・・・

     

  6. こんばんは。

    なにかと問題が起こると金魚部さんのブログを読み参考にさせて頂いています。そして今回も…

    数日前から急に力が抜けたようにふわぁ〜っとただよっています。食欲はあります。昼間から沈んだりどこかに寄りかかって休んでいます。呼吸は普通です。

    これは、長時間続くこともあれば何もなかったように泳いでいることもあります。

    水質、水温の変化や外傷はありません。水草を入れるたび弱い子だけがギロダクチルスにやられることがあったので水草なども入れていません。エアうんちをする傾向があり餌は動物性ではなく海苔をあげています。

    今回は4匹のうち、元気な1匹と弱い子の1匹の黒出目ちゃんがこの症状がでています。年齢は2才くらいです。

    気になるのは一つ小さな白いものがからだに付着している気がします。それと、それなりに食べていても痩せてきています。

    どうしたらいいのでしょうか?心配でたまりません。ご回答宜しくお願い致します。

    1. ウエノさん こんにちは。

      飼育相談の方には
      (→)質問シート
      への記入をお願いしております。ご協力ください。

      シート記入が無いと判断できないケースなのであまり詳しく書けませんが、

      1)栄養失調の可能性は無いでしょうか?
      餌を少なく与える事とは別で餌の栄養が偏っていませんか?
      「食べているのに痩せてくる」というのがとても気になります。
      与えておられる餌が何かにもよりますが・・・
      ネットで初心者の方が話題にされているアルミパックにシールだけ貼ったような餌とかも内容物を見ていると偏りがちなものがありますし、自分で餌を混合している場合も同じく問題が出やすいです。

      2)それ以外の可能性は水質が何らかの異常な状態。
      良くあるのはアンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩のどれかが高濃度、酸素が低すぎる、pHが低すぎる、ミネラルが足りない・・・などです。
      これらは水質検査で判明させる事ができます。

      3)3番目に思いつくのは細菌感染です。
      この場合も食べても食べても痩せるというケースがあります。

      4)あとは温度くらいでしょうか。30℃以上なら食べても消費エネルギーが大きいので痩せます。
      (夏ではなく秋に飼い込みをする理由がこの温度です。)
      でも今は夏ではないので温度が原因で痩せる事は無いと思います。

      いずれにしてもこの質問は飼育環境の詳細が分からないと可能性が多すぎて予測が立ちません。
      シートへの記入よろしくお願いいたします。

      PS 海のりはいいですね。僕もアメリカのフォーラムで知って与えていましたが、どうも食べない金魚が多いので途中で諦めてしまいました。

  7. 先日は焦りすぎてシートの記入をしていませんでした。すみません。

    あれから海苔をプッと吐き出すようになり、食べたくなさそうな、または食べれなくなったような様子になり痩せていきゴロンと寝て浮いたりしたので、通常あげている動物性の餌(咲ひかり稚魚用)をあげてみたら少し砕いては食べて吐き出していました。

    なので流動食作戦を決行してみました。水温をあわせてすり潰した餌を水に溶かし、少しだけ形を残した餌も入れます。そこへ泳がせたら、パクパク、スイスイ泳ぎ始め平衡感覚を取り戻し、お腹も餌を食べたように膨らみました。いつまでも濁った水に入れとく訳にいかないのでそれが確認できたらいつもの水槽に帰宅しました。

    それ以降4日間は何事もなかったように餌を潰す必要もなく回復したのですが、昨日私が3時間の仮眠をとった間に、引き裂かれたように胸びれ、腹びれ、尻びれ、尾がずたぼろになって元気なくなっていました。。背びれはたまに畳んでいます。こんなことがあるなんて衝撃的でした。

    今は食欲はあります、呼吸が荒く、ヒョコヒョコ動きます。引き裂かれた尾にしばし気泡がいっぱいついていました。エラがうすピンクな気がします。酸素がいってないのかも..エラの下と胸びれの間に喉仏のようにプクッと何かが出っ張っています。沈むことはなく浮いています。食べた分、元気なうんちもします。

    もしかしたら、抗酸菌症?ではないかと思うのですが。お腹の鱗が何枚か落ち、重度の尾腐れ病のようなくらいひれと尾がずたぼろになり、食べても痩せていく。

    不潔にしたり外部から変なものを取り入れていないのですが、以前に体の小さい子が新しい濾過装置にしたところ勢いが変わったみたいでフィルターに吸われ尾が欠損してしまいました、弱ってしまい一時的に回復はしたのですが、その時白い個体だったので体内が透き通っていて見れていたのですが、小さな黄色い粒のようなものが体にでき突然死したことがあります。個室で隔離して管理していましたが細菌が入ったのではないかと思いました。

    それと同様に今回はなんの原因かわかりませんし、黒色なので体内で何が起きてるかわかりません。急に元気がなくなり現在に至ります。

    現在の水槽環境は水圧を下げるために縦30cm横17cm水深13cmの5リットルにクリーンFゴールド顆粒で薬浴しています。エアレーションは豊富に取り入れ水温は25℃です。今日から始めた薬浴ですが3日に1回は水換えをしようと思っています。体力がなくなるのは治療もできないので、咲ひかり稚魚用を餌として少しばかり与えています。

    小さいからだで懸命に頑張っています。わたしはあきらめたくありません。。

    私には先生のような知識がありません。どうかアドバイス下さい。宜しくお願いします。

    SPEC SHEET

    問題が出た水槽サイズ(横)【cm】 45cm
    問題が出た水槽サイズ(奥行)【cm】 30cm
    問題が出た水槽の水深【cm】 28cm
    問題が出た金魚の(尾を含まない)体の長さ【cm】 4.5cm
    問題が出た金魚の体重【g】
    水換えの頻度と量【何日毎&何割交換】 14日毎、3分の2交換
    ◆濾過装置の種類 上部濾過装置
    ◆エアレーション あり
    ◆底砂 なし(ベアタンク)
    ◆その他アクセサリー あり
    その他アクセサリー(ありの場合、それは何ですか) 陶器製の穴
    与えている餌の商品名
    与えている餌の量 毎朝1回
    総アンモニア 【mg/L】
    亜硝酸塩 【mg/L】
    硝酸塩 【mg/L】
    pH 【-】 7.5

     

    1. ウエノさん こんにちは。
      まず餌の種類が未記入で不明ですが、前回同様、栄養失調を疑っています。
      僕も生餌を与えていた時期があり色々な経験をしてきましたが、問題が多いと感じ、メインは人工餌にしました。
      例えば成長にはタンパク質、運動には脂肪酸が必要だとしても、それを効率よく消化吸収するにはビタミンが欠かせないし、各機能を正常に維持するにはミネラル分も必要だったりします。
      青水飼育や苔、水草を食べさせている環境なら最低限必要な栄養素は含まれますが、人工餌ほど高濃度に凝縮されていないので高い活動レベルを維持して元気に泳がせるには足りないとも言われます。
      ですので餌に海苔や野菜を与える場合でも必ず人工餌を欠かさず与えてあげてください。

      3時間で起きたとされるヒレの破損に関しては仲間が居ない単独飼育だと本人が自分で自分を傷つけたことになりますね。
      呼吸が荒い事なども考慮すると感染症の可能性は無いでしょうか?
      全身が痒くて暴れたとかはありえませんか?
      液体餌に関してどのくらいの時間漬けられていたか分かりませんが、粘膜に居る雑菌が栄養分で急増したりとかするほどの時間ではありませんでしたでしょうか? 勿論本水槽に問題があった可能性もあります。

      本水槽は水換えを行いエアレーションを強くして水質改善されたほうが良いかもしれません。
      金魚は感染症の疑いがあるなら軽症の間に塩水浴させて経過観察したほうが良いと思います。
      ・・・とお答えするつもりで読んでいましたが既に薬浴されているようですので、その場合は変更せず継続してください。

      経過観察して改善するかどうかを見守ってあげてください。
      薬浴の場合は1日から3日程は悪化を続ける事がありますが、そこは餌も与えず見守り、粘膜が大量にはがれたら(水の匂いが臭くなったら)100%交換して金魚が休める水質を維持して下さい。
      薬浴は金魚が水質(薬の刺激)に慣れてからが勝負です。基本的に効果を落とさないために餌は与えないでください。
      気になると思いますが、薬浴中は構わず人の気配を感じさせないように暗くて足音のしない場所で休ませてください。

      25℃と言うことはヒーター使用という事ですね。
      治療中は温度変化しないほうが金魚への負担が軽減されるのでナイスです。
      ただし25℃は水が痛みやすいので水質管理は注意して泡が出たり匂ったりしたら早めに替えてあげて下さい。

      PS
      危うく見逃すところでした
      僕は先生ではありませんよ。
      死にぞこないのくたびれ貧乏ジジイの僕を先生と呼ぶのは、やめて下さい。

  8. こんにちは。
    先日に引き続きありがとうございます。

    確かに栄養失調だったのかもしれません。
    5匹飼っていますが、飼育環境をいくら整えても定期的に尾が切れて自然に再生するを繰り返します。水槽に寄りかかりポケ~っとしたり、洗濯バサミでつままれたようのお尻をあげてボ~っとしたり、背泳ぎをしたり、うんちを食べたり、ふんわりしていた尾のボリュームがなくなった子もいます。そして今回では沈んだまま仰向けに寝ていて焦りました。これらは栄養失調の現象ですか?

    栄養失調と考えたことがなかったのでこれらは個性のひとつだと思っていました。巨大にしたくないあまりに餌が少なかったようです。今回は日々の蓄積でクラックラのフラッフラだったのだと思うとみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

    1週間の薬浴を終えて、欠損していた尾の先は透明だったのでしが黒色に色付き再生しました。まだ一部未再生なのでばい菌が入らないように見守ろうと思います。ズタボロ事件で絶望的でしたが思っていたより回復力が早く無事に生きてくれてとても嬉しいです。うちの子はよくがんばりました!!

    餌は咲ひかり(稚魚用)です。気持ち少なめの量を朝8時と夜18時の計2回の食事にしました。以前より健康なパワフルうんちをし、うんちを食べることが少なくなりました。全員尾が切れていたのが再生しているような気もします。それと、早寝だったのですが夜ふかしをしている子もいるみたいです。これはいい傾向ですか?

    人間と同じように食べても食べても太らない金魚はいますか?
    1匹おっとりした子でゆっくりですがしっかり完食してすぐにうんちをします。食べても食べても一時的にお腹がぷくっとして1年前と比較すると尾がヒラヒラと伸びたけどからだは成長していません。ケガをする要素がないのですがどこで何をしたのやら、定期的に尾がスパッと切れゆっくりと再生します。強くないようです。じょうぶなからだを作るためにできることはありますか?

    別件で、今回病気になってしまった子を気にして観察していたせいかイジけてしまった子がいます。水槽越しに顔や指を近づけると誰よりも近づいてきてくれる子が、明らかにフンッと方向転換して離れたり、こちらを見つめる視線が冷たいです。こんなこともありますか?平等にコミュニケーションをとろうと心がけています。

    今年は6匹飼育していたのですが1匹は星になってしまいました。。何十年も一緒に暮らそうと思っていたのでとても悲しかったです。。年末に今回の件で危機的状況でしたがおかげさまで5匹で年が越せそうです。

    金魚部さんはわたしにとって先生、師匠レベルです。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

    1. ウエノさん こんばんは。
      念の為強調しておきたいのですが、
      栄養失調 と 餌不足 は違うものです。
      栄養と言うのはどれだけ良いものでも単独では働かず多くのものが相互作用で機能します。つまり、何かが決定的に足りないとそこから崩れだし健康維持が出来なくなり、これを栄養失調と言います。近年流行してきたローカーブダイエットなど何かを摂取せず栄養失調を作り出すダイエットが長期的に体に悪いとされるのはこの事に起因します。話を戻しますが、栄養失調は餌が少ないだけでは起きないもので栄養素が偏るなどバランスが悪い時(偏食している場合)に起きます。

      一方で餌が少ない場合にまず起きる事は金魚が運動しなくなるという現象です。運動量が落ちて体力や免疫力が下がり、痩せたり病気がちになるのはその先の話ですので、まずは健康な時の運動量を良く観察して覚えておき、それが衰えだしたら注意するようにすれば餌を少なく与える飼育をしていても最悪の流れは予防できます。(僕も餌を少なく与える飼育法を実践していますのでこの辺の事は知識だけでなく経験を通じても良く存じています)
      また餌の総量が少ない場合は消化能力が衰えて他の問題が出ることもあります。給餌不足を予防する為に、青水飼育、水草、苔、プランクトンなど金魚が常にちょびちょびと口に運べるような餌も水槽にあると良いです。僕はこの点でジャングルタンクを推奨しています。
      そしてこのジャングルタンクの要素は同時に金魚に必要な栄養バランスを持つ餌でもあります。アカムシや人工餌に比べると決して美味しくないし、一気喰いもできませんが、時間をかけてちょびちょびいくので消化機能の低下も予防できます。

      金魚飼育は水質管理も給餌も他の事も重要なのは「バランス」と「安定」ですので適正と言える範囲内で飼育する事や環境を急に大きく変えないように維持する事が大切と思います。
      給餌も水換えもバランスよく地味に定期的に続けてあげてください。
      現代生活において忙しいとついついサボりがちですが、後に治療に奮闘するより日々の世話をするほうが金魚にも飼い主にも良い結果を齎すと思います。

      >早寝だったのですが夜ふかしをしている子もいるみたいです。これはいい傾向ですか?

      これは分かりません。
      ウチの金魚は相対的に早寝で夕方以降は寝るモードで日が暮れたら寝ています。
      中には夜中でも移動している金魚も居るので「コイツ何時寝てるんだろう」と思う金魚も居ますが、特に健康に問題があるようには思えないです。
      この辺は本にも書かれて無いし、論文も見たことがないので、睡眠に関しては知識ゼロです。

      >人間と同じように食べても食べても太らない金魚はいますか?

      生餌だけで育てていると上記の栄養失調になる事があり成長し無い事もありますが、人工餌を与えていて病気でなければ食べれば体は大きくなりますし、大きくならない金魚は良く見ると他の金魚に比べると食べてません。逆に1匹だけ大きくなるような金魚は見たら常に何か食べてます。
      金魚のアナトミーに関する本によると餌の栄養は最初に骨を作り、骨格が十分な強度になれば次は肉に使われます。更に栄養が摂取できていれば肉瘤とかになります。
      年齢を重ねると尾が伸び、肉瘤が膨れてきます。(STではない金魚&コブアリの金魚の場合)
      だから僕は餌を減らして何年もかけてじわじわと大きくするようにしています。さもないと体ばかり大きくなりバランスが悪い(魚屋さんに並んでいるような)長い(頭が小さく体がデカイ)魚になるからです。
      琉金はそのような育て方を良しとするようですがランチュウやオランダでは「腹の出る飼育」と呼ばれてNGです。

      どうしても成長不良が疑われ、それを確認したいならSGRというものを計測しなくてはいけません。
      金魚の成長率の事ですが、稚魚ならSGRは普通5%前後ですが2歳魚にもなれば1.5%くらいまで落ちます。
      ちなみにSGR5%の金魚はMAXで餌を与えると14日で体重が倍になり、SGR1.5%なら47日で倍になります。
      これらは(特に高級魚を育てている)養殖場などで計測されているもので出荷までの日数を計算してコントロールしたりするのにも利用されます。

      PS
      僕も勉強中の身ですので、格付けるならウエノさんのクラスメートみたいなものです。年齢的にはオジイさんくらいかもしれませんけどw

  9. 金魚部さん、はじめまして。
    やまと申します。
    金魚の飼育方法を検索して検索して、品評会用魚のサイトに行き着いたり水族館のサイトに行き着いたりしながらも、ようやくこの素敵な記事にたどり着きました。
    是非質問させて頂きたいのですが、その前に。
    私の水槽は立ち上げから半年以上たっているのに金魚をお迎えしていないのは、実ははじめディスカスを飼育するために内容をそろえていたのに、90スリムでも水深36センチではディスカスをのびのび育てられないと知り、別水槽を用意して飼育しようと思っていた金魚をこの90スリム水槽で飼育することになったため、ディスカスとは勝手の違う金魚の飼育方法を学び品種を選びなおしたりしていたからでした。
    金魚を迎えていない間もアヌビアスナナとウィローモスがあったため変わらずにライト(ジェックスとニッソー、それぞれ2灯32w10時間)やフィルター(スリム水槽のため上部がおけず、場所もないため外部も厳しかったのでジェックススリムフィルターL中身を洗車スポンジに入れ換えたもの×3)、いぶきエアストーン35cm×2を動かしていました。
    ちなみにディスカスを水草水槽で飼育する予定だったためプラチナソイルです。

    苔や藻やぬめりありません。
    この半年でウィローモスがそこら中大量に繁り、水質が安定していたのですが、金魚水槽にすることを決心して、ウィローモスを取り除きました。かわりにカボンバをかなりたくさん繁らせようと考えています。
    ウィローモスをとりのぞいたせいなのか、暫くしてから、硝酸が0~10→10~25mgGH4→8、KH3→6と状態があまり良くなくなってしまったようです。

    質問1、カボンバを入れることで改善されますか?
    水道水を検査したところ、みずかえをしてもおそらくあまり改善されないと思われます……
    また、飼育方法を調べているときちらりと見たことなのですが↓

    質問2、水草をたくさん入れ、またエアレーションをすることで、浄化作用によってみずかえ頻度を減らすのが理想的
    とのことで、まず金魚をお迎えしていないのでなんとも言えないのですが、やはり金魚部さんもみずかえの刺激についておっしゃられているようなので、水草とエアレーションで減らすのが理想的なのでしょうか。
    とりあえず浄化作用を聞いたためエアレーションのほうは自分なりにいい設備をしましたが……。

    質問3、金魚の理想のph、温度
    金魚の飼育方法を調べていると、やはり金魚は丈夫な魚ですから6~7.5phや5~30度と結構にはばがあるように思います。
    ディスカス飼育が目的だったため6.4~6.8をを保っていますが、金魚ブログをされている方は「6ph台になってしまった!」とあわてている方がいらっしゃり、びっくりしました。金魚のph理想は7前後でしょうか?
    ヒーターは温度設定できるもの200wを2つつけています。
    こちらは、金魚の理想の温度としていろいろな記事を見たうえで24度を保っておりますが、金魚部さんもおっしゃられているように冬場は10度程度と季節感を気持ち強めに味あわせるほうがいいのでしょうか?
    健康的になり、また色あげ効果もあると聞いたことがあります。その点から24度設定はあまりよくなく感じてしまいます。
    10度設定できるヒーターはあるのでしょうか……??
    私の使用しているものは最低22度までです……。

    質問4、水槽水にてを入れるとモーターの振動がわかるのですが、金魚にストレスでしょうか

    質問5、この照明だと金魚にストレスでしょうか。
    ニッソーライトは譲って頂いたもので、ジェックスは格安で中古で購入したもので、ジェックスの光量は弱く見た感じニッソーの一灯分です。

    つらつら書いてしまい、すみません……。
    お迎えは琉金4匹程度を予定です。
    もしよろしければ、お暇なときにご回答のほうをお願いいたします……。

    SPEC SHEET

    問題が出た水槽サイズ(横)【cm】 90
    問題が出た水槽サイズ(奥行)【cm】 30
    問題が出た水槽の水深【cm】 36
    その水槽を立ち上げてからの期間【年月】 7ヵ月
    問題が出た金魚の(尾を含まない)体の長さ【cm】 まだお迎えしていません
    水換えの頻度と量【何日毎&何割交換】 なし、たし水のみ
    ◆濾過装置の種類 外掛式濾過装置
    ◆エアレーション あり
    ◆底砂 あり(その他)
    ◆その他アクセサリー あり
    その他アクセサリー(ありの場合、それは何ですか) 岩(熱帯魚のペットショップで購入、大事をとって煮る&1ヶ月バケツで水にしずめていたもの。)、アヌビアスナナ、底砂はソイル
    与えている餌の商品名 咲ひかり育成と色あげ、冷凍あかむしを購入しました
    総アンモニア 【mg/L】 試験していません
    亜硝酸塩 【mg/L】 テトラ試験紙で反応なし
    硝酸塩 【mg/L】 10~25
    pH 【-】 6.8
    GH 【°dH】 8
    KH 【°dH】 6
    溶存酸素 【mg/L】 試験していませんが、いぶきエアストーン35cmを2本、24時間かけています

     

    1. やまさん はじめまして。

      >質問1、カボンバを入れることで改善されますか?

      GH,KHに関しては数値が乱高下するのは良くありませんが、安定するならお書きいただいた数値の範囲なら金魚は問題ないと思います。
      特にKHがゼロとか低い値の場合は水草が多い環境では天気の良い日の1日のPHの変動幅が驚くほど大きくなりますので、そこそこ高いKHはそれに抵抗するので良いサインです。
      水草の安定は、苔やプランクトンとのバランスでもありますし、大きく形質変更された今は未だ不安定かもしれませんが、レイアウトの変更などを止めて環境自体を安定させてから、その結果どのあたりの数値で安定するかを確認してから次の手を考えるべきだと思います。
      カモンバを入れるなら入れる・・・と言う風に必要と思われる事は全て完了してしばらく期間をおいてから水質のパラメータをご確認下さい。

      >質問2、水草をたくさん入れ、またエアレーションをすることで、浄化作用によってみずかえ頻度を減らすのが理想的
      とのことで、

      それは自然界に近い環境(水量が50トンなど)では正しいですが、水槽など大きくても所詮100リットル、200リットル程度の限られた環境では誤った認識です。
      100リットル程度の水は自浄作用が働きませんので徐々に酸性化すると共に酸素の溶け込みも悪くなる為、その中に金魚を入れたまま長い期間飼育すると金魚は低酸素環境の中で徐々に弱い魚になります。
      熱帯魚やメダカの場合は分かりませんが、金魚飼育では水換えこそが正義ですし、その1番の要素としての溶存酸素量こそが最重要項目です。
      刺激の問題だけではありません。
      またエアレーションは循環や余分なガス(二酸化炭素など)の排出に寄与しますが、酸素の取り込みはやはり水面の面積、水面の流動が重要です。

      >質問3、金魚の理想のph、温度

      理想のpHレベルは7.5前後とされます。これには科学的な根拠があり、金魚が病気になりにくい、バクテリアが安定しやすいなど、この近辺を維持できていれば安心感が高いです。
      pHも安定がすべてですが6.0など酸性側で維持するとバクテリアの活動レベルも落ちますし、更に酸性に偏れば、金魚の抵抗力が落ちたり、濾過バクテリアが増殖できなくなったりとトラブルが多いですし、逆に高すぎるpHはアンモニア中毒やガス病が出やすいなど極端な値での安定は健康維持や管理が難しくなります。

      温度に関しては25度前後が金魚に負担が少なく良いのですが、これは10℃以下だと免疫が低下してしまう事や30℃以上だとそれだけで体力を奪われてしまう事などの問題が25度前後で出ないと言うだけのことです。
      僕は独自の考えで、この温度に関しては25度が理想だからと言って「固定してはいけない」と考えています。
      これはヒートショックプロテインの記事で詳しく書きますが、金魚を健康的に長生きさせる為にはセミファータルなストレスを与える必要があり、それを最も安全に行えるのが温度の変化による方法だと僕は考えます。それ以外のストレスは死なせる問題もあり初心者にはコントロールが難しいと言うのが僕が温度変化をストレス要因として使う理由です(=他よりも安全と言うこと)。テレビのCMでヒートショックプロテインに関して間違った認識に誘導するものがあるようですが、詳しくは記事にて書こうと思います。

      ヒーターに関しても記事を書いていて未完成でしたが、こちらはこの機会に完成させて公開してしまいます。
      (→)ヒーターを10℃以下でも自由に設定できる方法
      をご覧ください。
      この方法なら10℃以下でも自由に設定できるだけでなく、独立した2つの回路で温度を制御するので故障しても金魚を死なせる事がないので安心です。

      >質問4、水槽水にてを入れるとモーターの振動がわかるのですが、金魚にストレスでしょうか

      金魚に関してどうなのかは分かりません。僕は住環境に関しては専門分野なので色々な記事を読んできました。例えば、定常的な細かな振動に対して人間の脳は認識しないようにキャンセルしてしまう機能がありますが、これが健康被害を防ぐわけではなく病気になる人も居ると分かっています。 金魚も反応しないから大丈夫なのか、長期的に見ると問題が出るのかは 僕には分かりませんが、人間の場合は問題が出るので金魚も注意したほうが良いかもしれません。
      また機器のメンテナンスの観点から、異常振動は回転軸がぶれている為、エネルギーのロスが大きく電気代の無駄にもなりますし、振動が繰り返されると可動部が壊れ寿命を短くいする原因にもなりますのでインペラーの不均質な磨耗が原因なら交換、取り付けに関する問題なら制震ゴムを入れるなど対策を講じたほうが良いと思います。特に磨耗などで火事などにならないようにご注意ください。

      >質問5、この照明だと金魚にストレスでしょうか。

      光の強さに関しては気にしなくて大丈夫です。太陽光の直射でも金魚は問題ありません。
      点滅したりするとストレスになるので蛍光灯などはフリッカーが出たら交換するなどの注意は必要かと思います。LEDは切れてしまうので自動的に交換ですね。
      また人工灯であれ太陽光であれ金魚は区別できません。 明るいと活動し、暗いと寝ます。そしてこのリズムが重要で、不規則にすると生活習慣病になります。
      ですので人工灯を使う場合はその点灯時間帯の日々の規則性に注意が必要と言われます。
      僕は一切使用しない派なので、金魚部屋は太陽が沈めば真っ暗で金魚は寝ますし朝になると徐々に明るくなり活動を再開します。
      人間も含んだ動物の場合、健康維持に重要と言われるのが、寝る前は徐々に暗くなる事、光の高さが徐々に低い位置になる事、光の色温度が徐々に低くなる事です。徐々に変化する事で自然な睡眠や脳の休息に移行しやすくなります。
      特に魚は急に暗くなる事がストレスですので、(琉金は大丈夫と思いますが)ワキンのような泳ぎが速い種類は怖がって泳いでいる中、消灯直後に勢い余って飛び出してしまうこともあります。
      ですので点くべきではない時間帯に点くストレス、急に消える事によるストレスくらいを注意すれば問題ないと思います。

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