転覆病が出やすい飼育環境や方法

このオランダの転覆後真剣に勉強を始めました
前回投稿時にここに来られている皆さんのキーワードを見たら
大多数が 転覆病 とか 浮く とか ひっくり返る
でした。
たぶん一度温かくなってから急に真冬並みの寒さになり
耐えられなくなった金魚が多く出たのだと思いますので
予定を変更して急遽書いた転覆病関連の記事を投稿します。

転覆病は正しい原因が分かれば治せる病気です。
逆に言えば 正しい原因が特定できないと治せません。
原因が特定できないまま杓子定規な”治療”をしても
それが目の前の金魚が転覆した原因に関する治療法でなければ治せません。
ここではその原因をより正確に判断する為に考えてみていただくと有効と思う情報を書かせていただきます。

温度耐性の低下の問題

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多くの場合、温度が急に下がる事が原因で転覆しますが
その殆どは金魚の低温に対する温度耐性が低い事が原因です。
これまでの経験で小さな容器の金魚vs60cm水槽の金魚なら
圧倒的に60cm水槽の金魚が急に転覆する傾向がありました。
また治療後の再発を予防する効果が高いのも
60cm水槽ではなく小さな容器(5Lコンテナや20Lコンテナ)でした。
これは全て温度耐性の差によると考えていますので
そのメカニズムに関して少し書かせていただきます。

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▲5Lコンテナ

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▲60cm水槽

※以下の例は
 これまでの実際の飼育データの記録に基づく値を使用しています。

(ケース1)
昼間の4時間だけ室温が8℃ほど上がりその後は低く推移
この時、それ以外の時間では ほぼ10℃前後で低く推移。

60cm水槽
水量が大きいため4時間ほど室温が上昇していても
全ての水がその温度に上昇する事は無く全体の温度変化は
せいぜい1℃か2℃程度

20Lコンテナ
8℃の上昇が4時間持続すると10℃前後だった水温は徐々に上昇
室温が18℃に対して水温は14℃まで上昇後4時間経過
その後室温は下がり低く推移するので上昇幅は4℃がMAX

5Lコンテナ
4時間と言う時間があれば5Lの水が室温に近づく事は容易。
結果的に4時間経過後には殆ど室温と同化して18℃に上昇
上昇幅は室温とほぼ同じ8℃となる。

 

(ケース2)
急に真夏日となり1日中ポカポカ陽気
夕方から曇りだし夜まで暖かさは温存

60cm水槽
1日中温度が高いといくら水量が大きい水槽でも最終的には
時間の問題で室温に水温が同化してしまいます。
しかしそれが1日程度のものなら完全に同化する前に下温となるので
通常の観察から、このような時の上昇幅は春でも真夏でもせいぜい5℃~8℃です。

20Lコンテナ
一方20Lコンテナはその水量だけでなく水深が15cmと低く空気に触れている
水面の比率が大きい為1日中高温ならほぼ室温と同じまで上昇します。
記録では稚魚飼育時に1日で15℃もの水温変化を記録した事があります。

5Lコンテナ
もはやなす術も無く、室温に同化します。
こちらも記録では15℃もの水温変化(室温の変化とほぼ同じ)がありました。

 

(ケース3)
ケース2の直後に真冬並みの寒さ
(室温8℃前後)が2週間続く

60cm水槽
1日中寒い日が何日も続き、ろくに太陽も出ないと
水温上昇は見込めないために水温は徐々に下がり
この程度の差なら数日かけて室温まで下降します。

20Lコンテナ
こちらはそれまでの温度が何処まで高くなっていたかによりますが
1日か2日で室温と同化するまで下がります。

5Lコンテナ
5Lですのでタイムラグはあるものの殆ど室温付近で推移します。

 

このように60cm水槽は1日程度の急変で大きく温度変化をしませんし
特に1日の中で数時間温度が上がる日中も大きな変化無く常に水温が緩慢な変化をしています。
一方、5Lコンテナの中は激動の戦国時代状態で ”室温なの?”というほど水温が変化します。

この時中に居る金魚ですが、
60cm水槽では通常の日々は大きな変化無く過ごしていて
急に寒波が来た時などにのみ下温を経験する事になります。
一方
5Lコンテナや20Lコンテナのメンバーは
大小差はあれ、ほぼ毎日、刻一刻と変わる温度変化に晒されるので
急に寒波がきても普段から温度変化を経験しているので
温度耐性がある程度高くなっているので
それが引き金になり難いと考えられます。

ですので60cm水槽の金魚のほうが5Lコンテナの金魚よりも
急激な温度変化には弱いと言えるとおもうのです。

強くする為に外で飼う方も多いですが、
僕は観賞目的でペットとして飼っているので
普段、様子を見られない屋外に出す予定はありません。
でもヒーターで加温飼育している金魚が弱くなるのと同様に
60cm水槽は1日の中での水温変化がおきにくいので
この点が問題だと感じる事が良くあります。
安定しすぎるのも問題です。

ここでは安定環境に居る金魚をいきなり過激な温度変化に晒すべきではありませんが、徐々に慣らすことが出来るような温度になる春から夏に適切な容器に引越しさせたり、ヒーター使用の方もこれを期にヒーターの温度より水温が上昇する春以降にヒーターを撤去すると今度徐々に低温に対する耐性が上げられると思います。 しかし、高齢の金魚や巨大な金魚に関しては安全に移行できるかは経験が無いので分かりません。
無理は良くありません。

水深の問題
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金魚は池などで生きていける体なので1m近い水深でも問題はないそうですが
一方で浮き袋が1組(2部)だけでそれがとても壊れやすい為
デリケートに扱う必要があるようです。
水換えを乱暴にするとそれでアウトになる事も多いようですが
これも水圧が急変して対応できずに壊れるようなメカニズムだそうですが
同じく大きな問題として日ごろの飼育環境の水深の問題があります。
一般的に金魚はボトムスリーパーと呼ばれる部類に入り
”底で寝る”と定義されています。
実際には浮いたまま寝る個体も多く居るので全ての金魚が底で寝るわけではありませんが
この 底で寝る と 水深 は浮き袋の異常に関係しているという研究者さんの解説を読んだことがあります。
個体差がある事なので全ての金魚に対して警戒する必要はありませんが
浮き袋が成長不良だったり弱い固体だったりすると思われるなら
この水深の問題は軽視せずよく観察してあげてください。
条件としては
◆常にではなくても(時々でも)底で寝ている
◆食後によくフラフラと泳いでいる
このような条件両方に当てはまる金魚が転覆したり予兆が出たときは
治療する場所の水深を15cm以下にしてあげてください。
また、浮き袋が先天的に正常な大きさではない、正常な前後バランスではない可能性がある場合は
深い水深のタンクの底で寝るだけでも徐々に問題が出やすいそうです。
(でも成長と共に改善する事もあります)
この場合は回復後も再発しやすいと思いますので
最低でも数ヶ月はそのまま飼育(全体の成長と共にバランスが改善する事を期待)、
可能ならその環境で何時までも飼育してあげてください。
僕はこの数ヶ月の治療場所での飼育の延長で多くを完治させられるようになりました。
直ぐに水槽に戻すと再発の繰り返しになりやすいのでこの方法がお勧めです。
現在もコンテナには秋にフラフラ泳いでいた金魚を入れたままです。
これらは冬までに正常になりましたが再発が怖かったので全てそのまま飼育しています。
春になり温度が上昇し安定したら水槽に戻す予定です。
(ちなみにこれらの金魚は全て普段から底で寝る個体です)
既に半年ほど治療場所で飼育したのでサイズも大きくなり浮き袋の配置やバランスも正常化したのでは?と期待していますが水槽に戻して直ぐに再発するようなら今後はコンテナで死ぬまで飼育していく事になります。

※15cmというのは目安です。
 僕の金魚達はこの水深で全てうまく行きました。
 僕は大きな金魚を飼育していないので大きい場合はその体の合わせて対応すべきですが、経験がない為どの程度が最適か分かりません。

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▲稚魚の時の浮き袋の形状やバランスの個体差
ほぼ中心に位置する銀色のものが浮き袋です。
前が丸く、後ろのが長細い三角に見えるはずですが
個体によっては後ろも丸に近かったり、片方が小さく奇形になっていたりします。
餌を食べるとその下に押し込まれるので下から浮き袋を押しつぶすようになることがありフラフラしますが成長期なら徐々に改善が見られサイズが1つアップする頃にはうまく泳げるようになるケースが多く見られました。 
ここまでの観察から、
常に餌を少量でも食べる毎日を送らせていれば問題は出難いと感じています。

餌の問題
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消化不良が出たら消化の良いえさを与えるのは理にかなう方法だと思いますが
小麦粉不使用が良い※ とか 低タンパクが良い※ とかはドライ餌同士で比較した時の話なので
金魚が普段から食べている餌(これまで消化できていた餌)をお湯で柔らかくしてから与えるなど
新たな負担を負わせないように対応してあげてください。
(夏など高温時はドライのまま与えるようにして過保護にしないほうが良いと思います。)
<少し荒い説明になっているので補足です>
※小麦粉不使用が小麦粉使用餌より消化が良いとは限りません。
 人工餌の配合や製法によっては真逆の結果になります。
※低タンパクの餌のほうが高タンパクの餌より消化は良いはずですTが
 常に食べなれた餌の配合を維持するほうが新たな餌に切り替えるより
 金魚への負担は少ないという考えに基づいています。
 転覆する前から切り替えている場合は問題ないと思います。

粉餌の膨張実験
▲ドライ 給水 ドライ 給水 ・・・
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▲給水後の餌を与えてみましたの図

生餌などは人工餌より消化が良いのは確かですが
必ずしも病気の金魚がその新しい餌を消化しやすいかは分かりませんので
普段から与えている餌を基本に考えてください。
急に生餌を与えて水質悪化させると金魚への負担は増大します。

餌を夏と冬で切り替える場合は
問題が出る前に行うなら安心だと思います。
問題が出てからの切り替えは逆効果になるかもしれません。

また可能なら 苔や青水などを餌と共に摂取させると消化を促進する効果が期待できます。
特に青水の沈殿物や苔や藻をバラバラにしたものは効果があると思います。
転覆病が出てしまってそれに消化不良が関係している場合は
水草は必ずしも良い選択ではありませんので苔・藻(沈殿のみOK・浮上NG)・青水が良いです。
藻や苔でも、消化不良の時は
長いひげのようなものがのびているのは見ていると噛み切れないようなので避けたほうが良いです。
※夏場や温度上昇時の対応の時は入れすぎに注意です。アンモニアが出ることがあります。

また餌はできるだけ普段から適量を確実に食べさせて
絶食などはできるだけ行わないほうが
僕達初心者にとっては長い目で見れば安心です。
絶食と言う治療法もあり、僕も何度も試みましたが
再発を繰り返す中、最後には勝負に負けて金魚を死なせて来ました。
また1日や2日ほどなら急に温度が低下した時に餌を与えずに
金魚が低温に慣れるのを見守るのは良い対応だと思いますが
この場合も1週間とか2週間絶食させてしまうと
その後、餌を再開してしばらくするとフラフラしますので
また対応が必要になります。
僕の場合は、綱渡りのように何とか転覆させずにいけた場合もありましたが
再発しやすく 治療 という意味では 絶食 という選択肢は
使い方が難しいカードだと思います。
決して効果が無いわけではないのでうまく使えば効果があると思いますが
現時点では 絶食 のカードは使いこなせていません。

また稚魚など成長期の金魚は絶食で死ぬこともあります。
同様に、成長期なら転覆しても餌を食べさせ続ければ
ワンサイズ大きくなる頃には
体内の浮き袋などの配置やバランスが適正化されるのか?(わかりませんが)
ほぼ確実に転覆傾向が消えます。

絶食させているつもりが無くても
数多くの金魚を1つの水槽に入れている場合は
その中の小さな金魚達が確実に餌を食べている事を確認してあげてください。
常に体の大きな金魚が多くの餌を食べるようなら別に飼うか
餌のサイズを細かくして一気食いしにくくして小さな金魚も
必ず少量は毎回口に入れられるように配慮すると安心です。

水換えの問題

これも最初半信半疑でしたが
高濃度の硝酸塩への暴露が転覆病の原因になりうる
という記事を見て転覆病が何より嫌いな僕は無視する事もできず
気にして観察して来た結果、
現時点ではこの説を信じる事にしています。

ここ1年は60cm水槽では冬でも週に1回程度を目安に餌や温度によって頻度を変えながら水を換えてきました。
転覆病を多く出していた昔は
水がピカピカだから・・・
と、冬場などは数ヶ月放置する事も多くありましたが
最近では見た目に関係なく定期的に水を換えるように管理しています。
また5Lコンテナ等は ほぼ毎日1/2ほどを入れ換える管理をしてきました。
前にも書きましたが、これを60cm水槽で毎日行うと2週間程度繰り返した時点で
濾過バクテリアが殆ど居なくなるのか?アンモニアが上昇してしまいます。
でも小さな容器だと毎日1/2入れ換えてもアンモニアがゼロで維持できます。
このように容器のサイズで挙動は違いますが、
早め早めの水換えになるように管理するようにしてからトラブルの発生は激減しました。
ただし、硝酸塩が低くなる代わりに、アンモニアが急に増えることが時々あります。
新しい水にするという事はそれだけ不安定にする事なのだと思いますが
金魚の調子は比較にならない程活発な状態を維持できているのでOKとしています。
今後は高濃度硝酸塩への暴露 を避ける事を意識して管理しながらより良い方法を模索していきます。
未だ未だこの硝酸塩の件はいろいろと未確認ですが
少なくとも、定期的、かつ 早め の水換えが金魚に良いだろうと考えています。
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▲給水時の急激な水圧の上昇を避けるように穴を開けたバケツで水を入れるようにしています。  これなら水位が急激に上昇しないのでどの金魚にもマイルドです。

まとめ

結局、過保護にし過ぎると金魚は本来の強さを失い弱い生き物になってしまうのだろうと思います。
また自然界を模倣した水槽という限定的な空間を人工的に正しく維持するのも大変な作業です。
この辺のバランスが一定レベルから外れて崩れてしまうと転覆病などの病気が出るので
何処まで世話をするか?の見極めも難しいと痛感させられます。
また飼育環境で結果も大きく変わりますので
結局、飼い主さんが一通り自分で経験しないと自分用の正解は見つからないと思います。
そんな中、比較検討用としてでも上記のような経験やデータがお役に立てばと思います。
転覆病は本当に嫌な病気で金魚も飼い主も辛い経験をさせられますのでできる限り 予防 で対応出来る事が望ましいと思います。
残念ながら転覆させてしまった方も、間もなく暖かくなりますので今後は温度上昇が味方してくれますので治療も楽になると思います。
それまで金魚が体力を落とさないように今は無理せず温存してあげてください。
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「転覆病が出やすい飼育環境や方法」への12件のフィードバック

  1. はじめまして。
    金魚を飼いはじめて半年の初心者です。困ったときには、いつもこちらのブログを参考にさせていただいております。ありがとうございます。
    (本当は困る前に参考にすべきなのですが、問題が起こらないと動けない人間なものですから)
    まだまだいろいろとわからないことだらけなのですが、今回は二つほど質問させてください。

    現在40cm水槽で一匹飼いしてます。
    温度変化はよくないと四面(横・左右・底)を黒いフェルトをはった発泡スチロール板で囲っていますが、温度変化OK? というより逆に温度変化させる環境のほうがよかったのでしょうか?
    朱文金なので転覆病の心配はあまりしなくてもいいのは確かなんですけど、、、

    転覆病といえば、
    この冬に導入しようとした丸手の金魚たちが浮いたり沈んだりして、最後には餌を吐き出して食べさせられず衰弱させて死なせてしまうのが続いてしまいました。
    (冬には金魚売り場に近づくなという教えが守れませんでした)
    こちらのブログでは時折「細菌を食べさせる」「PSBを餌にする」のようなことをケーススタディなどで読ませていただくことありますが、具体的にどのような方法で行ったらよいのでしょうか?
    死なせてしまった金魚たちが、これで助けられただろうとは全然考えられませんが、
    (原因はそれぞれに違いますが、全て私の判断ミスです)
    これからのために、ぜひとも覚えておきたい知識なのです。
    金魚部さん以外ではあまり見かけられない話ですので、いつか記事にまとめていただけたらと思いお願いにあがりました。
    お手数をおかけいたしますが、お手すきの折にでもかまいませんので、よろしくお願いします。

    1. 赤帽彗星さん はじめまして。
      お返事が遅れて申し訳ありません。
      >問題が起こらないと動けない人間なものですから
      僕もです。

      >温度変化はよくないと四面(横・左右・底)を
      >黒いフェルトをはった発泡スチロール板で囲っていますが
      温度変化をさせたくない場合は側面ではなく 蓋をするのが鉄則です。
      やってみれば分かりますが、この蓋はサランラップでも絶大な効果があります。
      (出来ればもう少し断熱性能が高いほうが良いですが)
      熱は上に上昇する事で逃げていくので側面よりも蓋をする事で大幅に損失を軽減できます。
      また空中に浮かせるように台などに載せている場合や水温よりも冷たい物質に接触している場合は下から冷気が来るのでここには発泡スチロールが必要です。
      側面も無いよりはあるほうが良いですが重要度から言えば最後になります。
      ただし、蓋は蒸れる原因にもなりますのでドーム型の大きなテントのような蓋があると安心です。
      トラップする空気が多ければ多いほど蒸れなくなります。
      ただし大きすぎると対流という現象が起きるので熱の放出が早くなりますので対流をさせない工夫も必要です。

      >PSBを餌にする
      ごめんなさい。 これは途中で辞めてしまいました。
      現在、猛プッシュ中の 
      金魚部三種の神器
      ◆青水(又はその沈殿物)
      ◆苔
      ◆藻・水草を刻んで沈殿させたもの 
      これが殆ど代用してくれるためPSBの実験は辞めました。

      今後記事にすることもかなり先の先の未来まで無いと思いますので
      ここにバクテリアの専門家から教えていただいたお話を書きますね、
      「PSBは養殖場さんなどで魚の調子が悪い時に飼育水に混ぜる事で魚を元気にするという使われ方をしてきたもので、これはPSBが生きたビタミン補酵素であることによる効果です。 特に冬の低温時などはビタミンが不足しやすく水のような細くて長い白い糞をすることがありますがこのようなときにPSBを少し飼育水に混ぜれば効果があるそうです。」
      このようなお話を聞かせていただき、その効果を期待して利用していましたが、現在は緑の餌(金魚部三種の神器)がその役目(ビタミン補給)を果たしてくれる為これで代用するようになったんです。
      結局、PSBはその効果を実感できるほどの期間使用していませんのでYESともNOとも言えないまま中断してしまいました。

      またこの場をお借りして補足しておきますが
      水質浄化細菌の代表として売られているPSBですが
      これはバクテリアのサイクルの1番最初のプロセスを担当するもので
      アンモニアや亜硝酸塩を分解する事はできません。
      タンパク質(糞や餌の食べ残し)を分解してアンモニアを作るのが仕事です。
      僕はこの部分を最初勘違いしていたのでアンモニアが出たら入れるもの?みたいな勘違いをしていて、PSBの本来の使い方は専門家の方に解説していただくまでは分かりませんでしたが、本来は弱った魚に栄養剤を与えるような使い方が正しいようです。 PSBの成分は公開されていませんが、その方によればポポンSというお薬とかなり近い成分だということでした。 ご参考まで。

      またこの手の ”餌” に関しては 三世の飼育に関する記事で全く別のものを近々ご紹介しますのでご期待ください。
      とはいえ冬に消化不良になった成魚が食べられるか? 食べるのか? は分かりません。
      PSBほどではないけど小さな餌なので・・・

  2. 最近、転覆病の対策として、空気を吸い込まない沈下性のエサを与えるとよいことを知り、実行しましたところ、転覆気味だったオランダ獅子頭の転覆が見られなくなりました。

    1. マイクさん こんばんは。
      それで治ってよかったですね。
      転覆病には数多くの原因がありそれらを全て除去できないと治せません。
      原因が1つだけというのはラッキーなケースでしたね。
      浮上餌だけが原因ならそのような対応で済みますが、そのまま浮き袋や内臓の機能障害でも出ていれば根本的な環境改善から行わないと直ぐに再発しますし治療期間も数ヶ月になります。
      転覆病は治療で治せますが、予防で出さない事が最も簡単で 金魚にも飼い主にもベストな対応だと思います。
      いずれにしても 治ってよかったですね。

  3. 金魚部さん、こんばんは。

    この前の琉金STですが元気にしております。
    更紗らんちゅうの事になりますが前に(4日間ほど前)この琉金STと水槽を逆にした時に昨日の早朝、お尻上がりになりまして餌やマリモ、小石などを口にしようと頑張っているみたいですが潜れなくなり緊急に小さなバスケットで水深を浅くとり夜、休みました。
    今朝見ましたら体制もフラットになりお尻上がりがとれ前に購入していたランチュウ水槽(背丈の低いタイプ)に変えてやりました。
    すると今は何も無かったかの様に普通に泳ぎ餌を食べて元気になりました。
    そこで例の琉金STも泳がせてみたらだいぶ楽にと言うか全然楽になった様子でまだ夜間だけはバスケットに入れていますが水深が浅くなった分、もちろん水深の関係か泳ぎ方も楽になり元気になり本人自信も余裕の顔つきになりました。
    今は60㎝1槽、90㎝1槽、計2槽ランチュウ水槽にしまして普通の水槽には浮き袋に難が出ていない元気組と分けています。
    やはり水深(圧)も非常に大切な事ですね。
    それからベタもあれからエアレーションをやめ小型フィルターにエーハイムのサブストラットを入れて底のジェルの中に水作の一番小さな投げ込み式ろ過を入れて安定しています。

    色々とアドバイスしてくださりありがとうございました。
    また金魚飼育の勉強をどんどん日頃の飼育の内容や結果を踏まえ頑張っていきたいと思います。
    では、(^-^)/

    1. オリオンさん こんばんは。
      水深は特に夜間底で寝る(ボトムスリーパー)の個体にとって重要ですね
      この時期に回復できたという事は他の要因がかなり良好に保たれているのでしょうね。
      全てがうまくいって本当に良かったです。
      これからも未だ寒くなるでしょうけど お互いこのままうまく乗り越えていきましょう。
      僕もバルーンオランダの春の産卵を夢見て、転覆させないように気をつけながら日本の冬に適応させたいと思います。

  4. 金魚部さん、こんにちは。
    例の琉金STと丹頂、更紗らんちゅうの報告です。
    更紗らんちゅうの方は昨日からバスケットに入れていますが体の傾きやお尻上がりは無くなりましたがやはり琉金STと丹頂の方は元気で消化の良い餌を与えて様子を見ていましたが今朝より琉金STがついにお尻上がりになり頭を(口を)バスケットの底に付けています。

    最低水温も気持ち上げています。
    このまま体力維持の為、消化の良い餌(ニンジン&カボチャの野菜ダイエット餌も含め)を与え続けても良いのでしょうか?
    何とか春頃まで持ち越してくれないかと祈るばかりです。
    たまにはバスケットから出して運動の為、転覆しても泳がせてみる事も大切なのでしょうか?
    今は活性を維持する為、水換えは頻度を高めています。

    丹頂の方はお尻上がりであっち行ったりこっち行ったりしていてスポイトや割りばしの先でコツンと触ってやるとびっくりして泳ぎ出して当分の間泳いでいます。
    こちらも琉金STと同じ餌をごく少な目に体力維持の為にも毎日、規則正しく与えています。
    またこれからの2匹の処置方など教えて頂ければ幸いです。
    いつもすみません。
    よろしくお願い致します。

    1. オリオンさん こんばんは。
      野菜などの生餌は栄養価も高いので水が悪くなりやすいことが多いので続けられる際には濾過の状態の確認を高頻度で確認してあげてください。 もし少しでも不安がある場合は人工餌を与える事をお勧めします。 死なせてしまっては本末転倒になりますので。

      お尻が上がる状態は転覆している状態よりも問題化しにくいので過度な構いすぎは避けて悪化させない程度に維持して冬を乗り越えて 春夏でじっくり治すほうが確実だと思います。 くれぐれも無理なく安全に管理してあげてください。

      また水換えをしすぎると ろ過が不安定になりますので 活性を上げる為だけに行うのはデメリットのほうが大きいですので 日向ぼっこなど別の方法も取り入れながら徐々に週一ペースに移行されたほうが安全かもしれません。

      なにぶん、オリオンさんの水槽の状態や金魚の活動レベルを見ていないので 現時点で何が良くて何が悪いのかを判断できませんが どうか金魚の生命の安全を最優先して維持してあげてください。

  5. 金魚部さん、こんばんは。
    早速のお便りありがとうございます。
    色々と現在何が必要か?
    何をするべきか?しないべきか?
    を理解した上で選択してやって行こうと思います。

    琉金STはお腹のウロコがほんの少し立っていますが活性を何とか維持して今日も人工餌を粉状にしてお湯で柔らかくして消化吸収良くなる様に体力の温存の為、微量を少しずつ与えています。
    丹頂の方も前から(去年から)ウロコが目で確認しずらい位のザラザラした感じで立っており昨日から気持ち分かりやすいくらいに立っています。
    ちゃんと泳ぎますし微量の餌も美味しそうに追って探し捕食しています。

    琉金STと丹頂はエロモナスの方の松かさだとすると去年からの若干のウロコが立った状態なので今までの松かさ病(内蔵破壊)で死なせた金魚達と明らかに進行も比較にならない位、遅いので同じ松かさでもこの様な場合やはり松かさ状態なのでしょうか?

    今日は7つ全ての水槽はアンモニアゼロでした。
    更紗らんちゅうの方は昨晩、1日中バスケットに入れて今朝、泳がせてやると無事普通に泳ぎ仲間の黒らんちゅうと仲良く暮らしています。

    後は琉金STと丹頂ですね。
    心配です。
    またこの様な場合の治療方法など教えてください。
    よろしくお願い致します。
    夜分すみません。

    1. オリオンさん こんばんは。
      同じ内臓関連の問題でも
      転覆病とは違い、マツカサ関連は殆ど経験がありません。
      ですのであまりお力にはなれませんが、僕も黒ランチュウに時々出てました。
      日本のマツカサ病は鱗が立つもの全てを含んでいてややこしいので僕はDROPSYという不治の病だけをマツカサ病と呼んで、それ以外をマツカサ状態と呼ぶことで区別してます。
      この マツカサ状態 に対応する単語として PINECONE DISEASE がありますが、これもDROPSYを含んだ全てのマツカサ状態を示す場合や軽症のみを示す場合等、ネットや専門誌で使われ方が様々です。
      でもあえてここでは 軽症で治療できるものを示すと言う事にして書きますと
      内部で炎症を起こした時などに起きる熱を逃がそうと鱗が立つ(拒否反応)や皮膚病のような感染症で開く場合など原因も何種類か見つけましたが これらは早期に対応すれば CUREABLE(治療可能)と書かれています。
      ペニシリンなどを使う治療法もあるのですが 僕は塩水浴か真水浴で毎日清潔なものに100%交換する方法で対応していれば治りました。
      ここで最重要なのは水量が十分に多くあるということです。1日程度でアンモニアだらけになるような少量で行うと逆に開いてきたりします。
      僕が経験した死なないケースは免疫の低下で起きているようなので、単純に清潔に維持していれば治ると判断しています。(経験数が少ないので確信は無いですけど)
      また新規導入魚に起きやすい問題として使われる ニュータンクシンドローム の定義を既存の金魚にも拡張して当てはめるようにしています。
      元の意味は 立ち上げ途中の水質不安定の中で起きる金魚が本来の力を出せずに簡単に死んでしまう症候群ですが、水質・温度・餌・濾過など飼育のパラメータを短期間に幾つも変化させると、まるで新しい環境に来た様になり適応できずに衰弱する事があります。
      これは俗に言う 構いすぎ の事ですが、これに該当した場合、少しの水質悪化でも鱗が立つとか尾腐れになる事があると思います。
      ですので もし、新しい事を沢山実行されている場合は一度以前の状態にして新しい事をやめてみるのも一考ではないかと思います。

  6. 金魚部さん、こんばんは。
    ご返事ありがとうございます。

    ウロコが開いただけではマツカサ病と断定し過ぎるのも早いと言えばそうなるとも言えますね。
    残念ですが琉金STは2日前に死んでしまいました。
    最後はお腹を上に向けているばかりで等々沈没してしまい☆になりました。
    最後は餌も口にせず呼吸が早くなりまた。
    とりあえず丹頂の方は20㍑ある容器に入れて真水浴しています。
    明日から新水100%に入れ替えて清潔に保ち様子を見てみます。
    色々とありがとうございました。

    1. オリオンさん こんばんは
      残念な結果になり申し訳ありません。
      のこった金魚を死なせない為にも、安定した環境でベーシックな飼育をしてあげて下さい。
      僕も同じように好奇心に任せて色々試してきて金魚を病気にしたり死なせて来ましたが、最近思うのは当たり前の事だけをサボらず行えば金魚は元気に育ってくれると言うことです。
      金魚熱が高いうちは なかなか抑えきれない衝動もありますが金魚のためにも、そうしてあげてください。

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