糞で見る金魚の健康状態と餌のバランス

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最初の頃は金魚の糞は与えている餌で色などが決まると思っていましたが
体調によって色が薄くなったりする事を知りました。
また黒に近い茶色や緑色が良い状態とも書かれていたのですが
これは人工餌や生餌だけでは実現でき無い事も分かりました。

まず最初にこれまで撮りためて来た金魚糞ライブラリから
餌や環境の違いによる糞のバリエーションを少し

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人工餌のみ生餌(ジュピター)

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▲エビパウダーを主とした餌

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▲自家製プリン

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▲赤ムシと人工餌と藻と苔

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▲ヨーグルトと人工餌と藻と苔

このようにかなりの違いが出ましたが
理想とされている濃い色の糞は
苔や藻や青水との組み合わせでしかキープできませんでした。

その糞が出れば金魚のコンディションがベストと言える
壊れやすく濃い緑色の糞は人工餌のみでは得るのが難しく
苔を頻繁に食べるように飼育する

青水で飼育する
必要があると分かりました。
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▲ベストと言える状態の糞

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▲数日~1週間でボロボロになります

ベースが人工餌でも苔や青水を常に摂取できるようにすればこのような糞になります。
僕の場合は人工餌はお湯で溶けてしまう 咲きヒカリ を除いて
他のものはお湯に数分漬けて給水させてから与えています。
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また生餌でもその1種のみを与えるのは良くないようです
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このように餌の色がそのまま出るような糞は良くないそうなので
多種を混ぜたりしながら 苔・藻・青水などと併用しながら与えています。
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その時はこのように何色にも分かれるのは良くないようなので
できる限り常に苔や藻を食べるように仕込まないといけないようです。

これらの事に気が付いてからはそれまで捨てていた苔や青水を
餌と考えて与えるようになりましたが
現在のようなスタイルになったのは去年の夏頃からです。

昔は苔や青水の何が有効なのか?
理論や理屈では理解しているつもりでしたが
実践を伴わない知識に過ぎませんでした。

今はようやくその有効性を実感するレベルになりましたので
苔や青水を無駄にする事無く 藻や水草も併用しながら
バランスよく摂取させるようにしています。

そのおかげで現在は糞の状態も最高レベルで
写真のように非常に早く分解する切れやすいものが大量に出るようになりました。

ここでお勧めなのが
これまでにご紹介してきた
藻を栽培して与える方法

青水を沈殿させて与える方法

水槽の苔を捨てずに食べさせる方法
です。
また邪魔くさがりの方は
青水で飼育するだけでもかなり高レベルの結果が出ると思います。

 餌として青水を沈殿させる方法 
これは場所さえあれば誰でも簡単に出来る方法で転覆病の治療にも絶大な効果を発揮するのでお勧めです。
ココア浴と同じようにパウダーのような物体を摂取させて消化を促進しますが
ココアとの大きな違いは水質を悪化させたり粘膜の剥離を誘発したりしない事で
安心して与えられます。
※ただし夏場などの高温時には水草同様、腐敗する事があるので
 高温時はアンモニア源になる可能性があるので注意が必要です。

作り方

大きな容器に濃くなった青水を入れて放置する

以上です。

とても簡単ですしエアレーションもフィルターも金魚もいりません。
数週間放置すれば上水が澄んでくるので
澄んだ上水だけ捨てて底に沈殿した緑の物体をそぎとって
金魚に与えます。
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時間の経過と共に沈殿物の色が濃くなります。
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上水を捨てて定規などで削ぎ取ります

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それを金魚水槽に入れればokです

 水槽の苔を捨てずに食べさせる方法 
これは水槽に出来た苔を洗い落とす代わりに
そぎとって与えるだけです。
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最初は食べても殆ど吐き出すと思いますが
徐々に慣れてくると思います。

苔には金魚が生きていくのに必要なタンパク質やビタミン類が絶妙なバランスで含まれるらしく餌としてはベストです。
特筆すべきはその消化の良さや吸収の良さで苔を好んで食べる金魚はコロコロと可愛く育ち、糞も沢山出せるようになります。

これらは想像以上に少量で効果が出ます。
沢山の糞が出るようになりますし
消化能力が高まれば元気に泳ぐし餌も良く食べるので
そのようなコンディションで春夏を充実させれば
不安定な秋も難なく乗り切り、冬も転覆知らずで元気に泳ぎます。
その為にも、温度が上昇する春先にこれらを準備して餌として適度に与えると夏>秋>冬がスムーズに移行できます。

またこれらの栽培は春夏は簡単に増やせますが
秋から徐々にペースが落ち冬は殆ど増えない時期が来ますので
年中与える場合は金魚の数を考慮して多めに栽培しておく必要があります。
苔は急には増えないので1面ずつ剥がす様にローテーションすると良いです。
また青水は屋外では低温すぎる場合でも日当たりの良い室内に設置すれば
年中増やせます。 ただし濃くするには金魚を入れる必要があるので
環境を選ぶと思います。(沈殿させる前の話です。沈殿は上記の方法で行ってください)

 <おまけ> 

良くない糞の例 

空気入り糞
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消化能力に問題が出た金魚が出す事が多い糞で
温度が急に下がった時などに対応できなかった
金魚が出すことが良くあります。

 

水のような糞
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体調が良くない金魚に出やすい問題でこれは黒オランダ3号が出していました。

 

グレー糞
写真が見つかりませんでしたが
黒オランダ1号がよく出していた糞です。
最近、内臓に問題がある金魚が出す糞と知りました。
ちなみに1号は転覆してから死にました。
奇妙だったのは同じ水槽の他の金魚は全て茶色の糞をしていたのに
1匹だけグレーの糞を出していた事でした。
黒ランチュウも一時期そのような糞をしていましたが現在は回復しています。

 

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※長い糞が良いわけではありませんが
 写真で大量の糞を出す金魚を表現し難いことや
 写真そのもののインパクトを考慮して
 主として長い糞の写真を選んで掲載しています。

ということで、今後も出来る範囲で
金魚がより健康的により長く生きられるように
飼育方法を工夫していきたいと考えています。

できれば皆が金魚の寿命と言われる
10年~15年は生きられるように飼育できるようになりたいです。
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「糞で見る金魚の健康状態と餌のバランス」への2件のフィードバック

  1. 金魚は夜のうちに糞をしてしまうようで、昼間に水槽の中で長く連なった糞の状態を見ることはほとんど観察されません。

    1. マイクさん こんばんは。
      うちも大きくなった金魚は餌が少なめになるせいか 皆、夜に糞をするようで朝とか夕方に見ることは稀ですが、一方で小さな金魚はその体に対して多目の給餌をしているので大体餌を与えてしばらく経過すると前に食べた分を糞として出しています。
      また(私見ですが)高齢化すると便秘気味になるような気もします。
      そんな場合も、コケやアカムシを多めに与えれば ところてん方式 で押し出されることが多いです。
      また 単独でバケツやタライに入れて塩水浴するとドバドバと糞を出すことが多いです

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