水中ポンプ式ろ過装置 & エアリフト式濾過器 経過報告

allglass_tankz
上部濾過装置を廃止して切り替えた新しい濾過装置の経過報告&新しいエアリフト式ろ過器のご紹介です。

前回までのコマスジ
(→)自作水中ポンプ式ろ過装置の製作 プロトタイプ
(→)上部ろ過終了、新システム導入

(ドリック)

現在3台作って全て使用しています。
まずこれまでに見つかった問題点から

◆吸い込み口の水流問題
吸水口は様々な部分から水を取り込むため
最初は予定通りの動作ですがヘドロが増えると
部分的に強い水流が発生したりと不均質になりやすいと判明しました。
※この為、稚魚などには危険で使えません。
安全のためにも露出タイプよりもウールで完全にカバーするほうが水流が安定します。

◆吸い込み口のヘドロ蓄積
基本的に動作していれば問題はありませんが
この部分にヘドロが蓄積します。
コーラのボトルで使用していたときからこれは分かっていましたが
ここで全てをフィルタリングして細かなものだけを中に入れる方式で
中のろ材を常にベストに保つためここは物理濾過フィルタとして
このようになります。
この部分を如何に簡単にメンテできるかがポイントですが
現在はナイロンタワシを外して洗うだけですが
今後上記の水流問題を改良したバージョンではこれが最大の課題になりそうです。
両方をカバーできるアイデアは未だ思いつきません。
カートリッジ方式にすればよいのですが
そのために構造が複雑になれば本末転倒なので
単純でパーツ数が少ないままクリアする方向で検討中です。

◆底にゴミが溜まる問題
本来、金魚が食べてくれると期待していた
底に溜まるゴミですが餌ではなく糞が殆どなので
水槽によってはかなり多く溜まります。
小さな魚が居ればこれもボロボロにしてくれますが
大きな金魚の水槽では食べないまま溜まりました。
これは上記の吸水口の問題を解決するアイデアで自動的に解決できると考えていますが どうなるかはやるまで分かりません。

◆リングの加工精度
4本のリングで内部の構造を支えていますが
この中で下に位置する2本だけはかなり高精度に制作して
可能な限りエアタイトにしないと下部への漏れが出て
水流が弱くなります。
リングの加工精度、取り付けが全て完璧なら
waterpump_OK
このように水位を下げても濾過装置内の水位は保たれます。
これなら設計どおりに濾過装置が働きますが
リングの加工精度、又は取り付けが不適切なら
waterpump_NG
このように水圧がかけられず水の重量を支えられず水位が下がります。
つまり下部からリークしているといえます。
※それでも水質に問題が出ていないので効率は落ちているけど機能はしているという状態と判断しました。
今回見つかったケースでは再加工しなくても組み立てを正しくして正常化させられましたが
次回制作時には予備のパーツを準備しておこうと思いました。
リングの厚み(縦の長さ)も重要です。

これら以外は計画通りで数ヶ月使用しているものでも
中は綺麗でヘドロの蓄積も無く
水質も問題ない状態に保てています。
外側も苔がほぼ予定通りに付いてきているので
水槽内でも目立たないようになりました。

(イオニック)

こちらの問題点は細いことです。
コンパクトにするためにこの管径を選びましたが
意外にもこの太さでは水流が強く小さな金魚には使用できません。
ドリックは見た目が太すぎると感じていましたが
稚魚などに使用するために
水流をマイルドにする場合は最低限ドリックの太さが必要と考えます。
もしくはディフューザーをつけて完全に水流を分散するかです。

それ以外には特に気になる問題はありません。

クリスタルパレス

crystalpales_1st
結論から言えば問題と感じる点が多く全面廃止しました。
エルボを使わず水流をuターンできるのでコンパクト化しやすいので何とか改良しようとしましたが
出口と入り口が近くなる問題が出るので ホースのようなもので出口を遠ざける必要が出ます。
これが見た目が悪く 様々なパターンを作りましたがどれもビジュアル的にNGなので廃止する事にして
ドリックやイオニックのような片側から入って反対から出る直流タイプの改良型を検討中で 時間が出来たら作りなおそうとアイデアを練っています。
cristalpalace_2nd

(マーブルタワー)NEW!

marble_rings_birdview
何かをゼロから作るのも時間が掛かるので
昔の記事でご紹介したものにそのままろ材とエアレーションを入れて作動させて見ました。
これはエアリフト方式というスポンジフィルタなどに使われる最も弱い方式ですが
スポンジフィルタのように簡単に目詰まりしないように考えてデザインしました。

marble_rings_detail

ポイントは、ビー玉の隙間が全て吸い込み口として働くので均質であることと
ろ材にウールを採用している事で長期的に安定した濾過が期待できる点です。
スポンジの弱点は形状が固定された中に穴が開いている事で 簡単に目詰まりします。
ウールというのは形状は固定されていなくて繊維が絡み合うことで一体化しているだけなので何処かが目詰まりしても水流があればそれに押される形で繊維が動くことで別の場所に穴が開きそこから水が流れる為周りが完全に厚いヘドロに覆われない限りは変形を繰り返すことで水流が保たれます。 このプロセスで徐々にヘドロに覆われる部分が拡大し最後には全面が覆われます。
これまでの色々なろ過装置の製作で見てきたパターンとして吸い込みの穴にヘドロが溜まり徐々に周りに広がりそれが全面を覆うとそこで機能停止となるので この程度の隙間なら開口率的にも急速には機能停止までいかないと思うので理想的だろうと考えています。

計算どおりなら通常のエアリフト方式とは比べられない程の長期間安定動作するはずです。(あくまで計算どおりなら・・・という話ですがw) 唯一、最初に懸念したのはこの隙間から餌が吸い込まれると金魚が食べることは不可能なので直ぐにカビだらけになるのでは?という事ですが、使ってみると問題は何も無く 現在までコロコロの10匹の生命維持を問題なく担当しています。

と、このように色々なタイプを作動させて問題点や良い点を見つけ出しながら今後の改良で何とか理想の形にしていく予定です。
今のところ 多くは予定通りなので
時間が出来たら改良版を作ろうかなと思っていますが
それまではこのままテストを続けます。

glass_6036_catF
▲60cm all glass category “F” tank
右は背景に同化してきているので見にくいですが左右に1本ずつの計2本あります。
右の苔が付いているのが最も古いプロトタイプです。
このように苔が覆えば存在は殆ど目立たなくなります。

左のものはエアレーションで水流を作るために入れているフェイクで中は空です。
これにより左右どちらも下から水を吸い込み上に出すというサイクルをするので
安定した弱い水流で水槽全体を回すという考えです。

glass_6036_catM
▲60cm all glass category “M” tank
こちらも同じように水流を考えてのエアレーション配置ですが
現在綺麗に露出するアイデアを練っている最中です。
これはテストで最終デザインではありません。
エアレーションのチューブは配線コードと並んで美しくないので
この部分を改良してみようと思っています。
アイデアは考えたので材料を買いに行く時間ができれば即製作し設置するつもりです。

glass_SQ
▲30cm all glass CUBE
マーブルタワーの入っている30cmキューブは
デザインの一部として苔を残しています。
苔は最初が重要でどのタイプが優勢になるかで
緑か茶色かになると思います。
ここまでの観察で、日光が弱いと茶色が優勢になりやすいと思いますが
緑の苔を既に増やしたものを水槽に入れておくと
このように意外にも光の弱い場所でも緑の苔が優勢になります。
また一度できると苔の維持には大した光線は不要です。
これもやっていて驚きました。
太陽光が永遠と必要なイメージを持っていたからです。
苔に関しては 別の記事で書いているのでこの辺で。

「水中ポンプ式ろ過装置 & エアリフト式濾過器 経過報告」への6件のフィードバック

  1. こんにちは、いろいろ参考にさせて頂いてます
    ビー玉ってどうやってくっつけてるんですか?

  2. ありがとうございます
    ビー玉は丸くて、つるつるしていて、水槽に入れても金魚を傷つけないのでいいですよね

    1粒ずつ貼り付けるのは大変そうですが、商品名まで教えてくださったので是非試してみたいと思います
    投げ込みフィルターの底にゴミが溜まるのが腹立たしいので、台を作りたいなあ

    1. ttさん、エスパーですか?
      > 投げ込みフィルターの底にゴミが溜まる
      これがもともと準備していた記事なんです。
      僕も同じ事を悩んでいて
      色々試してきましたが 
      遂に満足できるアイデアを思いついたので記事にしました。
      次回投稿しますのでお待ちください。
      コメントを読んだ瞬間トリハダが立ちました。
      偶然の一致と思いますが 驚きましたぁw

      ちなみにビー玉でオブジェを作ると
      同じく底にゴミが溜まりやすいので
      金魚が入れるように工夫するとか
      ゴミが入らないように工夫するとか
      対策が必要になる場合もあります。

  3. 気が合いますね^v^
    嫌ですよね、掃除してもフィルターをどけるとどんどんゴミが出てくるのは
    動かすと、隙間や継ぎ目からもゴミが戻ってきてムカツキます

    でも、私はビー玉は入れることで、あえて「そこにゴミを溜める」事を意識してます
    そのほうがビー玉は軽いし、ツルツルしてるので、ちょっと転がしながらそこを朝晩掃除機をかけるようにホースでつっついて、コップ1~2杯分出すだけで、綺麗になるので楽しいんです
    散らばらずにビー玉の周りにゴミが集まってるのが、吸いとりやすくて便利なんです
    これがフィルターだと、動かすと水流でゴミは舞うし、とても大変

    次回の更新とても楽しみです

    1. ほんと気が合いますね。
      >あえて「そこにゴミを溜める」
      僕とは逆のアプローチですね。
      確かにそう考えればビー玉は急にすばらしいごみ収集装置に見えてきますね。

      僕は現在苔を綺麗に生えさせて芝生のようにして楽しんでいますので
      できる限り苔にダメージを与えずに糞を取る方法を考えています。
      なかなかいいアイデアが出ないので
      何時になるかは分かりませんが
      何か思いついたら工作して記事に・・と思っています。

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