上部ろ過終了、新システム導入

黒オランダ獅子頭
今年は時間的にも去年ほど金魚の世話が出来ないので
可能な限り安定した環境に作り直さなくてはならないので
時間が出来ると、少しずつですが
小さなタンクの実験は殆ど辞めて
大きな水槽に魚を統合してきました。
そのついでに前にご紹介した自作のろ過装置を量産して
順次置き換えてきたのですが、先日最後の1台を取り付けて
全ての上部ろ過装置を一旦引退させました。

上部ろ過装置
▲これまで本当にお世話になった上部濾過装置4台は
 綺麗に洗浄して乾燥させて保管しておきます。

上部ろ過装置は
本当にありがたい濾過装置で、
これまでの飼育の重要な部分を支えてもらった
信頼と安定のシステムでした。

思えば最初は金魚屋さんに薦められるまま
S水槽と外掛け式ろ過装置でスタートした金魚飼育。
外掛け式の騒音や不安定さに何度も悩まされ
尾腐れ病を出し・・・いろいろと苦い経験もして
途中、大きさだけにこだわった自作ろ過装置で失敗し
ようやく手に入れたのが60cm水槽&上部ろ過装置
この安定感は完全に別次元でした。

その後もたまに
1週間家に戻らないとかもありましたが
1匹の金魚を死なせる事無く常に留守を安全に守ってくれました。

また稚魚の飼育でもスポンジフィルターの代わりに
上部ろ過を使うアイデアを考えて安全な稚魚の飼育環境を確保しました。

その信頼性の高さと製品に対する安心感から
4台も同じコトブキ工芸の上部ろ過を買いました。
ろ材を変えたり色々しましたが、純正のまま使用するのが
最も安全でメンテナンスの手間も掛からないと分かり現在に至ります。
古いものは5年以上使用していますが水中ポンプの流量も減る事無く耐久性もとても高いです。
※基本的にはベアタンクでの使用です。
※砂利は全く入れて使用したことがありません。
※水草は毎年春夏のみですが吸い込まれる前に捨てています。
jyouburoka_pump
▲去年購入したものは マイナーチェンジも行われていてよりメンテナンスが行いやすく改良されていました。
よく見ないと分かりませんが
下のカバーを外しやすい様に爪のような
でっぱりが付くようになりました。
これまではマイナスドライバーでこじ開けていたので助かります。
こういうマイナーチェンジが日本の物作り魂を感じます。

上部ろ過装置を買おうと検討されている方には
お勧めの製品です。
僕はどんな物でも
最初に購入したものが満足できる品質なら
同じものを買い続けるようにしています。
大きさや形が同じなら並べても美しいです。
今年は早くから稚魚飼育でも活躍の上部ろ過装置
▲去年の稚魚飼育の時のレイアウトです。
 手前がプレミアムロール付きの稚魚水槽、奥がランチュウ水槽です。
 このように同じ水槽、同じろ過装置なら 凸凹しないのでまとまりが良くて綺麗です。
 (ごちゃごちゃした洗濯ばさみとか付いていますが・・・)

また
取り扱いも全て同じなので
メンテナンスや操作時に間違ったり混同したりする事もありません。

ここまでお世話になり続けた上部ろ過装置ですが
遂に自作のろ過装置で満足のいくレベルのものが作れるようになったので
これに置き換えました。

あえて上部ろ過装置に関する不満を述べるなら
◆夜中に音が気になる
昼間は特に気になりませんが夜中に水が流れる音は寝室の横が金魚部屋なので気になっていました。
※これは正しくメンテナンスできれば問題ではなくなりますが
 僕は、ずぼら人間なのでつい忘れてしまい夜中に音を聞いてから
 「昼間メンテしておけばよかった」と思う事がよくありました。
◆洗うのが面倒
1つならいいのですが水槽が増えると結構大変なのが清掃作業です。
4つ洗うのは結構な作業になります。

ということでこれを改善し
メンテナンスを1~2ヶ月に1回という頻度から
3~6ヶ月に1回の頻度に下げられて
清掃部品数も極端に少なくなるように考えたのが新しい自作のシステムです。
欠点はエアレーションが弱いので春夏はエアレーションが必要になる点ですが
それは全ての水槽をカバーしても余裕がある
十分な装備が既にあるので問題は無いと考えています。
重力で通水させる上部ろ過よりもパワフルな水圧での通水なのでヘドロが溜まりにくく
メンテナンスの頻度も長く出来ますが
これは新しいプロトタイプの形状でも同じかどうか?
未だ未だテスト中なので毎月中身を点検していく予定です。

現在までに
1ヶ月点検、2ヶ月点検共に問題と思えるヘドロの蓄積は目視で確認できていませんので
プロトタイプを大量生産する事に決めました。

しかし、同じものをあまりに大量に作って6ヵ月後に問題が見つかっても困るので
今回は最初に公開したプロトタイプ以外に2種類のプロトタイプを考えました。
ブログなので今後の区別の為に3種類に分けて名前をつけました。
今後それぞれの問題点や良い点を観察しながら改善に生かしていこうと思います。

Cn: ドリック dric
suicyu_pump_roka_01
▲ドリック 立ち上げ中なので横置きで低い水位に対応しています。

最初に公開した太いデザインです。
特徴は
◆縦使用なら下からIN 上からOUT
◆縦に使うとエアレーション効果がある
◆太いので水流が優しい
◆高さ調整が出来ない
◆水位が低い時は横で使用
です

Cn: イオニック ionic
suicyu_pump_roka_05
▲イオニックは横置き専用で長いのでろ材を上部ろ過の2倍入れられます。
 またこのようにランチュウ達の憩いの場として浅い水深で眠るベットしても機能します。

こちらは細めなのでイオニックと名づけました。
特徴は
◆横置き専用 
◆吸い込み側にウールを使用
◆吸盤で取り付け(高さが自由)
◆エアレーション効果なし
◆細いので水流が激しい
です

Cn: クリスタルパレス
suicyu_pump_roka_07
▲クリスタルパレスはエルボ無しのリターンができる直流方式なので
 水路は約2倍にできるのでコンパクトな設計が可能です。
 問題はINとOUTが近接する事なので現在対策を検討中
 写真のバージョンはとりあえずホースで遠くに出しています。

特徴は
◆吸い込み側にウールを使用
(ドリックの逆です)
◆稚魚などでも吸い込む心配が無い
プールの排水口の吸い込み事故防止のデザインから
アイデアを得てこのような方式を作りました。
(針子に対応するには別パーツを付加する必要があります)
◆デザインが決まらず右往左往

ドリック、イオニック、クリスタルパレス
全てに共通するのは
◆LV水中ポンプ使用による強制的な水流でウールに通水する方式
◆エルボなどを使用しない直流方式
(デッドスポットに出る嫌気環境の増大や雑菌の繁殖を軽減)
◆掃除の所要時間は数分
◆耳障りな音が出ない
です

とりあえず夜中はエアレーションンの シャワシャワシャワ・・・の音だけになりましたので
引越ししてから初めての静かな夜になりました。
結構大きな音と共に暮らして居たんだなぁと思いました。

※上部ろ過装置の場合は
水位を高く保ち、ろ材を常に清潔にして
水が正常に流れるように保ては騒音は出ずとても静かです。
僕はこのろ材のメンテがうまく出来ずに時々音が出る事がありましたが
正しく使用すれば問題はありません。
水中ポンプ式に切り替えた現時点でも
多くの方にお勧めのろ過装置は 上部ろ過装置です。
この安定感や安心感を まずは経験していただきたいと思います。

ドリックやイオニックは素材が塩ビパイプなので
太陽光を当てれば綺麗な緑の苔が付くので現在は太陽光を当てて苔をつけています。
設置場所で太陽光が当たらない場所には
撮影機材のレフとホルダーとライトスタンドを組み合わせて
その場所に大量の太陽光を誘導しています。
reflector
その結果、苔も徐々に付いてきました。
suicyu_pump_roka_03
▲太陽光が強すぎるようでガラス部分にも苔が大量に付きました。
 これは水槽が安定したらまた取り除きます。

クリスタルパレスの設置場所は過激に太陽光が当たるので
すだれで遮光していますがこちらは
ガラスにもかかわらず綺麗な苔が付いてきています。
そのうち水が青水になるのでは?と心配しています。
suicyu_pump_roka_08
▲苔が付きやすい水作やホースは苔が延びてもじゃもじゃです。

これ以外の水槽は水量が少ないので最も弱いポンプでもそれなりの水量になるか、
水深が足りず使えないか なので
こちらは 投げ込み式ろ過器(水作エイトSとM)で対応しています。
これもメンテナンスが楽で信頼できるのでついつい買い足して行き
現在10個ほどありますのでしばらくはこれで対応します。

「上部ろ過終了、新システム導入」への8件のフィードバック

  1. 上部フィルター引退ですか!お掃除お疲れ様でした。

    私も同じ物を使っています。特に静かな上部フィルターで気に入ってます(^_^)

    1. かにゃんさん こんばんは。
      >特に静かな上部フィルターで気に入ってます
      そうですよね。
      正しく使えば音は静かなはずなんですが
      うちでは流れが悪くなるとゴボゴボ音が出ていました。
      普段は静かな装置なんですが・・・
      4台も稼動していると どれかが
      ゴ、・・・・・ゴボッ・・・・・ゴボゴボ
      て、なる機会が多くて。
      でも安定感は抜群なので
      また使うかもしれないので綺麗にして保管しておきます。

  2. 初めまして。金魚部様。
    いつも拝見し勉強させていただいてます。

    息子が昨年の夏祭りで持って帰ってきた金魚が一匹亡くなってしまいました。
    ご相談&アドバイスをと思ったのですが、どちらからご質問させていただけば良いのか分からず、こちらにコメントを残させて頂きました。

    お時間ある時にでもご連絡頂ければ幸いです。

    1. ケンさん はじめまして。
      基本的には相談などは受け付けていませんので
      特別なフォームは用意していませんが
      金魚を飼育されていて特にお困りの事があるようでしたら
      僕に出来る範囲でご協力させていただきます。
      (ただ、飼育経験が浅いのでカバーできる範囲は限られます)
      最寄のコメント欄にご記入ください。

      時間的に即答できない時もございますので
      緊急の要件は対応できないかと思います。

  3. 有難うございます。
    金魚は和金?金魚すくいで息子が貰った4匹です。
    昨年夏から、室内30cm水槽で飼育していました。
    外掛けフィルターでヒーター無し。餌は浮くタイプのものです。
    体長はすべて2cm位だったと記憶してます。

    秋頃から青水を作り、少しづつベランダでの飼育に移動し、
    餌も徐々に経っていき、冬を越してもらう準備をしていました。
    この頃、3匹は5cm程度に成長しましたが、1匹は体長はほとんど変わらず、
    一回り大きくなったかどうかという感じでした。
    元気に泳いでいましたし、餌も食べていたので
    個体差かなぁという感覚でいました。

    先月位から徐々に動き始めたので前々から用意していた
    80cm×40cmくらいのコンテナボックスに移動。
    水作エイトを投入しています。ベランダでの飼育。
    水は冬越しの青水をベースに作ったものです。

    4匹とも活発に動きだし、餌も砕いた細かいものを徐々にあげていっていました。
    朝、餌をあげようとしたら小さい金魚が突然横向きになって浮いており、
    動きもなく、死んでいました。
    残日の朝はいつも通り餌も食べ、元気に泳いでいるように見えました。

    経緯としてはこのような感じです。
    明確な答えは存在しないかもしれませんが、
    他の3匹に同じようなことが起きないようにしなければと
    思い、ご相談をさせて頂きました。

    長文ですみません。
    素人で申し訳ありませんが、何かご教授頂けたらと思い
    ご連絡させていただきました。

    宜しくお願いします。

    1. ケンさん こんにちは。

      外傷無し、お腹の膨れ無し、ポップアイや松かさ無し ですね?
      酸欠などは大きな魚から順に死にますのでここでは除外します。

      コメントいただいた内容からではいろいろなケースが考えられるので正しい答えはどれかは分かりませんが
      ◆アンモニア、亜硝酸塩中毒
      ◆高濃度硝酸塩への長期暴露後の急な水質変化
      ◆水質悪化(雑菌の爆増)
      ◆温度変化によるストレスからの衰弱死
      など
      小さな金魚から順に死んで行くケースのどれかに該当したのだろうと思います。
      水質検査をしない昔ながらの飼育法で多いのは
      だんとつでアンモニア中毒だろうと思います。
      検査する習慣のある飼育者と それ以外では
      金魚が生涯に暴露されるアンモニア量に大きな差が出ますし
      寿命も大きく違うと言われています。
      稚魚などは即死するので分かりやすいのですが
      殆どのケースで大きな金魚は何とも無いように見えますので
      アンモニアによる免疫の低下など手遅れになってから気が付く事が多いと思います。
      稀ですが 亜硝酸塩の高濃度暴露も同じような問題があるようですが
      こちらは未経験なのでどのようなものか知りません。

      また水換えをせずに長期間過ごす冬眠などの場合は
      徐々に水を割るなど緩やかな水質変化を与えないと
      水を綺麗にした事がとどめを刺すケースもあるようです。
      僕は外飼いや冬眠はしないのですが
      昔、水換えを長期間しなかった時期にこの問題を多く経験しています。

      水質悪化で雑菌が増えた可能性も少しあります。
      ここ最近のように急に温度が上昇した場合はアンモニアと共に
      雑菌だけが爆増しやすいです。
      ろ過が安定している場合は問題が出難いのですが
      立ち上げ途中や、”みずかわり”の際中だと このような問題が出やすいです。
      またその後急に寒くなったので水は腐らず飼育者の多くは
      アンモニアが高濃度になっている事を気付かないという最悪の流れになります。
      アンモニアは一度高濃度になってしまうと濾過が安定していても下がらなくなります。
      言い換えれば水換えするまでは知らずに高濃度に金魚を晒し続ける事になります。

      また温度変化が下降に転じて
      急に寒くなれば金魚は各機能が鈍るだけでなく
      ここまで暖かくて活性化していた所からの急降下で
      体が温度に慣れないので病気が出やすくなります。
      このようなタイミングでは水換えもダメージを与えやすいので
      餌を控えて、水を温存して 環境の急変を避けてあげるのが安心です。
      (これだけが原因で死ぬことは殆どありませんが他のことと複合で問題になりやすいです)

      以上が僕が思いついた
      小さな金魚の突然死を起こす事が可能な原因ですが
      冬眠、外飼い、新規立ち上げ・・・と色々な環境の変化に晒されていますので
      この環境の変化中はいずれも金魚が危険な時期と言えますので
      この辺も考慮しながら、原因を探ってみられてはいかがでしょうか?
      特に温度変化や水質変化は多くの問題の引き金になります。
      今回は内部の問題らしいポイントが無いので関係ないように思いますが
      過去の病歴も突然死の有無に関わりがある事があります。

      また現時点では分からない事でも
      少しでも多くのデータを採取しておかれれば
      後にそのデータを解析して原因を突き止められるようになる可能性がありますので出来る限り多くのデータを採取しておかれることをお勧めします。

      これら以外にも未だ未だ多くの原因があると思いますが
      僕がケンさんなら アンモニアをモニタしてゼロで安定するまで水質管理を強化します。
      それが無理でも暫くは頻繁に少量ずつの水換えを行い現在の水が殆ど入れ換わるくらいまでじっくりと日数をかけて繰り返します。
      これは急に全ての水を入れ換えてとどめを刺すのを避ける為に行う方法で、欧米では金魚の病気の治療法としても定義されています。 アンモニア中毒や硝酸塩の長期暴露では特にこの方法で正常化させるほうが安全なようです。
      そろそろ気温も上昇してくると思いますのでお気をつけください。

  4. 大変親切な助言、有難うございます。
    アンモニアに関しては早速調査したいと思います。
    ここ最近、天候の変動による気温(水温)の変化は
    危惧していたのですが、様々な事の引金になったのでしょうかね。
    注意不足と勉強不足を反省です。
    亡くしてしまった金魚に対しても。

    水質に注意しながら生存している金魚達を
    大事に育てていきたいと思います。

    本当に有難うございます。
    また何かありましたらご相談させて下さい。

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