ギロダクチルス ダクチロギルス 寄生虫の駆除 その2

ギロダクチルス/ダクチロギルス

前回までのコマスジ
(→)ギロダクチルス ダクチロギルス 寄生虫の駆除 その1

本記事に書いている エアレーションを使わない駆除に関しては 
冬季に行っている治療において
溶存酸素などを計測し安全確認したうえでの事ですので
それらを確認していない方や
温度が高い時期に治療される方は
必ずエアレーションを実施してください
さもないと金魚を死なせてしまう可能性があります。

 

【 41日目 】
最低水温  9.0℃
最高水温 11.8℃

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気になるギロダクチルスの状況ですが
白点と違い全体写真では増減も分からないので
マクロ撮影で確認していますが
最初は皆、尾びれに多くいましたが
現在は胸ビレに分布してるのも目立ちます。
体に寄生していたのは殆ど見つからなくなりました。

4匹共に動きは良いのですが
2匹目がこのまま転覆しそうです。
残念ながらこの時点で導入は失敗といえます。
他の3匹は順調ですが 
最も早く僕に懐いてくれた2匹目を転覆させてしまったのは残念でなりません。

【 42日目 】
最低水温  7.0℃
最高水温 10.5℃

2匹目&4匹目も100%濃度にする為の準備をしました。
これで明日からは全員100%規定量です。

【 43日目 】
最低水温 7.2℃
最高水温 7.8℃

寒すぎてお休み

【 44日目 】
温度計測忘れ
寒すぎてお休み

【 45日目 】
最低水温  9.2℃
最高水温 12.8℃

流石に問題を感じるレベルの寒さが続いているので
ここで金魚部屋の暖房を15℃設定でON!
明け方にタイマーで切れるようにして1日中金魚部屋ごと加温

ちなみに殆どの水温は10℃程度まで上昇
吹き出し口付近のカルキ抜き水槽のみ12℃台
間に置いている薬浴中の4匹のバケツが昼間は11℃台でした。

明け方に切るのは水温に多少の変化を与える為ですが
無暖房室との差は4℃以上あるので
急に下降させたくないので夜中ではなく明け方にしました。

今日からフレーク餌を数枚ずつ与えます。

【 46日目 】
最低水温  9.7℃
最高水温 13.3℃(暖房)

今日も未だ寒いので同じく朝から暖房をON
数日は続けて暖かい期間というものを擬似的に作るつもりです。

ちなみに2匹目の転覆は固定されてしまいましたが
元気です。
他の3匹は順調に治療中
寄生虫は少しずつ減少してきましたが
ゼロになるにはもう少し時間が必要です。

【 47日目 】
最低水温  9.7℃
最高水温 12.8℃(暖房)

【 48日目 】
最低水温  9.7℃
最高水温 12.8℃

ギロダクチルス/ダクチロギルス
天気も良く温度も上がってきたので暖房はOFFにしました。
やはり浮いている金魚の感染率が低いので
強制的に浮いた状態にするためにネットを作りました。
前回は網を置くだけでしたのでその間からプリズンブレイクされたので
今回はきちんとホットグルーで固定しました。
虫が付かないようにネットの余分な部分は全て切り取りました。

【 49日目 】
最低水温  9.2℃
最高水温 11.3℃

何とか無暖房でも同じような温度域で推移していて安心です。

【 50日目 】
最低水温  8.6℃
最高水温 12.6℃

【 51日目 】←
外出していて
温度計測できず

【 52日目 】←
外出していて
温度計測できず

今日帰宅しましたが
問題が発生しました
松かさ状態が再発しただけではなく
お腹が風船のように大きくなり
本当の松かさ病のような状態になりました。
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実はこの数日とても忙しくて
この2日は家に戻らず
合計で4日経過していました。

松かさ病だとすれば水質悪化が原因と思います。
少し匂いが気になる感じで見た目に白く思える水質になっていました。
このようなミスを予防する為に24時間でバケツごと交換してきましたが
これを48時間にした事に加え戻れなかったので4日も過ぎていました。
低温なので大丈夫だろう・・・という誤った判断をしてしまいました。
無理してでも戻るべきでした。

今日からは無理してでも24時間で交換に戻します。

【 53日目 】
最低水温  8.6℃
最高水温 14.8℃

【 54日目 】
最低水温 13.5℃
最高水温 17.3℃

転覆病
昨日寒かったからでしょうか?
水質悪化以来弱ってしまい転覆気味だった
1匹目が完全に転覆してしまいました。
特に餌を多く与えたわけではありませんが
まだまだ完全な状態では無い金魚を
劇薬に長期的に漬けているので
通常の金魚より消耗が早くなり弱っているからかも知れません。

他の2匹も転覆するようなことが無いように
餌を極力少なく与えていこうと思います。

【 55日目 】
最低水温 13.0℃
最高水温 17.5℃

転覆病
1匹目の転覆は早くも固定されたかもしれません。
1日たってもお腹を上にして浮いたままで
特に無理して体勢を立て直そうともせず
餌を追うとき以外は全く泳がなくなりました。

【 56日目 】
最低水温 10.2℃
最高水温 17.3℃

ora4_56
2匹目がえさを吐き出すようになりました。
ギロダクチルスはそんなに付いていませんが
相変わらず謎のしゃっくりをしていて
転覆も酷くなる一方です。

これが寄生虫の問題でなければ他の記事で紹介した
ストッキングで正しい位置に固定する治療が行えるのですが
虫が付いているのでストッキングが使えません。
非常に歯がゆいです。

【 57日目 】
最低水温  9.1℃
最高水温 12.9℃

【 58日目 】
最低水温 11.1℃
最高水温 14.1℃

【 59日目 】
最低水温 11.9℃
最高水温 14.9℃

松かさ病
1匹目は元気ですがお腹が膨れてきているので
中で問題が進攻しているようです。

2匹目は衰弱しきって動かなくなりました。
多分間もなく死ぬと思うので
劇薬に漬けておくのは可哀想なのと
最後の希望を託してギロは無視して
塩水浴に変更して見守ります。

他の3匹は元気です。

【 60日目 】
最低水温 12.8℃
最高水温 16.8℃

転覆病
2匹目は長い間何も食べていないので
赤ムシの汁や栄養になる細菌類を混ぜた液に暫く漬けましたが
口をパクパクしているだけで元気がありません。

【 61日目 】
最低水温 12.8℃
最高水温 17.2℃
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薬の刺激で体力が消耗するようで辛そうです。

【 62日目 】
最低水温 16.5℃
最高水温 17.8℃

最悪のレベルになりました。
ギロダクチルス/ダクチロギルス
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1匹目と3匹目に付いているギロダクチルスの数が爆増

ほんの少しの条件の差で明暗が分かれたようです。
こちらのバケツの水質だけが悪化し、ギロダクチルスが爆増したのだろうと思います。

一方で、別のバケツの2匹は殆どギロダクチルスが確認できません。
胸ビレに集中しているくらいで尾びれはかなり綺麗です。

2匹目は死んだように口を開けたままですが
見ていると時々かすかに動いています。
こうなると助ける方法を知りません。
常にココまで衰弱させないように
あえて時間をかけてでも安全に治療してきましたが
今回は52日目に書いたミスでここまで悪化させてしまいました。

【 63日目 】
最低水温 16.3℃
最高水温 20.0℃

2匹目が死んでしまいました。
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4匹の中で最も早く懐いてくれた個体だけに
元気に泳ぐ姿を楽しみにしていました。
残念で色々な事をやる気がしなくなりましたが
目の前の3匹は未だ安全レベルではないので
がんばって守りたいと思います。
ただ、1匹目は松かさ状態&転覆病のうえに
体中を虫に覆われている為明日の状態が改善していなければ
完全に1匹1バケツにして感染率を落とそうと思います。
またエアレーションも今日から止めました。
1Lに完全溶解しない場合はエアレーションが必要かもしれませんが
最も軽症の4匹目は既に
エアレーション無し
籠に入れて浮遊
の2つを実行していて完治間近です。

幾ら転覆して浮いていても
エアレーションで水流があればそれに乗ってギロが上に簡単に上がってこられるので
やはり止める事で感染を阻止できると考えています。
というのも爆増した後にエアレーションを止めていた2匹目&4匹目のほうは
殆ど被害が拡大しませんでしたし
1匹目は2匹目同様に転覆して浮いたままなので
底に沈んでいるギロがこれだけ大量に寄生できるのもおかしいと思うのが理由です。
そもそも最近は24時間で交換しているだけにこの爆増は不可解です。

エアレーションを止めた
結果は直ぐにわかると思います。

ここまでのまとめ

2匹目を殺したのは僕の知識不足や経験不足と判断ミスでした。
特に判断ミスは1つなら耐えてくれていたと思いますが
あまりに多くの判断ミスが重なり金魚も耐え切れなくなったと反省しています。

寒いからとか冬だからと安心せず
インデアンサマーなどの温度上昇を見越して
水を換えるタイミングを早く24時間に戻すべきでした。
そもそも48時間にすべきではなかったと思います。

えさを食べなくなった時点で直ぐに塩水浴にすべきでした。
この薬は劇薬なので入れているだけで
徐々に体力を奪っていったのだと思います。

また転覆を気にしすぎて他の3匹には餌を与えていた日もこの1匹だけは
与えないでスキップした事もありましたがこれは判断ミスでした。
衰弱させてしまったと思います。
劇薬による長期治療では餌は普通の治療以上に重要と悟りました。

またエアレーションもリサーチで確認していたのに
薬の分離を恐れて再度ONにしたのも間違いでした。
(2匹目と4匹目は止めていましたが、1匹目と3匹目に大きな被害を出しました)
白点虫の時は半信半疑でしたがこのタイプの寄生虫は浮遊しか出来ないようなので
底に沈めておけば寄生率はかなり下げられるようなので
今後は一貫して、水流を無駄に作らず、水は頻繁に交換する事でなんとかこれ以上の勢力拡大を阻止します。

唯一正しかったと思われる判断
加温に関してはギリギリまで行わず金魚の慣れている温度域が金魚にベストという考えを貫きましたが
流石に問題を感じるレベルになったので今回は金魚部屋まるごと暖房で暖めました。
たぶんこの方がヒーターより間接的なので金魚には優しいし
温度変化も少し自然に出来ると思います。(室温上昇の後、徐々に水温が上がるので)
ただし温度は固定してそのまま殆ど1日中ONになるので気温が上がらなければつけたまま春を待つ事になるというリスクはあります。
またヒーターはサーモスタットが故障すると大変ですがエアコンなら金魚が死ぬほど水温は上がらないのでその点でも安心できました。
電気代もヒーターで全ての水槽を保温するよりはるかに経済的です。

そして繰り返しになりますが
メチレンブルーの有効期限が切れていたことを見逃していた事
ギロダクチルスの寄生に気が付いていなかった事
(存在すら知らなかった事)
も治療を長期化させて金魚を弱らせてしまいました。

バクテリアが安定している飼育水が使えずに2ヶ月も経過しましたが
この間ニュータンクシンドロームが出やすい不安定な状況での
劇薬治療というリスクを考えるともっと全てを厳しく慎重に行うべきでした。

劇薬に関しては使用中、金魚は体力を失い続けるので
今後は転覆など別のマイナス要因が出た時点で
加温治療に切り替えるか薬浴自体をやめてしまう(塩水にする)など
衰弱させてしまわない間に手を打つようにしますが
この部分は自分の中で未だ 
どの方法がより安全で確実なのか決めかねています。

非常に長期化してしまいましたが
僕は この薬を使えば3日で治ります! みたいな方法には興味は無く
誰にでも手に入れやすい薬で、初めてでも比較的リスクが低く
死なせずに完了できる治療法というものが理想と考えています。
ですので製薬会社さんが規定されている用法を守る範囲でのみ治療しています。
高濃度での利用や複数の薬の混合は決して行いません。

名前も未だ無い2匹目・・・本当にごめんなさい。

続きはこちらです
(→)ギロダクチルス ダクチロギルス 寄生虫の駆除 その3

「ギロダクチルス ダクチロギルス 寄生虫の駆除 その2」への2件のフィードバック

  1. ウチにもついにギロダクさんを呼んでしまいました。
    この記事を読んでいたので金魚を見てスグこの病気だと気がつきました。
    知らなかったら違う薬を使ってしまいなかなか治らず全滅していたかもしれません。

    1. 大変でしたね。
      僕も同じような問題を室内で経験しました。
      虫ではなく太陽光ですが・・・
      2本の水槽に入れていた大切な金魚がほぼ全て大ダメージを受けました。
      黒オランダ水槽&らんちゅう水槽です。
      ショックが大きすぎて記事は未だですが 
      かにゃんさんのお気持ちは良く分かります。

      今年の春は温度が凄く変動したので
      外の金魚も弱っていたのかもしれませんね。
      僕は金魚は全て室内で飼育していますが
      藻とかを外で作っています。
      時々手を入れると お湯 なのでびっくりします。
      今日も藻を収穫するとき 大量のボウフラの赤ちゃんが水中にいました。
      赤ちゃんは柔らかそうなのでシェルターのコロコロの5匹にご馳走しましたが
      その中に ギロタグとか別の寄生虫も混入しているのでは?と心配しています。
      外で飼えば金魚の強さは最高レベルまで上げられるそうですが
      それを得る為には多くの試練があると思いますので
      負けずにがんばってください。

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