アンモニア中毒 治療法&予防法


数々の犠牲を出してようやくその全貌が明らかになりましたのでまとめます。

まずは敵を知る

まず最初に最重要なのはアンモニア濃度に関する知識です。
アンモニアは水に溶けやすく水中ではアンモニウムイオンになり
このイオンの状態では無害なので気にしなくて良いという説がありますが
間違いです。

(←)U.S. Environmental Protection Agency
つまりアメリカ政府の機関である環境保護課の調べで、1985年に温度とpHレベルでどの程度のアンモニアが存在するか明確になっています。
それを簡単な表にすると以下のようになります。
温度の上昇も怖いですが、いかにpHの上昇が危険か良く分かるデータです。

表 ph、水温、総アンモニア(★1)内のアンモニアの量(表内の数字は全て%)

温度 pH6.5 pH7.0 pH7.5 pH8.0 pH8.5
20℃ 0.13 0.40 1.24 3.82 11.2
25℃ 0.18 0.57 1.77 5.38 15.3
30℃ 0.22 0.70 2.17 6.56 18.2
35℃ 0.26 0.80 2.48 7.46 20.3

※この表は魚に依存しません
★1 アンモニア+アンモニウムイオン=総アンモニア です

この表の使い方は
該当するpHと温度の交差する部分の%を読み取ります。
それに検査で出た総アンモニア値を掛け合わせたのが
アンモニウムイオンを除いたアンモニアの生値です。

例) 表の太字を見てください。
25℃pH7.0のとき0.57%です。
ここで検査で出た総アンモニア値が5.0mg/Lなら
5.0 x 0.57 x 0.01 = 0.0285mg/Lのアンモニアがある事になります。

ここでこの数字の意味ですが
0.020 ~ 0.049mg/L 何とか耐えられるレベル。しかし長期的には成長や免疫力に障害を与える
0.050 ~ 0.199mg/L 多分数日なら生きられるだろうレベル
0.200 ~ 0.499mg/L 多分1日か2日で死ぬレベル
0.500以上 mg/L   多分1日以内に死ぬレベル
と考えられています。
※この指標は魚に依存します(参考程度でお願いします)
これは基本的にこれ以下ならOKというより
どれくらいで死ぬかという判断基準です。
特に避けられない状況以外では
常に ゼロ になるように気をつけてください。

※稚魚の場合は更に厳しく考える必要があります。

このようにアンモニアはpHや温度の変化で毒性が急に上がる事があります。
アンモニアが高くなる状況では温度上昇やpHのアルカリ化を避けるようにしてください。

アンモニアの濃度はどこまでOK?

BBSなどで専門家にこの質問をして毎回ばっさりと
「常にゼロであるべきです」と切り返されるようなやり取りを良く見ますが
水槽の生物ろ過が安定していない限りなかなかゼロをキープできません。
上の表の存在を知ったのは最近で、
それまでは様々な状況でアンモニア検査を繰り返して自分のデータから判断していました。
その事から真夏でも1.5mg/Lなら稚魚でも特に問題が出ていませんが
あくまで徐々に上昇したケースですので
急にゼロから1.5mg/Lなら危険な事もあるかもしれません。
ですので 立ち上げ中の方や 飼い込み中の方は
上記の表を参考にして魚が死ぬ事から守ってあげてください。
それ以外の方は ゼロ が基本です。

更に詳しく学びたい方は
(←)U.S. Environmental Protection Agency アンモニア
にpdfなどでデータが公開されています。

データはあくまでデータです

上記データはアメリカ政府機関の調査結果ですが
これ以外にもアメリカの民間の研究機関のデータも見つかりました。
言うまでも無く、実験方法も違うのでデータの数字もかなり違います。
また稚魚と成魚では大きく違いますし上記のデータの致死量でも生きている金魚も居るだろうと思いますし、逆に表のデータに程遠いレベルでもダメージを受ける個体も居ると思います。
ですのでこれらを参考にされる時も、またその他のデータを見つけられた場合も
あくまで参考程度に留め、傾向と対策を考えるお役に立ててください。
決してデータのギリギリならOK(死なない)という意味ではありません。
また死ななくても過度の露出は免疫の低下や寿命を縮めることが知られています。

▼参考までに他に見つけた一例です

表 ph、水温、総アンモニアの問題値(mg/L)

pH 水温20℃ 水温25℃
6.5 15.4 11.1
7.0 5.0 3.6
7.5 1.6 1.2
8.0 0.5 0.4
8.5 0.2 0.1

(Thomas Nartenさん調べ)
※この表は魚に依存します(参考程度でお願いします)

この表は上記のものとは違いアンモニア検査で出る
結果をそのまま比べるものです。
計算が無くて楽ですが信頼できるかどうかは微妙です。
あくまでおよそのイメージをつかむ為にお役立てください。
例) 水温20℃pH7.0なら総アンモニアが5.0mg/Lで致死量に至るという意味だそうです。
※ここまでOKという表ではなく
 これは確実にアウトという表だそうです。
※しかし、僕のこれまでの経験からのデータよりは少し厳しい気がします。

やるべきこと、やらないほうが良いこと

アンモニアのレベルを下げる、アンモニアの発生源を減らす
これ以上重要な事はありません。まずはこれを実行してください。

◆水を換える
大量換水でアンモニアを出して新水で薄める事はとても効果的で予防措置としても有効です。

◆餌を控える
アンモニア中毒の原因の中で最も多いのが餌の与えすぎです。
これを暫く減らすだけでろ過の安定も促進され収束させやすくなります。

◆個体数・水槽サイズの適正化
水槽のサイズに合わないほどの過密飼育をすると出やすい問題です。

◆ろ過バクテリア不足の解消
立ち上げ中、立ち上げ直後は特に不安定なので注意です。
同様に安定したろ過があっても水の換え過ぎなどで能力が低下すれば
簡単にアンモニア濃度が上がるので定期的な検査が重要です。

補助的な対策

◆水草を入れる
アンモニアを吸収する為、助けになります。

◆青水にする
アンモニアを吸収する為、助けになります。

◇ゼオライトを入れる
これも一時的に吸収しますが活性炭のような化学反応では無い為
一定量を超えれば放出すると言われていますので注意です。

◇化学薬品で中和する
最もやってはいけない事です。
アンモニアを無力化できても必ず別の物質が化合で生成されるので
今度はその物質を分解する必要が出ます。
何よりもアンモニア検査薬で正しい値が検査できなくなるので
最悪の場合全ての水を入れ換える結果になりますので避けて下さい。

◆塩を入れる
0.1%の塩水にする事でアンモニアが金魚に吸収される事をマイルドにします。
※僕は水槽には塩とかは入れませんが
 コンテナなどは水を頻繁に入れ換えるので予防措置として入れたりしています。

◆底面ろ過や底砂を洗う
このようなものがある場合は必ず清潔にして
余分なアンモニアが出ることを予防してください。

◆死体の除去
死んだ金魚は大量にアンモニアを出しますので
発見次第取り出してください。

◆pHの放置
水が古くなれば酸素が溶けられなくなるのでpHが低下してきます。
この時水を換えるのはOKですが 決してpH調整剤でpHを上げないでください。
即死する金魚が出やすくなります。

◇もう1つ抜けていませんか?
下温する・・・が有効なはずですが
これは絶対に行わないでください。
pHにくらべ効果が限定的ですし
金魚が弱ります。
また無理に下温して後に元に戻れば
温度変化で弱った金魚に更なるダメージを与えます。
現在よりも温度が上がるのを阻止、又は緩和するのは問題ありませんが下温は避けて下さい。

アンモニア中毒の症状

◇底で動かなくなる
◇餌を食べない
◇エア喰いをする
◇エラが速く動く
◇目が曇る
◇尾腐れや赤班など他の症状が出やすくなる
◇尾びれなどに血管のような赤い線がでる

この全てでなくとも、一部を見つけたらアンモニア中毒を疑うべきです。
もちろん可能性がある場合です。

まずは検査して確実な状態を把握してから判断してください。

処置・治療法

上にも書いていますが
塩が効きます。
予防時は0.1%で良いのですが
治療時は0.5%で塩水浴するほうが効果的です。
0.5%なら粘膜のダメージを回復したり
おなじくダメージを受けたエラの修復も可能だからです。

いろいろ分からない時 2つのグループに分けて
真水(更水)でも塩水浴と平行して治療しましたが
明らかに塩水浴のほうが治りが早いと感じました。
何しろ塩水浴に入れたほうは直ぐに元気に泳いでいたので
夕方には真水組にも塩を入れて塩水浴にしました。

ケーススタディ:冬前のアンモニア中毒で大量死

悲しい事にとうとう本当の大量死を出してしましました。
何故この時期なのか?と疑問に思われると思いますが
この時期ならではの事情があります。

大量死は温度が低くなり餌を控えて管理していた稚魚水槽で起きました。
毎日極少量(4mm人工餌5粒を約50匹で分けて食べてもらっていました)の餌を1回だけ与えて
水槽のろ過能力を回復させる作業を手伝ってもらっていて
アンモニアの濃度もモニタしていましたが、大量死が起きた日は
前日にかなり暑い温度の時間も窓を開けないまま金魚が過ごしていました。
水温は夜でも22℃まで上がっていました。
そこでは問題は起きませんでしたが、次の日の朝 数日分とも思える大量の糞と共に大量死が見つかりました。
そうなんです、寒い毎日で餌も少なすぎてなかなか糞をしない毎日でしたが温度が夜まで高く保たれて皆が急に糞を出した直後の朝に死んでいたんです。
夏なら毎日糞を出すほど与えていたので温度が急に上がってもこのような急な変化は出ませんでした。
また夏場は糞がたくさん出ることは織り込み済みで水を換えていたので問題ではありませんでした。
また都合が悪い事に上部ろ過のバクテリアがダメージを受けていて
その修復のため毎日微量の餌でバクテリアの回復を応援してもらっていたので
水換えは予定日まで行うつもりも無くあと数日は全く問題が無いはずでした。
これまでモニタしてきて危険なアンモニアレベルというのは徐々に上がり最後に5.0mg/Lを超えるような時が多く
今回のように急に計測不能まで上昇した事が無く予測できませんでした。
簡単に言えば
温度も下がっているし、過密だけど餌は殆ど与えていないし、ダメージはあるけど上部ろ過だし、60cm水槽だし・・・
と完全に油断していたので起きた事故です。
もしもう少し無理なく長期計画にしていれば避けられたと思います。

またここに書いている内容の多くは最近まで知りませんでしたので
アンモニアの危険値を経験から決めていた事も問題で
これまでの考えでは
1.5mg/Lなら高温時でも稚魚にすら影響が無い。
5.0mg/Lを超えると動かなくなる稚魚が居る。
こんな感じで徐々に濃度が上がる場合はかなりギリギリまで上げても大丈夫という認識を持ってしまい
ゼロが当たり前という専門家の認識からかけ離れた危険な管理をしていた事が最大の問題でした。

現在は数を減らして安全策を講じました。
もう1つの油断は
不合格者水槽に真夏でも問題なく70匹が飼育できているので今回の50匹は楽勝と考えていた事です。
不合格者水槽のメンバーは春の1回目の選別時(かなり小さい頃)に約50匹でここに入れ、その後徐々に奇形が見つかるたびに数匹ずつ入れて70匹まで増えたのでろ過バクテリアが無理なく対応できたのですが
今回はダメージを受けているろ過だったので餌を控えても50匹をいきなり入れるのは無茶だったようです。
経験してから検証すれば初歩的なミスばかりですが事故が起きるまではまさかそのような問題が出るとは予測できませんでした。

結局7匹が死んだ状態でみつかり、また7匹が瀕死の状態でしたが
塩水浴で救えたのは6匹で、次の日に1匹が死に
計8匹の稚魚が死亡しました。
残念です、このくらいの事が予測できなかった自分を情けなく思います。
夏から何度目か分からないアンモニア中毒死のケーススタディなので
皆さんも またか?と思われると思いますので、
今回は独立させず ここに追加しておきます。

「アンモニア中毒 治療法&予防法」への10件のフィードバック

  1. 大変失礼なのですが、アンモニア中毒の計算、間違ってませんか? 5.0x0.57x0.01=0.0265のところで、答えが0.0285なのもそうですが、0.01を掛けるのではなく0.1ではないですか?
    試薬には、総アンモニア値が0.25mg/Lでも「長期的には有害です」と記載されています。ある程度マージンを持っていると思うので、温度30℃/PH8.0としても係数は6.56。なので0.25x6.56x0.1=0.164 になり金魚部さんがおっしゃっている「長期的には成長や・・・」のランクと一致します。

    すみませんが、教えてください。宜しくお願いします

    1. あきさん こんにちは。

      混同しやすいのでこのコメントには 
      ★試薬で検査できるものを 総アンモニア、
      ★この記事の知識を利用して算出できるものを アンモニア と書きます。

      >5.0x0.57x0.01=0.0265のところで、答えが0.0285
      その通りです。ご指摘ありがとうございます。
      電卓の数字をタイプする際に6と8を読み違えたようです。
      申し訳ありませんでした。
      ご指摘本当に助かります。

      >0.01を掛けるのではなく0.1ではないですか?
      表の中の数字は%なので日本語で言うところの100分率です。
      5%=0.05ですので X0.01 をする事になります。

      > 試薬には、総アンモニア値が0.25mg/L
      >でも「長期的には有害です」と記載されています。

      試薬には魚の種類が言及されていません。
      最もアンモニアに弱いサーモンなら総アンモニアが微量でも即死する事がありますが
      金魚なら同じ状況でもやり過ごせるケースも多く存在します。
      つまり試薬を利用するのは金魚飼育者のみではなく
      よりデリケートな熱帯魚飼育者なども含まれますので
      試薬には 総アンモニアの段階で0.25mg/Lでれば危険と警鐘を鳴らしています。
      アンモニアに換算すればかなりの微量ですがそれで死んでしまう種類の魚も居るという事です。
      金魚でも体調不良とか、稚魚とかなら死ぬこともあると思います。

      このブログでは楽観視した意見は極力書かないように注意してますが少しだけ書きますと・・・
      恥ずかしい話ですが、生餌をメインで与えていた頃なんかは 何度も総アンモニアが計測不能の5.0mg/Lオーバーの青色が出ましたがデカブツも黒オランダも健在です。 
      このように金魚は特にアンモニアに対して強い魚です。

      しかし、

      ◆急激に上がる場合は1.5mg/Lでも死ぬことがある
      (例: ニュータンクシンドローム)
      ◆長期的に高濃度のアンモニアに暴露すると出る問題がある
      (例:尾腐れ病、白雲病、転覆病、マツカサ病)
      などで
      表の数字になったから自動的に死んだりするのではなく
      pHや溶存酸素量やその時の金魚の体調や体重・・・
      様々な要因が関係していますし長期的な暴露なら濃度が低くても影響が出ます。
      アンモニアは目で見て分かりません。
      高濃度なのに水がキラキラしている事も多いです。
      だから小まめに検査して異常が無いか調べる必要があります。

      >ある程度マージンを持っていると思うので、
      >温度30℃/PH8.0としても係数は6.56。
      >なので0.25x6.56x0.1=0.164
      申し訳ありません、この文章の意味が分からないのですがこれは あきさんが実際に経験された例ですか?
      マージンとは何に対するマージンですか?
      また 0.1 という係数は何を根拠に算出されたのでしょうか?

      >金魚部さんがおっしゃっている「長期的には成長や・・・」のランク
      これらは僕の見解ではなくアメリカ政府機関EPAの見解です。
      そして一般的な指標として公開されていますので
      記事に明記してますように 参考程度にすべき数値であり
      これ以下なら絶対に安全と言えるものではありません。
      大切な事なので何度も書きますが

      アンモニアは常にゼロ である必要があるという事です。

      以上でご質問に対する回答となったか分かりませんが。ご不明な点があればお気軽にご質問ください。 僕に分かる範囲でお答えいたします。

      誤記に関する ご指摘本当にありがとうございました。

  2. 早速のご回答、並びに名前の変更ありがとうございます。

    先日、購入した金魚が尾ぐされ病になってしまい、薬浴中に★になりました。尾ぐされ病は初期だったため、考えられる原因の1つにアンモニア中毒なのかな?と勝手に上記推測にいたってしまいました。すみません。
    (ちなみに、アンモニア濃度:0.25mg/L、水温:25℃、PH:6.8 でした)

    >マージンとは何に対するマージンですか
     →PHや水温によって影響が異なるので、試薬メーカーは低めの濃度でも危険としているだろうことをマージンと表現しました。個人的にPHは7±1、温度は30℃以下で育てているのが普通と思い、最も悪影響がでる30℃/PH8の係数を持ってきて掛け算しました。

    試薬メーカーの取説は金魚だけのことを言っているわけではないと理解しながらも、金魚部さんとの危険度ランクの違いに混乱してしまったのが正直なところです。

    詳細は割愛しますが、薬/換水/絶食 等による体力低下が原因と今は思っています。

    大変参考になりました。ありがとうございました。

    1. あきさん こんばんは。
      それは残念でしたね。
      導入時の金魚は環境に適応する事が完了していない間は特に弱いので、アンモニアも雑菌も少しで問題が出やすいようです。 ニュータンクシンドロームと呼ばれる環境ストレス等が原因でなったりする病気としても有名です。 僕も先日 バルーンオランダを購入して直後に死なせてしまいましたのでお気持ちお察しします。

  3. 金魚部さん こんにちは。

    年末というのに暖かく、我が家はヒーター無しでも水温が19度前後あります。そのせいか金魚達は昨日産卵し別水槽でも今朝、産卵行動をしていました。帰ったら卵だらけだと思います。冬は産卵しないと思ってました。

    今日は相談させていただきたい事がありまして。
    今日で11日目なんですが餌を全く食べなくなった子がいるんです。
    11月24日飼育記録用紙の記事で相談させていただいたのですが、
    アンモニア数値が3.0で毎日水換えをしていた水槽にいた1匹なんです。11月27日にはアンモニア数値はゼロになり、それ以降は落ち着いて数値は問題なくきてます。餌を吐き出すようになり1日様子を見ましたが、翌朝も吐き出したので塩水欲0.3%で2日間様子を見て好転しないので0.5%にしました。今日で0.3%が2日と0.5%が7日で計9日間の塩水欲です。良くも悪くも変化無しです。毎朝食べるか試すのに餌をあげますが、粒餌は全くの無視で赤虫は口に入れて吐き出します。全く食べていません。金魚部さんのこの記事に書かれているアンモニア中毒の症状で餌を食べなくなる・底で動かなくなるが当てはまります。塩水欲前は泳がなく底に沈んでいたので変化に気付きました。塩水欲をしてからはゆっくりですが泳いでいます。赤班や病気らしきはありません。鰓は左右対称に動いています、泳ぎがゆっくりなので鰓の動きもゆっくりです。鱗は閉じていますが、食べていないのにお腹が腫れてきているように感じます。
    0.5%塩水欲をこのまま続けても問題ないのでしょうか?
    0.3%は永久欲なんですよね?0.3%で長期間するべきでしょうか?
    餌を食べないと体力が奪われて弱ってしまいそうで心配です。
    質問シートへは現在の塩水欲の数値を記入します。
    よろしくお願いします。
                  

    SPEC SHEET

    問題が出た水槽サイズ(横)【cm】 40
    問題が出た水槽サイズ(奥行)【cm】 25
    問題が出た水槽の水深【cm】 20
    その水槽を立ち上げてからの期間【年月】
    問題が出た金魚の(尾を含まない)体の長さ【cm】 5
    その他同居人の金魚の(尾を含まない)体の長さ【cm】 なし
    問題が出た金魚の体重【g】 9
    水換えの頻度と量【何日毎&何割交換】 塩水欲の為、全量毎日交換
    ◆濾過装置の種類 なし
    ◆エアレーション あり
    ◆底砂 なし(ベアタンク)
    ◆その他アクセサリー なし
    その他アクセサリー(ありの場合、それは何ですか)
    与えている餌の商品名 咲ひかり 赤虫
    与えている餌の量 1口分を朝に与えるけれど全く食べません

     

    1. ヨウヨウさん こんばんは。
      忘れないうちに書いておきます。
      メールやお手紙の返事が思いのほか進んでいません。
      すべてに関してもう少し時間をください。
      必ずお返事します。
      &カレンダーは分解しないでください。上まで写真が使える接着前のもの必ず送りますので。
      一方、ブログのコメントは飼育相談に影響するので最優先で進めさせていただきます。

      まずアンモニアに関しては当時のpHが7.2や8.0と書かれてましたので、毒性が高かったかもしれませんね。
      また亜硝酸塩も出ていたようですのでそちらの影響もあったかもしれません。

      結果的に、現在も生きているなら中毒までは行って無いのではないでしょうか。
      高濃度のアンモニアに暴露されストレスを受け続けた結果、免疫力が落ちて感染症になる事は良くあると考えられますのでお腹が肥大化している点も考慮すると内部感染や炎症を心配したほうが良いのではないでしょうか?
      餌を食べても痛くて飲み込めないのかもしれませんね。もしそうなら悪化すると転覆、マツカサ、ブロートに流れます。

      毎日全交換されているなら水質に関してはより良い状態で維持できますし、細菌数も通常より低く維持できるはずですので、感染症や炎症に対しては効果的と思います。
      >塩水欲をしてからはゆっくりですが泳いでいます。
      水を毎日100%替えていれば刺激があるので一時的には泳ぐようになりますが、回復よりも悪化が勝つ様なら徐々に衰弱していく事もあるのでよく観察してあげてください。
      >食べていないのにお腹が腫れてきているように感じます。
      衰弱している場合は塩水浴でブロートになり溺れる事があるようです。塩水の浸透効果(脱水効果)によるものですが、0.3%や0.5%ではすでに高濃度すぎて平衡状態ではなく塩水が体内に侵入する状態と言う現象のようです。もしこれに該当するなら塩水をやめれば回復する事になります。(ちなみに元気な金魚はこれに抵抗して水の侵入を阻止できるので通常は問題がありませんが、腎機能に異常がある金魚の場合注意が必要です。)

      別の可能性として、炎症が起きて内臓が肥大化してきているのかもしれません。
      水を毎日替えて回復する場合もありますので、もう少し様子を見ても良いかもしれませんが、内臓に関する問題は獣医さんを探して抗生物質の投与や注射など獣医さんが適切と思う処置をしてもらう事が重要です。(誰でも買えるような市販薬では無理です)
      内部に確実に届くのはかなり強い浸透系の殺菌薬、または注射のみです。先日読んでいた論文にも書かれてましたが経口投与やXX浴は元気な時から予防として実施していると効果があるようです。

      獣医さんに関して、問題なのは犬猫はどこでも対応できても金魚は診られない獣医さんが多いことです。
      僕も転覆している金魚が居るので診てもらおうと近くで探していますが、近隣の獣医さんは3軒連続で「魚はNG」と言われました。あと6軒ありますが全て断られたら車で40分以上かけて隣町に行くか・・・悩みます。

      (お勧めしませんが)ご自身で治す努力をされる場合は水質を清潔に維持して内部で起きている問題を収束させる必要がありますが、簡単では無い場合が多いです。
      その場合、内部で起きている問題を収束させる事が急務になりますので、毎日交換する限り塩水である必要はありませんので新水で毎日交換でもOKです。金魚鉢飼育のようなかんじでお考えください。
      金魚にとって安定した環境が最もストレスが低く治癒効果が高くなりますので、塩水を続ける場合も、新水で継続する場合もその状態を1週間以上維持してから移行してあげてください。水質(化学組成)をコロコロ変えると更に弱るのでご注意ください。

  4. 金魚部さん おはようございます。

    カレンダー等の件、逆に気を遣わせてしまって申し訳ありません。そんなつもりじゃなかったのですが、ご厚意に甘えて今ある分はバラバラにせず使用させてもらいます。

    相談の件、ありがとうございました。
    以前お腹の腫れている別の子がアンモニアが出ている時に毎日の水換えで日増しに腫れが治ったので、水換えで治ったのか?たまたまか?と思っていましたが、その時の事も納得です。よくわかりました。
    この子も含め現在お腹が腫れている子も、完治後は他の子よりは頻繁に水換えをして雑菌から守ってあげる対応をしていこうと思います。
    通常は週1回3/1量の水換えをしていますが、この子達は週1回ではダメなのかな?と感じます。

    金魚を見てくれる病院は見つけてはいるのですが、車で1時間程度かかる場所なので行くのに躊躇してます。よく渋滞するところなので更に時間がかかると思いますし、弱ってるのに往復2時間、診察等で数十分?となるとなかなか連れて行けません。病体にはかなりの負担になりますよね・・・。近辺の獣医さんは全滅でした。
    ペットショップの方に相談すると「あ~、ダメかもしれませんよ」と言われました。結構な時間話をしたのですが、金魚部さんのように適切な優しいアドバイスは全くしてくれず、ダメ(死ぬ)が前提でしたから、もう二度と相談しない!!と思い帰宅しました。

    相談させていただいた子に関しては、塩水欲を10日間しても治る様子がないので昨日0.3%に薄めました、少しずつ薄めて新水で様子を見てみようと思います。今朝はいつもより粒餌を何回か口に入れてくれました。離れた所に落としても泳いでいき口に入れてくれました。吐き出しましたが全く無視していたよりは食べようという気が出てきたのかな?と見ていたのですが。絶対に回復して欲しいです。毎日全量換えで対応続けていきます。ありがとうございました。

    1. ヨウヨウさん こんばんは。
      ペットショップは売るのが仕事なので飼育相談されても困るだけだと思います。
      海外だと観賞魚メーカーなどが獣医さんを雇って無料相談とかしている事もあるのですが、日本ではその様なサービスは無いですね。
      ある老舗の金魚屋さんで話していて思ったのですが、商売にしている人たちは金魚が商品なので病気にしたり死なせたりすれば利益が減ると言うこともあり、病気にしないようにサボることなく管理されているので僕達よりも遥かに治療経験が少ないんだなぁと思いました。
      販売のプロは治療を極めるよりも病気にしない事を重視して管理されているのが良く分かりました。

      一方で治療のプロと言えば獣医さんです。
      ペットで飼い主が適当にネット検索して誰でも買えるような薬を選んで治療すると言う無茶をしているのは魚類くらいです。インコでもハムスターでも獣医さんに診てもらうようです。
      それだけに獣医さんの件は残念でしたね。
      往復2時間もかかると流石に無理ですね。
      車の移動ストレスをゼロに近づける方法ならありますので2時間かけていくと決心された時はお教えします。
      僕も近隣が全滅なら40分かけて大和郡山に行けば何処なと金魚を診てくれるだろうという打算がありましたが、ようやく近隣で見つけました。
      車で15分圏内に動物病院が9軒あるのですが、その中の1軒で診ていただく事にしました。
      詳しくは記事に書きますが僕の担当の獣医さんの方針で抗生物質の投与で様子を見る事になりました。
      初診料と薬代(20日分)であわせて1000円(税込み)でした。
      本日から薬浴開始しました。
      獣医さんの見解では転覆病は治せる場合もあるけど、薬が効かない事も多いのでまずは様子を見ましょうとの事でしたので結果がどうなるかは未だ分かりませんけど、レントゲンをパシャパシャ激撮する事もなく金魚に負担が少なく非常に良心的な方針を選択していただいたと思います。

      内臓の問題は100%水替えで細菌を少なく維持しストレスを低く出来るなら治ることもありますが、完治したかどうかが判断しにくくて腫れが無くなり安心した直後に普通の飼育に戻して死なせた事もありました。
      ヨウヨウさんが書いておられるように、その個体は通常の管理では再発の可能性があると割り切って厳重管理すれば守れるかもしれませんが、僕は毎日水を替えるのは治療時くらいはがんばれますが、年間を通じて欠かさずに実施するのは無理なので、今後は内臓関連で簡単に治療できない場合は獣医さんにお願いする方向でいこうと考えていますし、皆様にもその方向で勧めていきたいと考えています。

      ヨウヨウさんの近くでも見つかるといいなぁと思います。
      今回の調査で学んだ事ですが犬猫専門の大きなところは駄目な事が多く、ペットホテルや美容院等マネーの匂いが強い施設が併設されていたら100%お魚NGですね。
      爬虫類や小動物までOKとしているところが狙い目ですよ。
      詳しくは記事にまとめます。

  5. 金魚部さん おはようございます。
    今日から仕事が休みでウキウキのヨウヨウです。

    今朝、咲ひかりを1粒たべてくれました♪嬉しいです!朝から幸せな気分です。お腹の腫れも少しマシになってきました。
    毎日の水換えは本当に大変ですよが、毎日お風呂に入る…みたいに、私の毎日の生活にハメ込んでやっていこうと思います。回復後は様子をみて毎日か週に数回かどうなるかわかりませんが、いいように対応してやるつもりです。これで再発が防げるならば、喜んで!です。

    金魚部さんは病院に連れて行かれたんですね。
    記事を楽しみにしています。連れて行くにしても、エアーはどうすれば?バケツに入れて?とか色々考えていましたので、金魚部さんはどうされたのか是非記事で教えていただきたいです。
    金魚部さんの子も転覆が治るように祈ってます。

    獣医さんですが、私が見つけた獣医さんも小動物や両生類、爬虫類も見ておられるようです。近辺は無理でしたが、隣町などまだ完全に探してはないのでもう少し探してみようと思います。大和郡山は私も考えましたが所要時間を考えると一瞬で却下になりました。

    ペットショップで相談したのは厚かましかったんですね。恥ずかしいです。数十分話を聞いてもらいました。もう二度と相談しない!なんて思ってすみません。です。
    聞いてくれてありがとう。です。

    最後に、金魚部さん。今年は本当にお世話になりました。
    ありがとうございました。我が家の金魚達も金魚部さんのおかげで何とか元気に新年を迎えられそうです♪
    良いお年をお迎えください。

    1. ヨウヨウさん こんばんは。
      獣医さんに関しての記事も9割程出来ていますが、薬の記事との関連もあるので2つの記事を並行で作業する関係からもう少しお待ちください。
      僕自身、自分で経験して分かった事ですが、もっと早く利用すべきでした。
      特にマツカサ病で悩んでいる方々には強く受診を薦めていきたいです。

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