コロコロの金魚に育てる方法

コロコロした金魚に育てる方法
まだまだデータ収集レベルですが目に見える違いが出てきたのでレポートします。
コロコロ完成にはまだ数ヶ月かかると考えています。

【概要と条件】
金魚が成長する方向は3つです。

(X)横幅が出る(太る)
(Y)体長が伸びる (大きくなる)
(Z)体高が出る ←制御方法不明

特に何もしなくても3つの方向に成長を続けますが
コロコロとした体形にするには
Y方向の体長が伸びる のを抑える必要があります。

丸い金魚にするには・・・ いろいろな条件がネットでも出てきますが
その殆どは正しいと思います。
しかし、それ単独では上手くいかない気がします。
僕が思うのは数多くの条件を自分の必要に応じて整える必要があるのでは?と言うことです。

まず僕が目にした条件ですが

◆水流を弱く限りなくゼロにする

◆餌を多く食べさせる

◆水を頻繁に換えない

◆狭い容器で育てる

これらに加え、僕独自の条件として

◆金魚を怖がらせない(飼い主に慣れさせる)

★水深を浅くする

★10匹以下の少数で飼育する

を加えて、これら全ての条件に共通する 1つの金魚の行動に注目します。
泳ぎ です。
気付いたのは少し前でシェルターでビューラーちゃんたちのグループを育て始めた頃です。
明らかに他の金魚よりコロコロしていてそれもシェルターに入れてから急にそうなりました。
そして、当時その他の金魚はコメットのような体形のままだったので条件を絞って観察して分かりました。
ビュンビュン泳ぐ事に慣れてきた金魚は簡単に体長が伸びてしまうんです。
そして上の◆の条件は全てビュンビュン泳がない為の条件でもあります。

◇水流は無いほど金魚は泳がずに生活できるので泳ぎも遅いまま生活します

◇餌は可能な限り頻繁に少量を食べさせると糞が出続けるのでどんどん食べられる為、早く太ります。
これは苔がベストですがそれを書くと恐ろしく長くなるのでこれは別に後日投稿します。
泳ぎとは直接関連しませんが苔のように餌を探し回らずとも目の前に餌が常にあるという条件が整えば泳ぎを抑えられます。

◇水を換えないと金魚の活性が落ちるので泳がなくなります。
ちなみに最初はこの方法でしたが、途中でアンモニアが過剰になる問題が出てしばらくは1日2回水を換えていましたがさほど急に泳ぎだすような問題は出ませんでした。
活性を上げて、餌を食べさせることが重要なので個人的にはこの条件は外して良いと考えています。現在は1日か2日に1回換えています。

◇狭いとダッシュする必要が無く、60cm水槽に対して長辺が25cmの容器なら速く泳ごうとしても直ぐに反対側に着くので自然に泳ぎが遅くなります。
これは去年のケースでも確認できましたが、衣装ケースや60cm水槽だと体長2cm程度の金魚にはとても広い為、安心も出来ず自分が安心できるA地点から別の安心できる場所であるB地点まで高速ダッシュで移動します。
これは次に加えた条件の怖がらせないにも関係しますが、狭い容器で飼い主を恐れていなければ高速移動する理由が無いので 自然にポトポト泳ぎになります。
もちろん広い容器でも懐いていれば高速ダッシュする必要が無いので広い容器でも問題はありませんが、ここまでの観察で広い容器では不安を感じて朝一番に飼い主を見たときなどダッシュるケースが多いと感じました。
また逆効果を避けるため、この実験に関してのみ 隠れたりする場所を一切作らないようにしています。
その様な場所があると金魚はその場所に逃げる習慣が出来てしまいなかなか慣れてくれませんし、其処に向けてダッシュする癖がつきます。
最初から逃げ場が無く上が全面開放されていれば1週間から2週間もすれば慣れるので逃げるという行動をしなくなります。
更に確実に早く慣れさせるにはスポイトで糞掃除を頻繁に行うなど金魚との関わりを多くするようにすれば慣れます。
※ここで使用している長辺が25cmの容器は約5Lの水量がありますが、稚魚2cm以下なら最終的には5匹、成魚5cmなら1匹が限界です。 同時にこれより小さな容器では金魚が生きていくのが困難になるので無理な大きさの入れ物は使用しないでください。 エアレーションは必須です。
★容器が小さいほど小さくなると言う法則は成立しません。

☆水深は水圧なので深くなると各部の成長を圧迫で押さえ結果的に無駄な出っ張りの無いアスリート体形になるのでこれは泳ぎと言うより体の作られ方で影響がある部分ですが重要と思われるので追加しています。
僕はシェルターの約12~15cmくらいが体長1~2cmの稚魚に最適と判断しています。
Z方向の体高との関係もあると言われますが確認の手段がないのでZ方向の制御に関しては本投稿では自然のままと言う形で制御は出来ていない状態で行います。

☆10匹以下で飼育するのはコントロールを確実にするためです。
60cm水槽でのケースで失敗しているので明確ですが この場合は飼育密度は関係ありません。
シェルターと同じ密度にしてみたものの全く結果は違いました。
これは多すぎると餌の配分も運動量の制御も上手く行かず結果的に普通にXYZ全方向に伸びてしまいます。
10匹以下なら餌もコントロールしやすいですし、怖がってダッシュして他の魚を誘導してしまう者も出難いです。
金魚は集団行動で暮らすので1匹が激しく警戒のサインを出してしまうと他の魚もそれに準じて逃げてしまいます。

ここに出した条件以外にもまだまだ丸くする為の条件はあると思いますが
僕の場合はこれらに注意して調整すれば上手くいきました。
しかし飼育環境は各自バラバラだと思いますので
上手くいかない場合は何か別の大きな条件があり、それを見逃している可能性がありますので
Y方向に伸びてしまう理由に注目して探してみてください。つまり 泳ぎ に関する条件です。
四六時中ビュンビュン泳ぐような条件が何かあるはずです。

▼話がそれますがビューラーちゃんだけ、最近チョウビのような尾になりました。
コロコロの力士金魚
▲シェルターの力士金魚たち
▼コンテナAの普通金魚たち


この比較では差が分かり難いですが、コンテナAも十分に太っているチームですが徐々にY方向が伸びてくるので太いというより大きいという方向に成長しています。 対してシェルターのチームはショートボディになってきているので徐々に コロコロ度が増してきています。 ビューラーちゃんが劇的にコロコロの為分かり難いかもしれませんが、他のメンバーも結構コロコロしています。

【例外の存在】
また、常に例外も存在します。
つまり条件が整っていても丸くならない稚魚も居ます。
これは幾ら水流があっても尾が閉じない金魚が居るように
上手く工夫して、条件にのらない生活をする固体が居るからです。
去年の例では、水流を避けて弱い場所だけで生活する固体で
殆どの時間、水流を作る水中ポンプの下(水流ほぼゼロ)に特定の数匹がいつも居て餌を与えてもなかなか出てこなくてこちらが根気負けしてその場所にスポイトで餌を配給するということがありました。
こうなれば水流が強いとか関係なく尾が開いたままになります。

今年の例でシェルターに入れたのに丸くならない固体は
ベンさん(仮名)のように明らかに餌を食べていない とか
苔をなかなか食べてくれない個体 とか
何故か狭い中1匹だけビュンビュン泳いでいる個体 とかのように
こちらが設定した条件に合わせてくれていない固体だけでした。
(→)ベンさんをご存じない場合はこちらです

このように条件を整えたから必ず丸くなるというのではなく
設定条件どおりの生活をさせるように仕向けないと上手くいきませんので
その点に注意してください。

特に餌を食べ続けることが最重要です。
最も丸くてコロコロのビューラーちゃん以外にも
この時期にシェルターに入れたチームは皆 力士のような体形になっています。
観察していても殆ど泳いでいませんが苔を食べ続けており糞も多く出します。
赤ムシや粉餌は大量に与えても苔と比べると消化に時間がかかるのか糞があまり出ないので苔ほどの効果が出ていません。
また苔や狭い容器の効果を確かめるべくシェルター2.0を立ち上げて新たに別のグループ(全て成長不良で細く小さな稚魚をセレクト)を作り現在比較実験中ですが既に普通の稚魚たちよりも太くなりました。 ここでも苔を食べるものほど太くなっており夕方に長い糞をしているメンバーが特に太いです。
しかし、中には体長が伸びてしまった固体も1匹居るのでここでも上記の条件で100%を達成する事は出来ていません。
ここまでは大体8割が太くなり2割が失敗です。

また苔は現在10箇所の稚魚タンク中、6箇所で供給していますがコロコロになっているのはシェルターだけです。
他のタンク数箇所でも ビューラーちゃんのように他の魚の数倍苔を食べていることが確認できている固体が居ますがどれもY方向も伸びてしまいコロコロではなく巨大化させてしまいました。

▲体は他の2倍くらいありますが草食系?なので大人しく共食いなどは出ていません。
※別の水槽では共食いが出てしまい現在経過観察中です。元に戻ればレポートします
(未投稿) ←関連記事投稿後に修正できるようにこの文字を入れています。後日検索で未修正箇所のリストが出せるからです。 これで投稿し忘れている記事なども把握して管理しています。

このように餌を食べ続けていても
◆狭い容器で飼う
という条件を外すと、泳ぎも十分に行えるので巨大化してしまいXやZ方向の伸びよりY方向の伸びが目立ちます。

簡単にまとめると
餌を食べる&泳がない=コロコロ
餌を食べない=細長
餌を食べる&ビュンビュン泳ぎまくる=巨大化
の傾向があります。
また、まずYがどんどん伸びてドジョウのようになり
その後徐々に太るような金魚は見たことがありません。
僕の飼育する稚魚の例では まず みんなお腹が膨らんで(X方向に伸び)コロコロに太りだします。
いいぞ! と思ってみているとある日Y方向が伸びて 結果的に 大きな金魚 になってしまいます。
このY方向が抑制された場合のみコロコロな金魚になります。
ですのでいったんコロコロになっても継続しないのが殆どのケースなので上手く泳ぎを抑制してYを抑える必要があります。
それを助けるのが上記の◆や★の条件だと考えています。

【コロコロに育てやすい固体の見分け方】
またコロコロに育てやすい固体、育て難い固体の区別の仕方ですが
普通に育てていて、金魚の大きさに 大 中 小 が出来てきたら
大 はコロコロになり難い
小 はコロコロになり易い と判断できます。
これは大=X&Zだけでなく Y方向に伸びている固体
小=Y方向への伸びが少ない固体 と言えますし
そうなる為には 泳ぎ が関係するので
大は餌を取るのが早いとかビュンビュン泳ぐ系のはずです。
小は多分痩せていると思いますがこれまでどのケースでも
餌さえ十分に食べられれば必ず太りますし、そのまま小が大になることもありますが
孵化後100日も経過した時点で小ならコロコロになる可能性が高いです。

また 尾の形で言えば フナ尾やスボ尾のほうが Y方向へ伸びやすい速い泳ぎをします。
僕の飼育環境で大きくなっている大半はこのタイプです。
しかし去年の例からフナ尾でも丸くなる固体は居るので やはり最初に示した条件に合わせて調整するのが確実です。
あくまで傾向として 大きな固体、フナ尾の固体は よく泳ぐ場合は太ると同時にYも伸びやすい傾向があるというだけですが
圧倒的な数でこの法則が成立しているので確実にそのような傾向が見られます。
尾に関する区別は参考程度ですが、
特に、大 中 小 の傾向は顕著です。

フナ尾ですがコロコロになりました
▲去年産まれたオランダです。フナ尾ですがコロコロになりました
▼同じく去年産まれました、最も成長が遅かったのですが丸くなりました 肉瘤も出てきています。
チビオランダ まるこいです
ちなみに去年は苔ではなく 大量の赤ムシや粉餌を底に溜まるほど与えて育てました。
希望より大きくなりすぎたので後半を抑えて何とか他の魚と同じ大きさに保っています。
その他の条件は大体上記の条件に該当します。

【既知の問題点】
最後になりましたがこの方法には 少なくとも2つの大きな問題があります。

(問題1)肥満魚になる危険
苔で肥満になるかは分かりませんが、他の餌も与えているので
ここまで運動しないと肥満魚街道まっしぐらです。
肥満魚は塩水浴で死ぬケースもあるので病気の治療がしにくく
それは避けたいので、もう少しして体形がある程度固定されたら普通の水槽に移そうと思っています。

(問題2)尾が開く
これは生命には関わりませんが、この方法で丸くした場合、どの稚魚も極端に尾が開いてきます。
僕のように水槽で飼う予定なら横見は重要なので尾が開きすぎると非常に見た目が悪くなります。
上見では確認できませんが、横からだと尾が平らになり過ぎていると感じます。
そしてこれは後に治るのか戻らないのか知らないので不安材料です。

他にも転覆しやすいという問題がありますが
現状ではビューラーちゃんなど他の力士クラスを見ていても
転沈館のメンバーがフラフラしている時もしっかり泳いでいるので
消化さえフル稼働で機能していれば心配ない と今は判断しています。
今後、冬に向けてどうなるかは分かりません。
また消化に関しては冬に向けて消化しやすい餌を探しながら
粉餌を早く消化させる方法なども実験中です。
結果が出ればレポートします。
(未投稿)

多分まだまだ隠れた条件があると思いますし、上記のような問題も含んだ未完成の方法ですが
目で見て違いが分かるほど差が出るので参考になればと思い紹介しました。
試される方は条件に惑わされず 泳ぎ に注目してYを抑えてください。

この方法で育てた結果コロコロになった金魚

「コロコロの金魚に育てる方法」への4件のフィードバック

  1. 苔でなくカモンバのみ与えていた琉金も見ている間にニョキニョキ糞が出てまた食べるを繰り返していました。

    人なら野菜等は繊維など消化分解されない部分が多いから排泄物が増えるイメージなんですが、赤虫より太るとは金魚は消化器官内の消化酵素が違うのでしょうかね?

    ビューラーちゃん太って可愛い!尾鰭もこのまま素敵にのびるといいですね(*^^*)

    1. かにゃんさん いつもコメントありがとうございます。
      先日お礼に伺いましたがアメーバ会員専用でお礼が出来ませんでした。ごめんなさい。

      カモンバは消化がいいのかもしれませんね。マツモでは赤ムシなどと同様で次の日まで色の違う糞が出ないんで かにゃんさんの書かれている通り繊維質などが消化を妨げていると判断して水草は早々に候補から外していました。
      マツモは無理ですけど、柔らかいものやボロボロになりやすい水草なら期待できると思います。
      消化に関しては柔らかく水分の多いものが圧倒的に早いです。
      苔なんかは、たわしでこすれば青汁みたいになりますよね?だから消化は激早です。他の餌に関しては現在比較中ですがキーポイントは水分量です。人間でも朝は粥で食べると良い等、流動食は消化が良い事が知られているのと同じです。 また詳細は苔や生餌の投稿の時にレポートしますね。
      そうですねビューラーちゃんはこのまま安定してくれると有難いですが、何せ初めてのことだらけなので冬にひっくり返るかもしれないので慎重に見守りたいです。問題は最近忙しくてあまり時間が無い事です。 ミスをしないか毎日ドキドキしています。

  2. 今、手のひらサイズの普通の金魚(金魚すくいでGet当時3cm)がいるのですが ウナギまでとはいわなくても ウナギ並に長くできないでしょうか?

    1. 金魚太郎さん こんにちは
      どうなんでしょうね?
      何かと掛け合わせたりすれば出来るのかもしれませんがその方面は疎くて僕は分かりません。
      それなりの長さになれば水中を泳ぐリュウみたいに見えると思うので美しいかもしれませんね。 そんな金魚が誕生したら是非、写真を撮影してみたいです。

      体を長くする方法は分かりませんが
      金魚って歳を重ねるごとに尾びれは結構長くなると思います。
      僕の金魚はヒレが長いものが多いです。
      これらが何処まで長くなるか?が僕の密かな楽しみです。

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