沈没してしまった金魚の第2の人生


前回投稿した らんちゅう等、僕はこれまで数多くの金魚を転覆&沈没させてしまいました。
その金魚達は徐々に泳がなくなり、徐々に体力を失い、最後には死ぬという流れになるのですが、飼い方次第ではより長く生きさせられるのでその方法をご紹介します。

◆餌やり

まず転覆や沈没をした魚は人間で言う ”寝たきり” の状態になります。
泳ぐことが不自由になるので最後には泳がなくなるのですが
浮いていても、沈んでいても問題が出ます。
浮いていれば赤班病など空気中に出たままの体の部分に病気が出やすくなり
ムナビレなどは尾腐れで、徐々に溶けて無くなります。
沈んでいれば床ずれのようにその部位の粘膜が剥がれ落ち鱗の表面が白く濁るように感染症が出ます。

また動かない事で体の各部の機能が徐々に退化し
最後には 動かない が 動ない に変わってしまいます。

これらを防止する為に僕は様々な方法を数年間試してきましたが
最も効果的で失敗が無い方法は 餌の時間を利用する方法です。
通常、問題が出て悪化してくれば餌を自分で食べることが不確かになり、最後はできなくなります。
これを防止する為、体が動くうちに 餌の時間を利用して 十分にリハビリ運動をさせます。
方法は何でも構いません、餌だけは必死に食べると思うのでその間だけでも全力で体を動かさせるのです。
スポイトなどで口に入れてやる等していると最後には口以外動かせなくなるので、それを防止する為 餌の時間に運動をさせます。

僕は小さな茶碗のような底が丸くなった入れ物がお勧めです。
平らだと上手く食べられない個体が多いからですが食べられるなら平らでもOKです。
病魚の体のサイズ、運動能力を十分に考慮して容器の大きさや水深を決めます。


▲オランダは大きくパワーも十分にあったので手桶を使いました。
写真のように多少深さはありますがこの程度は楽に潜れたのでこの深さに潜って餌を取るように仕向けました。
この方法が良かった点は アルビノ出目金なども食べに来られる為
テリトリー意識が強くなり、アルビノが来れば威嚇したりしながら
毎回自分の餌を食べていました。
オランダはビデオが無いようですが、毎日2回やるので結構な運動量ですし、
調子の良い日や悪い日が一目瞭然でした。


▲白オランダ1世 や ランチュウ は手桶のレベルでは深すぎてNGなので
小さな茶碗のような容器に入れて食べさせていました。
これはビデオを撮影しておきましたので見ていただけば分かりますが
かなりの運動量です。
同じく餌を食べるペースなどで調子の良し悪しも把握しやすいです。

見ているとついつい応援したくなるそんな2本+1本をご用意しました。
オリンピックの応援に疲れたら覧ください。


▲実際の食事中の様子です。
5分近くあり長いですが、後半の餌が少なくなってからの運動量に注目していただければと思います。
餌以外では1日虫殆ど動かず時々場所を変える程度なので
朝と夕方の2回のこれらがかなり重要なエクササイズになります。

物凄く時間がある方は、転覆と沈没の2匹による
▼シンクロナイズド・イーティングもお楽しみください。

これは1回目をほぼ食べ終えてから2回目の追加の記録です。
明らかに白いほうのオランダがこの日は良く食べているので多めに与えています。

これは毎日の事なので金魚もそのことを理解しているというのが
▼このビデオです。 ご馳走だと分かっているので なんと自分から容器に入ってきます。
いつもは1回目で入りますがこの日はビデオに緊張したのか?
1回目は壁に激突しています。

この方法以前はスポイトで口に入れていましたが
スポイト給餌だと金魚が調子の悪い日
(上記の方法なら餌を食べないか食べ残す日)
これが見分けられず、口元までスポイトで運ばれると
殆どの金魚がそれを一度口に入れてしまいます。
あとで吐き出せば問題ありませんが消化できずにお腹にガスを溜めて浮く事もありましたので
スポイトによる給餌はそれ以降辞めました。危険です。

上記の方法なら放置しておくので調子が悪ければ食べずに残しますし 普段より食べるのが遅い日は安全の為、食べさせずに水槽に戻していました。 毎日世話していると分かりますが食べる速さや量は日によって変わります。 複数で飼っていると別の金魚が食べたりするので分かり難いですがこのように分けて与えると一目瞭然になります。 そういう意味でも金魚それぞれの健康状態が把握しやすいこの方法がお勧めです。 この投稿用にビデオ撮影したのでその間は食べるのを横で見ていましたが、普段は1番目に餌を与えて他の金魚に餌を与えてから戻ってきて見て、完食していればもう少し与えるか、残していればそのまま食べさせずに水槽に戻すか、決めていましたので途中は僕もあまり見る機会がありませんでしたが、改めて見てみると結構必死ですね。

◆水深
転覆した場合は浮いているので関係ないとも言われますが
沈没すると底に沈むので60cm水槽などではかなりの水深になり水圧がかかり続けます。
これは魚でも酸素を取り込む問題など新たな病気になるので第一に水深が体長と同じ程度の浅い場所で飼う必要があります。
しかし特別にそのような水槽を立ち上げても水深が無さ過ぎて温度が不安定になるので
僕は水槽の上部にトレー上のものを固定してその中で世話していました。

現在はこの需要をカバーできるオーバーフローシステムを作ったのでオーバーフロー管を短いものに変えれば水深が低くても十分な水量が別のタンクにあり循環する事で温度や水質が安定できますが、この当時は未だ無かったのでトレーを使っていました。

このように多少の不便を感じる事もあるだろう余分な手間をかける必要が出ますが
せっかくここまで育ててきた金魚たちなので長生きさせてやりたい、体が動かなくて苦しんで死なせたくない場合はこのような方法で 体への負担を軽減しつつ、日々のリハビリを繰り返す事で1日でも長く、(病魚ですが)健康に生きられるようにしてあげると良いのではないかと思います。
疲れている時など見ているだけでリラックスさせてくれる可愛い小さな生き物ですが、一旦水槽内で飼い始めれば僕達人間の助け無しには生きていけない部分も多いので参考になればと思います。
これまで数多くを転覆沈没させて死なせてきた罪滅ぼしも兼ねて、同じような経験をされている方の参考になればと思います。

「沈没してしまった金魚の第2の人生」への12件のフィードバック

  1. 子供が盆踊りですくってきて一年、2匹だけになってしまったけれど、せっせと餌をやってお世話していました。泳ぎ回るのが大好きで,仲のいい2匹です。そのうちの一匹が、妙な動きをするようになって、もうこのまま死んでしまうのかと思い,涙目の一日を過ごしましたが,まだ生きさせる方法があるとわかって、嬉しく思ってます。ありがとうございました。

    1. 豊田僚子さん こんにちは。
      お返事が遅れてすみません。

      コメントから現在回復可能な状態なのか?そうではないのか?判断できませんでしたが もし回復の可能性があるなら・・・
      秋は温度が不安定ですので金魚がフラフラしがちです。
      稚魚でなければ餌を控えるのも良いですし
      できれば苔、藻、水草を食べさせてあげてください。
      特に底に沈むタイプの藻類は金魚が良く食べよく糞をするので
      転覆初期は勿論、少し重度の転覆も回復する事があります。
      また回復しても直ぐにやめず数ヶ月は継続するのが有効と思います。
      これが有効なのは原因が消化不良や内蔵の機能障害に関係する場合のみです。

      大切な金魚ちゃんが日に日に弱る姿を見るのは飼い主にとって最も辛い事ですが
      生きている限りは世話をしてあげて下さい。
      また、泳げなくなり沈んでしまった場合は あまり深い場所だと急激に悪化するとか内蔵がダメージを受けるとかもあるようですので、水深を浅くした容器で飼育するか、ザルやバスケットを浮かべて飼育してあげると 水圧が緩和できて負担が減るので長生きできます。

      僕の所にも沈没したまま5年生きた金魚も居ましたが春に死んでしまいました。
      自力では餌も取れないようになっていたので毎日口元まで運んでいましたが、このような日々の世話の繰り返しは元気な金魚とは築けないような信頼関係が生まれるので 物凄く懐くようになりました。 元気に泳げなくなる事は悲しいことですが、考えようによっては元気なら経験することが出来なかっただろう側面を見ることも出来ますので第2の人生をゆっくり送らせてあげてください。 それはそれで決して悪いものではないと思います。

  2. 初めまして、よく拝見させていただき勉強させていただいております。
    我が家にはちょうど一年前にやってきた黒の出目金がいます、食欲もあって元気はあるのですが沈没金魚です。
    奇形金魚だったようで両の胸鰭が回転するように曲がっていて、小さな時はそれでも泳げていたのですが現在24gでさすがに自分の体を持ち上げられず常に水槽の下に待機している状態です。
    一度バランスを崩すとひっくり返って自力では起きられないので落ちているえさを食べることができないのでふやかした丸い餌を竹串で一粒ずつ口に渡してます、そんなときぐらいしか泳ぎもしないので餌で釣って運動させながら朝晩正味2時間ぐらいかけてご飯を食べさせています。
    今までは何も問題なかったのですが、11月に自分が5日ほど家を空けて帰ってきたら尾びれの下側が擦過傷で真っ白になっていました。長い尾を着物の裾みたいに引きずってますし、底砂も敷いていたし、不在中は友人にふやかした餌を沈めて撒いてもらっていたのでそのせいだと思い、赤斑も出ていたこともあって塩浴をして様子を見ました。
    しかしその後から尾の白化が止まらず尾が溶けてきて悩んでいます。(治っているところもあるんです)
    水槽の水も一度全部変え、フィルターも新しくして本人も元気ではあるのですが白くなった尾は粘膜が発生し、それをトリミングしてはいるのですがなかなか治らず、本日再び塩浴を開始してみました。
    これは単純な尾ぐされでしょうか?
    何度水を変えてもろ過装置などを一新しないと続くものでしょうか。

    飼育相談にあたるようでしたら削除してもらって結構です。
    もりお知恵を拝借いただけましたら幸いです。

    1. Keika Tyoukiさん こんばんは。
      これまで無事だった金魚に今回のような感染症が出て困っておられると思います。
      まず僕が経験してきた沈没金魚に起きた変化に関して書きます。

      転覆したり沈没しながら最終的には全く浮けなくなる

      まだ体力があるので無理やり底を移動したりしながら餌も自力で食べる

      健常な金魚に比べると運動量が少なすぎる為
      徐々に体力や運動機能に衰弱が見られる

      金魚は不自由な環境に長く居ると
      徐々に泳ぐ気力を失うので動く姿を見なくなる

      餌を自力で口に入れられなくなる

      時々移動しているが常に同じ側を下にするようになる

      底になっている部分に赤班病が出る

      もはや免疫力が低下し常在菌にまで
      犯されるようになるので尾腐れや白雲病が出る

      ここまで1年から2年かかったケースもありましたがいずれの沈没金魚も徐々に衰弱し感染症にかかりやすくなりました。 環境や個体差もあると思いますが、僕の経験では少しでも長く健康的に保つには
      ◆餌を確実に食べさせる
      ◆できる限り毎日運動させる
      が重要だと思います。
      また
      健常な金魚に比べると弱っている状態で生きているので
      更に
      ◆水換えの頻度を高めで行う
      ◆水槽内を常に清潔に保つ (でも、綺麗にしすぎてもNG)
      ◆完全に体の片面を下にする場合は時々裏返す
      (赤班病の予防や確認も兼用)
      ◆極度な低温にしない
      (10℃以下は極度の免疫の低下を起こす為)
      など
      弱点をカバーしたり問題の悪化を抑制するようなサポートをしてあげると良いと思います。

      前置きが長くなりましたが
      現状は体力もあり元気なようですので
      塩水浴で毎日100%水を替えて
      しばらく(1週~10日ほど)様子を見るのはどうでしょうか?
      一方、水槽に関しては
      濾過装置や底砂は一新する必要はありません。
      一度綺麗にされたのであれば今後は安定して濾過バクテリアが増えるまで温存する事が重要です。 バクテリアはバランスゲームなので安定させる事が重要です。 何をしても常在菌はゼロには出来ません。 水道水にも含まれますし、金魚の体にも大量に付着していますので 工業用洗浄水(純粋なH2O)でも数日で普通の水道水と変わらない状態になります。
      >これは単純な尾ぐされでしょうか?
      写真が無いと分かりませんが多分それに該当すると思います。でも健常な金魚に起きる場合と比べるとリスクの大きさは違うものになると思います。適切に対応しないと衰弱させる事につながります。 また尾に出ている粘膜は患部を守るために金魚が出しているものだと思いますので人為的にトリミングするのではなく塩水浴によって自然に剥離させるようにしたほうが良いと思います。 患部にストレスをかけると衰弱を進めるかもしれませんので金魚の力を信じて見守ってあげてください。
      また衰弱してきて片面を常に下にするようになると見たことも無いような風船のような感染症も出ますが、その見た目の酷さに惑わされる事なく金魚の動きを良く見て対応を判断してあげてください。 (僕の場合は塩水浴で治りました)

      最後に、僕が飼育していた沈没金魚は約3年ほど前(間違いました 2年前 です)の春に沢山の金魚を死なせてしまった時に死なせてしまいました。 あの時の沈没金魚の死亡の原因は水質悪化だったと思います。 気を抜かなければ未だ生きていたかもしれません。 僕の場合は自分に課していた当時の飼育ルールが甘くて死なせてしまいましたが、 Keika Tyoukiさんは 是非がんばってあげてください。

  3. お返事ありがとうございます。
    すごく心強いです、少し安心しました。
    赤斑が出てきたので再び塩浴をさせようと思っていますが、今新規に立ち上げた水が真っ白になっています(徐々に透明感は出てきているのですが・・・)この水は捨てた方が良いですか、それともこのまま金魚不在でろ過等を付けて置いておき安定を待った方が良いでしょうか?
    こちらを読ませていただいて、運動不足の可能性が高かったので水槽も少し大きくしました、弱水流にさえ押されて流されていますが相変わらず元気ではあります・・・が、今までそうでもなかったのですが最近は毎回立ち上げは水が真っ白になってその間に白化が進んだり赤斑を発症したりするのですが、ここはぐっと我慢で良いのでしょうか・・・。
    そんなにしょっちゅう塩浴を繰り替えしても平気なものなのでしょうか・・・。
    (ちなみに塩素はゼロになってから金魚はいれています、それ以外の水質検査はしていません。当方沖縄県ですので、水に関してはちょっと特殊地域かもしれません・・・)
    ちなみにデメさんは転覆や横転はなく、いうなればオットセイみたいに前ヒレだけで床を歩いているような感じです。なので胸に赤斑がよく出ます。

    もう少々お知恵を拝借いただけましたら幸いです。
    よろしくお願いします。

    1. Keika Tyoukiさん こんばんは。
      濁っている水ですが、アンモニア濃度が高い場合や雑菌が大量に繁殖している場合は新しくしたほうが立ち上がりは早くなります。
      中身がどうであれ、放置していればいずれは透明になるでしょうから 上記の懸念が無いならそのままでも構わないです。
      その場合も念のため金魚を入れる直前に6~8割程度は捨てて新しい水で薄めるようにすれば安心です。

      >今までそうでもなかったのですが
      >最近は毎回立ち上げは水が真っ白になって
      >その間に白化が進んだり赤斑を発症したりするのです
      この部分が良く分からないのですが
      毎回立ち上げるというのは リセットを繰り返しておられるのでしょうか?
      赤班や尾腐れが出てもリセットは行わずに8割程度の水を捨てて新しくするで対応されたほうが水が強くなり長期的には安心して飼育できます。
      沈没している場合は粘膜が薄くなる場所に細菌が感染しますので見た目には常に水質悪化しているように感じてしまいますがその事に惑わされずに安定した環境を作ることが重要です。

      >そんなにしょっちゅう塩浴を
      >繰り替えしても平気なものなのでしょうか
      いいえ、あまり繰り返しておられるなら良くありません。
      緊急性が無い場合は1週間以上は同じ水質で維持してあげてください。
      塩水浴を既に行ってしまっている場合はそのまま1週間くらい毎日塩水を100%新しいものに替えながら清潔に対応してあげてください。

      >当方沖縄県ですので、
      >水に関してはちょっと特殊地域かもしれません
      硬度の事でしょうか?
      確かに金魚飼育には硬度が低いほうが適していると言われますので硬いと問題が出やすいかもしれません。 残念ながら硬度が高い環境での飼育経験が無いため、この問題に関しては具体的にどのような悪影響があるのか分かりません。
      お力になれず申し訳ありません。

      >オットセイみたいに前ヒレだけで床を
      >歩いているような感じです。なので胸に赤斑がよく出ます
      なるほど逆立ちタイプですね。
      どうしても底に触れている部分の粘膜が薄くなり感染するようです。
      過去に ベアタンク、発泡スチロール、底砂など色々な素材を試しましたがどれも問題が出ました。
      少しだけ塩を入れると殺菌できるという説があり試していたら悪化した事もありました。
      結局こまめに水を換えるのが最も良好な結果でした。

  4. 度々細かくお答えいただきありがとうございました!
    今、塩浴7日目なのでそろそろ水槽に戻そうかと思います。
    教えてもらった通り、戻す前に水を6~8割新しいのと交換してみます。
    水をこまめに変えて頑張ってみます、お世話になりました。

    1. Keika Tyoukiさん こんばんは。
      ご丁寧にありがとうございます。
      うまく行くようにがんばってあげてください。

  5. 金魚部さん、こんばんは。
    あれからの琉金STと丹頂ですが僕の力不足とまだまだ金魚飼育の世界、入って浅く勉強不足も共にあり今朝、琉金STの方、沈没にしてしまいました。
    残念です。
    やはりお腹の辺りもウロコが若干立ち元気が次第に無くなってしまい最後はこんな最悪な結果になりました。
    2月に丸1年の飼育期間です。

    丹頂の方もウロコが立ちマツカサ病の姿、そのものです。

    これからの飼育をやって行く上でやはり最重要な課題はマツカサ病をいかに出さないか。
    飼育水の管理状態とバクテリアのバランスなどや温度変化に対する対策などあげれば切り無しですが3年目を迎える今年も勉強と経験、今まで日記に記載した飼育データなどを総合的に理解してまだまだ長い夢を追いかけて行きたいと思っています。
    またその節はご指導お願い致します。

    1. オリオンさん こんばんは。
      残念でしたね。でも沈没しただけなら回復させたり春夏に完治させられる可能性がありますので適切に対応してあげてください。まだまだ大丈夫ですので気を落とさないでください。

      まず、 
      ◆野菜など全ての生餌をやめて人工餌に切り替えてください。
      マツカサ病まで出した事はないですが、僕も生餌の給餌でよくアンモニア地獄にしてた経験があります。
      生餌は慣れないと水質管理がとても難しいです。
      問題が出たら管理が不適切で水質悪化させていると言う事ですので即座に中止されたほうが良いです。

      同じく 餌を細かくして与えておられる際に
      ◆フィルターの吸い込み口に対策は講じておられますか?
      金魚の口に入るよりも多くがフィルターに吸い込まれていませんか?
      物理ろ過が正しく出来ていないと松かさ病が出るかもしれません。
      濾過装置内部に餌が入り込んでいないことをご確認ください。

      次に新水刺激の意味を逆に捉えておられるようですが
      治療目的以外で毎日換えるのは良くないという意味で記事を書いていますので
      ◆今後は週に1回の水換えで管理できるように餌や水の量を調整してあげてください。
      意味無く世界中の専門家が週に1回の水換えを推奨しておられるわけではありません。
      毎日替えてはいけない理由があるんです。詳しくは機会があれば記事にします。
      ※この刺激を出さないほどの少量を毎日は大丈夫ですが その量がどの程度かは定義できないので このケースでは週1回という周期で行うのが確実と考えます。

      少なくともこれらを改善し安定した環境で管理すれば水質の問題は改善されるはずです。

      最後に、誠に申し訳ありませんが この次に頂いたバクテリアに関するコメントは公開出来ない表現が含まれているので表示する事が出来ません。
      表示してしまうとそのまま抜き取られて検索結果に出てしまうので僕が書いたことのように見えてしまう為、皆様のコメント内の表現でも区別できなくて困る場合や特定の商品名が含まれる場合等は このような対応をさせていただいています。 誠に申し訳ありませんがご了承ください。
      そしてそのコメントへの僕の答えですが、こちらに書かせていただきます。
      まず、添加し続けるタイプのバクテリア製品は使用しないほうが良いです。
      このブログでは添加型のバクテリアを何年も入れ続けることは全く推奨していません。
      お金が無駄なだけではなく水質の安定が何時まで経っても得られない(逆効果の)可能性もあるからです。

      バクテリア製品はスターターとして最初の立ち上げ時にだけ上手く使うのは、より早くより安全に水が作れるので良いと思いますが、
      添加タイプを入れ続けるのは自家産のバクテリアのバランスを崩す事につながります。
      添加し続けるのは延々と敵の兵隊を送り込むようなものなので使用しないほうが良いです。
      また入れ続けて何の効果も悪影響も無い場合は バクテリアと思っているモノが実はバクテリアではなく バクテリアの死骸 か 単なる液体 という事もあります。スキャム製品がとても多い業界ですのでご注意ください。
      昔、欧米のフォーラムでよく 機能しないバクテリア製品 のことを 高価な死体入りの液体 と呼んでいました。

      せっかく自家産のバクテリアのバランスが安定しているところに同じ働きをする別種族のバクテリアを入れるということは養分(餌)の取り合いになるのでやめたほうが良いです。
      両者が共倒れすると主力を雑菌に奪われる事があります。
      通常は定期的に水を換えて、エアレーションをしていれば雑菌に主力の座を奪われるなどと言う事は起き得ないことだと思いますけど、不自然なバランスを作るような勢力を外部から投入するとそのような問題が起きる事があるそうです。
      このような異常があると起きる弊害としては
      ◇アンモニア、亜硝酸塩のいずれかまたは両方が何時までもゼロにならない(主力の不在/不足)
      ◇突然水が白く濁る(バクテリアの死骸)
      ◇雑菌の繁殖(バランスの異常に起因)
      ◇頻繁に感染症になる金魚が出る(水質異常からの免疫低下による例)
      ◇金魚がよく消化不良で転覆する(水質異常からの免疫低下による例)
      などが挙げられます。

      通常なら(添加していなければ)、特別な事は何もしなくても1年もしないうちにアンモニアと亜硝酸塩はゼロになり、水質管理が適切なら両者はゼロを維持できます。
      これが出来ない場合は 何かがおかしいと考えたほうが良いです。

      ですので
      1年以上魚を飼育していればバクテリア製品は不用です。
      レビューなどを読んでいると 気休め や おまじない で入れているという方も時々居られますが 実は逆効果を心配したほうがいいくらいですので 長く飼育している方は添加をやめることをお勧めします。

      前回も書きましたが 茶漬け などと言って 餌(有機物)をアンモニアに換えるバクテリアに漬けて アンモニア団子状態にして金魚に与えるのもやめたほうが良いです。
      これを考えた人は明らかに 酵素を出す細菌(酵素分解により消化吸収しやすくする) と 有機栄養細菌(有機物をアンモニアにする) を混同しておられます。

  6. 金魚部さん、こんばんは。
    ご返事ありがとうございました。

    添加タイプのバクテリア(僕の場合は金魚バイコム)を長く意味の無いまま水換えの度に使っていた事は敵の後方支援を自ずとしていた事、恥ずかしいばかりです。
    やけに転覆病が多い?
    浮き袋の難が出てしまう。
    マツカサ病が勃発し過ぎる。
    何故か疑問点が多い事だらけでした。

    これから自家産のバクテリアを大切に守り生かして行きたいと思います。
    スタートの時には添加性バクテリアの力を借り立ち上がった水槽には余分な(無意味な)バクテリアなどは添加せずに行きたいと思います。
    今思うとどれくらいのお金をバクテリアに使ってしまったのか?
    恐ろしくなります。
    金魚部さんの言われる様にアンモニアゼロ、亜硝酸塩ゼロになっている事はすでに立ち上がった状態を維持していると思うのでこれから気を付けて長い金魚飼育の人生を学んで行きたいと思いますし一匹でも多くの可愛い金魚達に幸せになってもらおうと思う限りです。
    どうも大切な意味を持った内容のお話ありがとうございました。
    頑張ります。

    1. オリオンさん こんばんは。
      最初は塩素で壊滅的な状態の水道水でも、カルキを抜いて(★)金魚を飼育しはじめれば1ヶ月ほどで必要なバクテリアが増えてアンモニアや亜硝酸塩がゼロにできる水(★★)になります、でもこれはゴールではなくスタートです。
      このまま1年、2年と飼育していくとバクテリアは数だけではなく種類も増え、より複雑で強固なバランスを維持した強い水(★★★)に変化していきます。
      ここで言うバクテリアの安定とは実は全く安定ではなく時間と共にどんどん複雑化していくことを意味します。 そしてこの複雑なバランスこそが 強い水(★★★) とよばれる安定感の高い金魚飼育に適した水になるんです。
      だから どんぶり金魚のように毎日リセットするような昔の飼育法は(★のレベルでストップするので)駄目ですし、バクテリアを添加し続ける飼育も上記の例の飼育開始から1ヵ月後の状態(★★のレベル)を再現するに過ぎないので決して 強い水(★★★)にはならないと言う事なんです。
      最初のスタートは何でも構いませんが1年以上飼育をされている方々には 是非とも ★★★のレベルでしか味わえない 安定感を手に入れていただきたいと僕は切望します。

      またご利用のバクテリア製品が悪いということではないと言うことも十分に強調しておきます。
      名前を出した4つの製品のうち2つは入手して実験したところ
      アンモニアの濃度が5.0mg/Lを超えていた時は全く下がる事が確認できませんでしたが、1.5mg/L以下の時はゼロになる事が確認できました。
      ですのでスキャムではなく、一定条件下では確実に機能する製品です。ただし各社が広告やHPで書いている事の全てが再現できるとは考えにくい部分も存在します。
      残念ながらこれらを使用しての立ち上げ実験をしなかったので定着するかは分かりませんが初期の頃に上手く使えば役に立つ製品です。

      本当に腹立たしいのはネットでよく名前を目にするバクテリア製品で アンモニア濃度を全く下げることが出来ませんでした。 製品に書かれている事は不事実であり、完全な詐欺です。
      当時名前を公表しようかとも思いましたがそれをしだすと最悪の場合、相手のレベルにまで下りて戦う必要があるので、色々考えた結果、本当に悪質な商品は一切名前を出さない事で対応する事に決めました。
      気付かずに散財し続けている被害者の方々はお気の毒ですが、製品がセールスポイントとしている事をよく読み、使用しながら本当にそうなっているか?確認すれば直ぐに気付く事ばかりですので ここではこのへんにしておきます。気付く方は直ぐに気づくでしょうし、そうでない方は使い続けることになります。

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