水が白く濁る_転覆病_急上昇検索ワード


ご無沙汰してます。
金魚を300匹も飼っていると色々な事が起こり勉強になります。
また同時にブログをしているとサイトに来られる方が使用された検索ワードのリストが日々変わるので皆さんの周りで起きている問題も把握でき、自分と同じような事を経験されている方が多いと感じます。 ここ1週間ほどでかなり目に付く検索ワードは

水が白く濁る
転覆病
白点病

この3つです。
残念ながら白点病は殆ど経験が無く、現在も発生していないので何も書けませんが
他の2つはいろいろと予測できる事件が多発しています。

水が白く濁る

これはアンモニアの件でいろいろ調べたり比べたりしていて一時的に白くにごることがありました。

(ケース1)普段と違う水を大量に入れた
普段はエアレした水を水換えに使用していましたが全く足りないので
カルキ抜きを使用して水換えしたら白く濁りました。
1日で元に戻りましたが、これはバクテリアの構成が変化する時に起こる濁りだと考えています。
バクテリアは水質、太陽光、温度、酸素、与えている餌の種類、金魚の数・・・
あらゆる条件でその構成要素のバランスが決まる為、2つとして同じバクテリアの組み合わせは存在しないと言われています。
同じ飼育者の水槽でもそれぞれが 指紋やDNAのように違うバクテリアの構成(組み合わせ)で出来ています。
カルキ抜きは無害ですが何らかのケミカル成分が水中に入る為、大量に水換えしたことで中身のバランスがかわり、それに応じてバクテリアも入れ替わる為濁ったと思います。
逆に、普段からカルキ抜きを使用していれば大量に換えてもその成分が既に水槽内に存在するので濁らないはずです。(メーカーとか変えると濁るかもしれません)

(ケース2)温度上昇、明らかな酸素不足
これはアンモニアの大量発生とも関係しますが、ここまで30℃程度で推移していた温度が一気に35℃まで上がった日に
多くの水槽でアンモニアの濃度がアブノーマルな数値に跳ね上がりました。
(→)ケーススタディ:ろ過、アンモニア、温度上昇
(→)ケーススタディ:オーバーフローによるアンモニアが減らない場合の対応
すでに投稿したとおりです
この原因を探るべく個々の水槽を調べていき、過密以外の原因もあると判断するケースが2つありました。

<ケース2A> フィルターのつまり、大量の未処理の汚物
これはフィルターが真っ黒でドロドロとした汚物で覆われていたケースでこれを洗い流す事で次の日、未だ何も対策を講じていないのにアンモニア値が下がりました。
これらは温度上昇と共に 簡単に言えば 腐る ような状況になり水質を悪化させるのでこの時期はフィルターを綺麗に洗うほうが安心です。
しかし、洗いすぎると一時的に水が濁ります。
これは洗い流されたバクテリアの欠如を補ったり、これまでバランスの中で生きていたバクテリアが洗い流されてバランスが崩れ(食べる相手が居なくなり)死んでしまうなど
バクテリアの大異動というか市役所の4月の異動みたいな配置換えが起きている為で、ある程度すれば死んだバクテリアを食べるバクテリアが出たりして落ち着きます。
<余談>
話が少しそれますが、これらの黒いドロドロは処理が間に合わないと毒となり水質を悪化させますが、
新しい水に入れてしばらくエアレで回せば水槽を立ち上げることが出来るバクテリアの塊が周りについています。(中身は糞や餌の破片ですがその周りにバクテリアが居ます)
面白いのは、このドロドロのフィルター(ウール等)を大きな水槽にカルキ抜きした水とエアレと共に入れれば1週間ほどで新品同様は言い過ぎですが、殆ど白い状態になると言う現象です。 これは大半が一度水中に拡散し、残った黒い部分もバクテリアに徐々に食べつくされて無くなるからです。
また、アルビノ出目金が赤ちゃんの時 3匹を一瞬60cm水槽に入れて 水作エイトMだけで管理していた時も同じく 茶色でいい感じにバクテリアが沸いたものを入れて立ち上げましたが、数日で真っ白になり、逆に何か問題が出たのか?と心配になるほどでした。
このように処理途中のドロドロは高温時には洗い流してでも排出しべきですが、処理が腐敗より早い環境では健全なバクテリアの餌なので洗い流す際は その状況(温度、水量=酸素量)を考えて対応すると 金魚も安心ですし、飼い主もストレス無く透明の水で安心できるかもしれません。
でも今のような高温の時期は 迷わず洗い流す事をお勧めします。

<ケース2B>水草の劣化
水草はアンモニアを吸収できると言う期待もありますが、これは健全なときの話で、劣化しだせばそれ自体がアンモニア発生源になり、ドロドロの黄色い水になることもあります。
僕はそれを避けるため、春に水草を入れ、真夏頃に撤去してます。 秋まで待てば分解してドロドロになるからです。 去年はマツモだけだったのでもっと長く入れていましたが、今年はホテイソウも導入していたので劣化が既に始まりメンテナンスに負われています。 このような際は、撤去してトリミングしてバケツで回復させ、屋外で太陽光を浴びた根も健全なものと入れ換えて済む場合もありますが、僕の今回のように、水が黄色くなり、フィルターにはドロドロの残骸が多数絡んでいる場合、リセットとまで行かなくても、大量に水を換え、上部フィルターも綺麗に洗うことになります。
これも水が白く濁るチャンスが出てしまう問題がありますが 金魚が死ぬより 濁った水で1週間ほど我慢する ほうを選ぶようにしています。

(ケース3)青水化
あまりに直射日光が強すぎる場所に置いていて、あまりに水換えをサボって 硝酸塩が溜まっていれば
白い濁りは消えずそのまま青水になります。
逆に言えば 水換えを遅らせて硝酸塩を溜めた飼育水をバケツにでも入れて外で日光にさらせば青水になります。
これは他のケースと濁るメカニズムが違いますが同じく白くなる現象です。
避けるには日光を遮るのが最も有効だと経験を通じて学びました。
またこの青水化の阻止こそが苔を大量に、かつ瞬間的に作り出すテクニックで、
これも最近見つけた方法です。
また外部に置いて青水化させるととてもドロドロとした青水になり苔も毛足の長い扱い難いものになるので
いずれにしても今のような高温時は、ある程度の段階で室内に取り込むほうが健全なプロセスで完成させられます。

水が白く濁る事そのものはこのように状態の変化の途中を示すだけで
金魚さえ元気に泳いでいれば何の問題も無いのでしばらく餌を控えたり、金魚を分散したりして安定を待つのが懸命です。
特に真夏は急激な温度上昇による劣化、真冬は低温によりなかなかバクテリアが増えない問題があるのでこの季節はリセットや新規立ち上げは大変ですが、”徐々に”を基本に全てのメンテナンスをしていればいずれは収束します。 その間、金魚の動きだけは良く観察してあげてください。 上記のようにアンモニアの問題など他の問題が併発している可能性もありますのでその場合は即時に対応しないと危険です。 特に夏はプロセスが早く進むので見つけたときには手遅れのような事態もあるので予測・予防できると安心です。

転覆病

この時期に起きる転覆病の原因の可能性ですが
◆餌の与えすぎによる転覆
これに該当する場合は餌を控えるか、消化を促進するように同じ量をより多くの回数に分けて与えるなどするしか無いと思います。

◆浮き袋の欠陥による転覆
日中は活動的なのでバクバク餌を食べますが、夕方頃にプカプカしているメンバーも居ます。(@転沈館)
どうも転覆しやすい固体と言うのは少し食べるとフラフラしてしまうようです。
僕は苔等を食べて消化能力が高まればこの問題は緩和されると考えていますが
先天的に浮き袋が中途半端な大きさしかない、もしくは片方が既に退化しているか欠陥を持っている
そんな場合は消化能力とか餌の量とか関係なく少し食べればフラフラしてしまうのかも知れません。
▼稚魚の浮き袋の写真です。 これだけの個体差があります。

▲成長段階がバラバラのサンプルですが どれも危うい気がするものを集めました。
後ろが小さすぎる固体や全体的にサイズが足りない個体などが居ます。
一番下なんかは、圧迫されて凄く細く見えます。
(余談)
こんな危うい浮き袋ですが 最近 発見して驚いたことがあります。
金魚は横になって静止とかできます。
前後2つの浮き袋で頭を上にしたり下にしたりできるのは分かるのですが
横になれる原理が分かりませんが、苔を食べる時多くの金魚が必死になると横になって苔を食べます。
転覆で浮いて横になるのとは違い、沈んでいるのでもなく、水槽の中間部分で横になるんです。
そうすると苔が剥がしやすいみたいです。

◆エア喰いによる転覆
温度が上昇すると、水中の酸素は減ります、するとエラが弱い仔たちはエア喰いを始めます。
朝は元気にパクパクしてせわしなく餌くれ状態ですが、昼間エア喰い全開で、夕方には背ビレをすこし水面から出して僕に見つからないように忍者モードで浮いています。
僕が見つけ次第背中を指でコンコンする攻撃をすることを皆知っているので上手く死角に隠れようとします。
中にはイルカのように背中を触られて喜ぶ兵も出てきましたが、
最近は皆、上手く消えすぎて、居なくなったのか?とドキッとさせられます。
オランダ1世(7匹 うち 3匹が常連)に起こっている問題です。
水量を100Lで運用している現在も治りません。
エアも上下のタンクにそれぞれかけていますが それでも最高水温時に酸素が足りないようです。

◆水質悪化による転覆
上記のアンモニア関連のことからの派生ですが、温度が上がり水質が悪化すれば
そのストレスから転覆するケースもでます。
(→)転覆病の原因はこんなに多くあります
に書いたように転覆病はストレスにより起こる病気でもあるため水質を改善して治るケースもあります。
僕はこれまで転覆予防に良いと言う理由で多くの水槽の水位を下げて管理していましたがこの時期だけ
温度上昇を弱める事、水質悪化に抵抗する事 を目的に水槽のギリギリまで水を入れて水量UPで管理する事にしました。
水換えも、エアレ水にこだわらず、カルキ抜きも乱用?しながら頻度を上げています。

僕は酸素不足&エア喰いには苦戦中ですが
どんなケースであれ、変化を見逃さす、早めに対応すれば対応も可能だと思います。
真夏のように高温時は、何もかもがスピード勝負ですので、おかしい?と思ったら
水を換えたり、水槽やフィルターの掃除ができる状態でいてあげてください。

(追記)
9月になり徐々に水温も下がり現在安定していますが
エア喰いはほぼ無くなりました。
面白いのは春先の温かくなる時期は26℃を越えるとエア喰い全開でしたが
金魚も徐々に酸素不足に慣れてくるのか?一度35℃まで上昇し30℃から26℃で安定している現在
殆どの金魚は問題が無くなったように生活しています。
またエア喰いでお悩みの場合は、特によくエア喰いをする固体を見つけて隔離すると良いです。
多くの金魚は1匹がすると餌があると思うのか真似します。
最後には全員でエア喰い大会になるので真似しないようにエラが弱い固体は夏場だけでも別で飼うのも手ではないかと思います。 僕の場合も問題の多い3匹を隔離して何とか収束し、その後別の個体がエア喰いしはじめましたが現在の温度域で安定して何とか収まりました。 3匹は今も食べていますが浮くほどでは無い様なのでそのままさせています。

安全な金魚ライフを!

「水が白く濁る_転覆病_急上昇検索ワード」への2件のフィードバック

  1. あー…なんか…金魚の飼育って…大変ですねー…。
    ネットでは、「水質管理をしていれば病気とは無縁!」なんて記事をみましたが、
    水質管理って難しいですねー…。

    1. 金魚の金ちゃんさん こんにちは。
      そうですね、水質管理は問題を出さずに長期的に続けていくのはとても大変です。 仕事やプライベートで忙しくても最低限の事をしておかないと金魚が死んだり病気になる事で表面化します。
      最も簡単なのは
      ◆金魚の数を少なくして飼育
      ◆餌は少なめに与える
      ◆水は定期的に換える
      ですが、これでも仕事が忙しくなると水換えのタイミングが1日・2日・・・とずれてしまい、時に大きな問題になっている事に気がつかず時間が経過してしまいます。

      継続する事がとても難しいですが金魚達の為にがんばるしかないと思っています。

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