ケーススタディ:ろ過、アンモニア、温度上昇


なかなか文章を書く時間も無くご無沙汰しています。
金魚のネタは増える一方で投稿の時間が足りず
どんどん書かないまま時間が過ぎるのでダイジェストで関連した事をいくつかまとめて書きます。
水=水換え=ろ過=水質管理=病気=水質検査
このあたりに関係することです。

ます、去年の里親の1人は母ですが、母は金魚に餌は毎日与えていますが
水換えや水槽の掃除は苦手であまり行いません。
冬なんかに実家に行くと白い謎の塊がそこら中に浮いていたり金魚界のスラム街のような環境に10匹のオランダ1世が暮らしています。
しかし、ここまでで奇跡的に全員が転覆し、2匹は完全に戻れないレベルだったのに、全員が普通に泳ぐようになったという事もアリ
母の放置してその仔の力を伸ばす飼育法? にも興味があり、何をして、何をしなかったか詳しく聞いたりしながら転覆治療のヒントを貰った事もありました。
しかし、この奇跡以外では金魚がスラムに暮らす事に変わりなく、夏場はやはり厳しいようで、尾腐れがでました。
偶然僕が立ち寄ったのでそのまま塩水浴させて3日後に完治して水槽に戻しました。
実家には塩も量りもないので、薬を小分けするビニールの入れ物に塩を40g(5%x8リットル分)を入れて数袋渡してあります。
これをバケツに8分目まで水を入れてエアレ水に溶かせば塩浴できるように事前にこちらで分けています。
今回もこれを使用して塩浴しました。

以前の投稿にも何度か書きましたが、尾腐れは特に問題ではなく直ぐに治ります。
それが出た水槽が問題で、見た目にもなかなかファンキーな状態だったので一度全て洗って綺麗な水に入れ換える事にしました。
この時、テトラ社のカルキ抜き剤のボトルを渡し同じものを購入しておいて!と頼み僕は帰りました。
そして後日用事で近くに行った時に全換水すべく 金魚をバケツに避難してからフィルター以外の全てを洗い水道水を入れてカルキ抜きを入れ中和しました。
テトラ社のこの薬は即効性なので直ぐに金魚を入れても良いのですが、僕はエアレーションを回して数分後、ろ過装置を取り付けそれを数分回してから金魚を入れて温度も既に合わしていたのでそのまま泳がせて様子を見ました。

ここで問題が発生します。
まず金魚の動きが明らかにおかしい・・・
凄い勢いでエラを動かすものや底で動かないものなど各自が自由に苦しみを表現し出しました。
そして観察を続けているとどんどんと水が白く濁りだしました。
この瞬間、何か手順を誤ったと思い、テトラ社のボトルを読んでいくと・・・
カルキ抜きには別売りの・・・をご利用ください
の文字が・・・・
そうなんです、とても良く似た全く別の商品だったのです。
(おいおい、おかん・・・)
きちんと確かめないで使用した僕が悪いのですが、半べそ状態で車を運転して近くのホムセンに行き、正しい商品(カルキ抜き)を手に急いで戻り速攻で規定量を入れて混ぜて何とか収束させました。
この間、約15分から20分。 スラム街育ちの金魚達だから耐えたのか?というより金魚は多少の塩素に動じないのは別の飼い主さんが水道水をそのまま水槽に毎日入れているので知っていますが、水槽が白く濁った=バクテリアが大量に死んだ ほうが心配でした。 それから数時間後、帰宅した母に水槽の状態を電話で聞くと、いつものように透明で金魚も元気 ということで今のところ問題は出ていないようです。
みなさんも カルキ抜き を購入、使用の際は良く読んでから実行してください。

そして家に戻ると こちらは金魚ルームの室温が38℃、水槽も60cmが30℃を示していて心配なのが今年初めて夏場に管理する 5リットルや20リットルという小型容器達
最も過密な転沈館(キャパは40Lですが今は20Lで運用中)を眺めていると、僕の水槽でも かなり軽度ですが尾腐れが出ていたので水質検査後大量に水を換えました。
その水質検査で、とうとうアンモニアのハイスコアを記録。

▲これは液体を混ぜて5分ほどで撮影しましたが規定時間の20分後にはほぼMAXの色でした。

そんな中、転沈館の金魚は皆元気なので今のところ中毒は出ていませんが水槽内は32℃という温度で活発になっているので放置すればアンモニアのスパイクで死なせるかもしれないと思い、急遽有り合わせで投げ込み式ろ過器を製作してろ過能力を上げました。
というのも、僕はこの日朝から外出していたので管理が出来ないから餌は与えていません。 でも殆どの水槽で苔を食べ続けています。
そんな中、アンモニアが危険な数値に上がっているのでこのままでは日々のサイクルが成立しないからNGです。
基本は、朝一番に餌を与える前にアンモニアがゼロを示していないと徐々に蓄積されてしまうということになるので
朝の時点(もしくは餌を与えていない場合はその日の夕方でもOK)で検査して微量でも検出されればアンモニアの処理能力が足りない事を意味するのでろ過を大きなものにしないと駄目なのです。
ということで簡単に作りました。
作り方は後日、たぶん写真を撮って書きます。

▲水作エイトMでも足りないと判断しその倍程度のろ材を入れられる容器で急遽作りました
これは20L程度の水に体長1cm前後の稚魚を70匹も入れているからです。
稚魚の数を半分にでも減らせば問題はなくなると思いますが、現在はこれ以上管理する水槽を増やしたくないので ろ過を倍、水量をもとの40L付近まで上げて様子を見ます。

そして気になり始めた20リットル容器、こちらの温度計は34℃とかなりの高温です。
金魚は急激な変化でなければ特に問題なく温度上昇を吸収できるので34℃も問題は無いのですが 温度が高すぎると体内の活動が激しくなりすぎて体力をかなり消耗することが知られているので
これ以上温度が上がらないように日除けに50%の遮光ネット(園芸用品)をかけるか、すだれをかけるかしようと思います。
そして話をアンモニア検査に戻しますが、
こちらは
20リットルにそこそこ太った体長1cmから2.5cmの稚魚が25匹居るので2番目に過密です
アンモニア検査では 0.15mgを少し超える程度のアンモニアが出たのでここも今のうちに数を減らすかろ過を上げる必要があることを示しています。

その他
シェルターv1.0 は 5リットルに ビューラーちゃん他、力士クラスの太い稚魚が10匹居ますが、窓から少し離れているので 容量の割には温度は34℃がMAXでした。
アンモニアは 水作エイトSによる処理で ゼロ を示していました。

シェルターv2.0 は 5リットル、 体長1cmの普通の太さの稚魚 現在 6匹
更に窓から離れていますが、温度計が足りず計測していません。
アンモニアは 自作の水作ベイビーの処理で ゼロ を示していました。

このような感じで現在9箇所で管理している稚魚水槽も温度の上昇で処理が追いつかないものが出てきたので限界に近づきだしています。
対応は早めに行わないと また ケーススタディ:稚魚の死因 温度上昇・・・ の記事を書くことになるし、
何よりも稚魚がかわいそうなので対策を講じます。
広い容器で飼えば楽なのですが、部屋も未だスペースもあるし・・・
でも金魚が大きくなるのは困るので少なくとも里親さんの手元に届くまではこの大きさをキープしたいと考えています。

(追記)
上部ろ過&60cm水槽に関しても
今年はランチュウのほうに7匹
オランダ1世も7匹 どれも体長5cm前後
なので 念のためアンモニアだけ検査したら どちらも下から2番目の3.0mg/Lを示しました。
もうエアレ水が無いのでこれから テトラのカルキ抜きを買いにいきます。
自分の水槽に使うのは4年ぶりくらいです・・・・
皆さんも高温時や金魚の動きがおかしい時はアンモニア検査してみてください。
アンモニアがOKなら亜硝酸塩や硝酸塩を調べてすべてOKなら
物理ろ過に餌などが溜まりカビが発生していないか?
これくらい調べれば安心だと思います。
高温時は1日の判断の遅れで死んだり重病が出るので早目の対応や
予測をすることが重要です。
特に金魚の動きが普段と違う時は原因を探す事が重要です。

◆アンモニアとアンモニュウムイオン
アンモニアになれば有害、アンモニュウムイオンなら無害という考えがありますが、この変化はpHが傾けば瞬間的に起きると言う事と、分解されれば亜硝酸塩という別の中毒を引き起こす成分に変化するので アンモニュウムイオンであっても除去するほうが安全と考えています。
僕の使う検査薬はこの2者を区別無く検出してしまう為、有毒なアンモニアなのか 比較的安心なアンモニュウムイオンなのか?分からないのでその判別の為に、pHの検査もしていました。 これはpHがアルカリに傾けば一気にアンモニアになるからという前提ですが、ダースベーダーが死んだ時の水のpHは7.0でした。
あくまで検査薬で検出しただけでデータロガー機器でモニタしていないので、その前の状態(履歴)までは分かりませんが、中性を示している事は多少不可解に思っています。
ただ、死んだもう1匹も含め底で動かなくなってから死んだ事、同じくアンモニアだけ高い数値を出した3つの水槽で アルビノ出目金やランチュウ、稚魚の一部が同じく底で動かなくなっていた事(死亡はありません&現在は皆元気です)などからも現状ではアンモニア中毒と判断したのですが、何か見逃しているかもしれないので継続して検査などしています。 ちなみに亜硝酸塩は60cm水槽では検出していません。 硝酸塩がMAXで10から25mg/Lの間くらいの色を出したくらいです。 シェルター内での中毒と60cm水槽内での魚の動きが類似しているだけで、60cmでは別の何かが起こっているのかもしれないので注視しています。
今年の稚魚が産まれるまでは過密飼育すら経験がゼロなので全てが初めてに近いので今はデータだけ極力採取していくつもりで、アンモニア関連は現在も継続して検査を繰り返しています。

しばらく高温が続くと思いますが 安全な金魚ライフを!

PS
今日は260リットルの水を換えました。
これまで洋蘭と金魚を育てていても水道料金が基本料金を超えたことは無いですが
今月は越えるかもしれません。