自動水換えオーバーフローシステム 使用後の感想

これは数日前の投稿の自動で水を換える自作オーバーフローに関するものです。
(→)自作オーバーフローシステム

【1日目】

既に書いたように 琉金を入れてできものが悪い方向にならないようにとケアしはじめました。 気持ち良さそうに泳ぐものの水槽生活が長い為、上が大きく開いていると落ち着かない様子で人の気配を感じると急いで逃げようとするのですが、
隠れる場所も無いのでそわそわしている感じでした。
(→)琉金の事件に関してはこちらを参照してください
(→)上記の事件後の経過報告はこちらです


【2日目】

金魚は1匹だと全ての警戒を自分で行う為負担が大きいので仲間を入れて安心させてリラックスさせようと チョウ尾を入れることにしました。
この固体は直ぐにお腹を上にして寝てしまう偽装転覆を繰り返していて
日中でも餌が無いときは寝ている状態でしたが
ここに入れてからは、ぐいぐい泳いでいます。
これまでの沈没がウソのように元気に泳いでいます。
この固体は気が向かないと沈んだまま浮かなくなりますが餌の時などは普通に泳ぎます。
いつも新しい場所に入れるとしばらくはグイグイ泳ぐので、ここまではいつもの事です。
期待しているのはこのグイグイ泳ぐ状態が持続する事です。明日も、明後日も、ずっとずっと。 一説では水を流水のような清潔な状態に保てばストレスが無くなり泳ぐようになるという話なので期待しています。
しかし夕方には残念ながら新しい家にも飽きたようで お腹を上にして寝ていました。
オランダの技を完コピしているのでこのまま放置すれば転覆するし 下手すれば琉金がこの技を真似るかもしれないので1週間ほど入れてどうするか判断します。
(→)偽装転覆に関してはこちらを参照してください

【3日目】
琉金は仲間にも新しい家にも慣れて元気すぎて少しイラっとさせられることがあります。
忍法水鉄砲の技です。 これまでも時々していましたが水槽だと特に問題になりませんでしたが このコンテナだと縁に水が残るので面倒です。しかも僕が下のコンテナを掃除中に顔にかけられました。

チョウ尾は、この日も気持ち良さそうに泳いでいました。
これまでには見られない変化なので少し期待しています。
そしてこの日も夕方にはお腹を上にして寝ていました。
その度にスポイトでお腹をコンコンしてしつけていますが
なかなかやめません。
ただし僕が近づくと「普通に泳いでいたよ」みたいなアピールするところまでオランダと同じ、かなり知能犯です。


ここで予定外の追加をしなくてはいけなくなりました。
僕が水質管理や給餌を改める前の最後の転覆患者が
白いオランダ1世です。1ヶ月前から、お腹が風船のようになって居ました。
詳細は別に投稿しますが、いつものようにアメリカのフォーラムを読み漁って良さそうな治療法を探した結果、毎日の水換えや餌選択で、そのふくらみがマシになって安心していたところお腹が徐々に溶けるように爛れてきて
これ以上は今の場所では治療できないので仕方なく移しました。
赤班も出ているし体が溶けてきているので鱗が無い琉金への感染も気になりますが
このまま死んでも可哀想ですし、さすがにもう1台のオーバーフローを作る時間が無いので
落ちる水を少し早くして1日2回水をセットして20リットルの自動水換えにして、一緒にしました。 引越し直前は、餌を吐きだしエラと口以外は動かなくなっていましたが半日後ゆるい糞をしていました。

【4日目】

琉金は4日目にしてようやくできものが小さくなってきたようです。
鱗らしきものもできてきました。
これだけで治るなら薬での治療より安全なので今後は感染症予防に常用できそうです。
しかし未だ微妙な感じなのでもう少し時間を経過させて再度確認しますが少なくとも悪化はしていません。 もはや琉金は心配ないように見えますが オランダ1世を入れたので注意深く観察しています。

チョウ尾は相変わらずグイグイ泳ぐものの毎日夕方にはお腹を上にして寝ようと企てるのでこちらも監視中です。 1度だけ僕が近づくとスポイトでコンコンする前に琉金がチョウ尾を噛むような感じで「来たぞ!」の合図をして起こしていました。
偉いです。

オランダ1世は元気になったように見えますが以前のように餌を食べて糞をするまでは安心できないというか 単なる気のせいかもしれないので
ミジンコとかを目の前を通過させて様子を見ています。今日は何粒か食べたようなので今も糞が出れば分かるようにUFOの中に入れています。

まだ時間があまり経過していないので分かりませんが
ここまでは予想以上に良い効果が出てICUやリハビリセンターとしての役目は十分に果たせる環境が手に入ったと思います。
まだ数日で分かる事は少ないものの
ここまでの使用感ですが

◇水量調整ダイヤル
探して購入する予定でしたが、一時的にその場所を埋めるために購入した安いプラスチックの弁で十分でした。 調整すれば1日でバケツ1杯を落とす事も可能です。
もっと早く落ちてしまうと思いましたが意外に遅く途中で少し早く調整しなおしたくらいです。
(追記)
4日目を終えて5日目の朝見ると水が未だ完全にAから落ちていません。
やすいプラの弁なので徐々に中がつまり出したようです。
毎日少しずつ水の出る量を調整する必要があるようです。

◇音の問題
上部ろ過やエアポンプの動作音に比べると静かなので気になりません。
特に今回は水流を抑えた為聞こえてもわずかに サラサラサラみたいな心地よい音が聞こえる程度です。 水流を上げて実験しましたが、その場合はそれなりの音になるのでサイレンサーを長くしたり工夫が必要だと思います。
最も不快なゴボゴボ音さえ消せば上手くいくように思いました。

◇水質
まだ数日なので濁りや匂いは出ていません。
飲めるんじゃ?と思うくらい綺麗です。
あまりに綺麗なままの水が排出されるのでそのまま捨てずに
他の水槽の水換えに使いたいくらいですが
そうもいかないので捨てています。
立ち上がりで問題が出ないということは今後汚れてきた時に
迷わず100%リセットを行っても同じように起動できるという事なので
クリーン設計にこだわった今回はこの点がとても嬉しいです。

◆生物ろ過

しかし見た目とは別に水の中身は不合格でした。
亜硝酸塩、硝酸塩はほぼゼロでしたがアンモニアが
生物ろ過を水のみに頼って立ち上げ時に飼育水を20リットル入れただけで
その中のバクテリアが繁殖する事を願いましたが無理でした。
水質検査背はアンモニアの数値が高くなったので
流石に治療中の魚にパイロットをさせられないので仕方なく
イーロカに付属のろ材ケースを取り付けて中に既に安定している水槽の上部ろ過からもらったウールを入れました。 これで問題ないはずですが通常よりもかなり少量しか入れていないので数日後再検査して高い数値ならろ材は普通に入れてメンテナンスする回数を増やすしかないと思います。クリーンな環境の実現の観点からは、ここは少し残念ですが全体のメリットからすれば小さな問題です。
(→)水質検査に関してはこちらを参照してください

◆温度差
20リットル、35リットル、10リットルの容器の水が混ざるのでどう変化するか?と思い計測していましたが 温度変化はこの数日で最大は±2.4℃でした。
他の水槽やコンテナの数値と比較すれば、20リットルよりやや安定という数値でした。
空気に触れる水面が増えた分水槽よりは不利だろうと思っていましたが予想以上に変化する印象を受けました。 もう少し色々な温度域の時に比べて見ます。

◆餌は直ぐに沈まないと流れ落ちる
現在、感染症予防も兼ねて全ての動物性の餌は控えています。
与えているのは人工餌や野菜のような生えさだけです。
※人工餌にフィッシュミールが入っていますがこれはOKと考えています。
そこで問題なのが、一部浮くことがある問題です。
多少は浮いても癖にならなければ何の問題も無いので
これまでも沈むように努力する程度で多少の浮く部位はOKと考えていましたが
オーバーフローは許してくれません。
浮いていれば即、飲み込んでしまいます。
緊急措置で水切りを物理ろ過として付けているので餌は次の日に捨てられますが
やはり稚魚用のカバーのようなもので餌用カバーも作らないといけない気がしますが
糞も多少でも浮けば落ちてくれるのはありがたいです。

◆Cから出る2次オーバーフローの水
自動水換え装置付 オーバーフローシステム
これが後半だけDのバケツに上手く入らず外にこぼれることがあることが分かりました。
単純な僕の設計ミスです。勢いがある前半では問題ありませんが後半水滴が落ちる間隔が空くと水の勢いが無いのでパイプの下を伝って戻るような動きになりバケツの外でぽたぽた落ちることが原因でした。
なので現在はオーバーフローパイプを延長して戻りが出てもバケツ内で落ちるようにしましたが、メンテナンスを簡単にするためにも部品は1つでも減らしたいので、時間を見つけて戻り防止の穴をコネクター部分に開けて対応する予定です。

◆横見
治療の為安らげるように 人間ならアルファー波が出る 青 のコンテナを選びましたが金魚で出るのかどうか不明です。
そんな事より正直、上からしか見えないのは観賞よりも飼育傾向が強まり少し残念です。
時間が出来れば急いでもう1つ作る予定ですが、今度は水槽にしようかと悩んでいます。
治療目的の場合は良いですが長期的にクリーンな環境で稚魚を飼うなどの場合はやはり横見もできる水槽が僕には理想的です。

◆水滴ニンニン

琉金が忍法水鉄砲という技をするのでコンテナの周りが水だらけです。
水槽時代からしていましたがコンテナだと目立ちます。

◇エアレーション無しの飼育タンク
エアレーションは下部の大きなコンテナCに長いものを入れて広範囲に行っているので
金魚が住んでいるコンテナBにはエアレーションしていません。
これが気持ち良さそうに見える理由だと思うのですが
水流はとてもゆるく急な部分が無いのでどの金魚も何とも優雅に泳ぎます。
また水面にエアレ特有の波や泡も出ないので見ていてとても綺麗です。
この部分は予想外のボーナスですが上見しかできないだけに邪魔な泡や波が無いのはありがたいです。
金魚が作るランダムな波とオーバーフローによる定常波の組み合わせも
なんかアートなインスタレーションを見ているようでここち良く思います。
琉金の忍法さえ封じ込めれば・・・

◆バケツ台が必要

実際にAを含んだ起動テストしたのは琉金を入れた1日目なので気付きませんでいたが
バケツの位置が思いのほか高いのできちんとした台を作らないと不安定でドキドキします。
今は撮影用のブロックで支えています。
※写真のコンテナの周りも琉金の忍法にやられたあとです。

他にもいろいろ改良すべき箇所は今後も出てくると思いますが
これまでに学習した内容に即した金魚の飼育方法を実現するツールが手に入ったので
出来るだけ有効利用して元気な金魚が泳ぎまくる金魚社会の実現に向けてがんばります。

様々な病気の予防や治療に役立つと思う自動水換えシステムですが
これだけシンプルに作っても1台5千円ほどかかります。
効果が目に見える形で出れば量産する予定ですが、場所やコストの問題で大量には作れません。