エアポンプ_エアレーション

エアレーションに関して
最も悩むのがこれです。
絶対必要!無いと酸欠する派
いや、むしろ無いほうが金魚には安全派
の両者共に考えさせられる意味の有る主張をされているので
未だにどちらとも決められず、基本的には使用する方向で飼育しています。

飼育環境によっては無くてもokですが
僕は2匹も酸欠で死なせたので必要と考える事にしました。

問題点

【騒音】
◆最初は静かでも使う内に徐々に音が大きくなることがあり
悩まされるのがエアポンプです。
特に静かなエリアにお住まいなら夜中にふと
「この爆音、ご近所に轟いてないかしら?」
と疑問に思う方も居られるでしょう。
夜はOFFにして寝るという方も居られます。
◆大きな容量のものが静かと言う意見がありますが、僕はそうは思いません。
先日、金魚などに使うエアポンプの1番大きなものを買い足しましたが
部屋が”工事中”みたいになりました。
24時間ブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォ です。
ただし小さなものを4台稼動するより大きなもの1つ稼動のほうが明らかに静かです。
騒音源が複数有る場合や壁で音が反射する場合は音(波)が重なり大きく聞こえる現象も起こりやすいので1箇所にできればそのほうが良いです。
◆小さなものは床においても吊るしても差が無い気がしますが、大きなものは吊るさないと床など設置場所まで振動させてうるさいので、大きい場合は是非吊るしてみてください。

大きなエアポンプ関連はここまでで、
通常のエアポンプの問題点に関して少し

◆エアストーンを換えるだけで音の大きさが大きく変わることがよくあるので試してみてください。
◆ポンプとエアストーンの間に金属製の分岐弁やコックをつけてエアを調節すると音がましになることがあります。
※ただし機密性が低いのでエアが漏れるので全体のロスは大きくなります。
◆エアストーンを水槽の底に接触させると大きいな振動が出るケースもあります。
特に底がガラスではなくプラスチックの水槽で出る問題です(ガラスでもあり得ます)
この場合はチューブを上手く調節して底に触れないように少し浮かせてみてください。改善されると思います。

【鼻上げ・エア食い・エアかみ・エアがみ】
◆専門家がエアポンプの撤去を勧める理由はこちらで、魚によってはエア食い(その他色々な呼び方があり統一されていませんが同じ事です)という空気を口から入れて、少ししてまた口から出す行為があり、これは癖になると徐々に空気を餌のように食べてしまう為、お腹に空気がたまる問題やエラの機能低下の問題や、その結果浮き袋の機能に問題が生じる問題が心配されています。
この問題が出た場合は、撤去するべきか?という議論があるようですが、僕の場合は、その金魚がエアレに近づけないように隔離してみますが、阻止しても水面まで上がってエア食いします。
だから僕は、これはエアポンプの有無以外に問題があるのでエアポンプを撤去する理由にはならないと思うのですが、そうなった原因がエアポンプにあると考える説もあり、卵が先か?ニワトリが先か?的な事になるので、うやむやにしておき、もう少し飼育しながら観察して考えてみたいです。

【エアポンプでは酸素供給が不十分】
◆何?と思われるかもしれませんがエアポンプで酸素を飼育水に送る方法は現在提唱されている方法の中では最も効果の低い方法に分類されています。
最も有効と言われているのが、水面を可能な限り波立たせる方法と、飼育水を対流させる(かき混ぜる)方法でこれらにより水面から取り込まれる酸素量はエアポンプで出来る細い空気の道(上から見た場合点や線、水面からは面で取り込まれるため面積が大きい為)の10倍以上とも言われます。
また、実際に酸素を溶け込ます必要のある装置や施設ではエアポンプなどは使わず波を起こしたり乾燥機のようなドラムで水をバシャバシャして空気を溶け込ませます。(圧力を使う方法もメジャーです)。 よく理科の実験風の番組などでペットボトルに水を入れて振ると空気が溶け込んでペットボトルがへこむ みたいなのがありますがあんな感じで溶かすのです。
ただし、効果的と言われる水面の動きは隣の部屋からでも音が聞こえる程度の激しいものと言われていて、新たな騒音問題や金魚への負担もあるのでそこまで過激な波は起こせないのが現状です。
またエアポンプも、強くすればこの対流や水面を動かす事は出来る為有る程度の強さがあれば効果的だという意見もあります。

◆逆に、水面など動かさなくても酸素が足りなくなれば自然に空気中から取り込まれるので大丈夫と言う考えも有るようですが、金魚飼育に関しては不十分です。
実験の結果から不十分とは言えないほど取り込まれていると分かりましたが
これが全ての季節、全ての飼育環境で成立するわけではない為
基本的に限られた条件化でのみ成立すると考える事にします。

水槽という限られた空間に金魚が何匹も入れられている場合、このような自然の酸素供給では足りなくなるので仮に悪条件の実験で十分といえる結果が出たとしても
やはり保険のために
エアレーションはしておくのが安心です。

◆酸素は温度や圧力によって飽和溶存酸素量(これ以上溶けることが出来ない限界)があるので通常は無駄に水面を動かしたり、エアーを送っている事になりますが
酸欠になりそうな時、その無駄が金魚を救えばと思い僕は追加でエアポンプを加えています。
★上記の飽和溶存酸素量ですが僕たちが暮らす気圧環境での実験では
0℃で14.15mg-O/L、10℃で10.92mg-O/L、20℃で8.84mg-O/L、30℃で7.53mg-O/Lと
水温が高いと酸素が溶けにくくなるので
小さな水槽に沢山の金魚がいる場合は夏場は冬の7割程度の酸素でサイクルさせることになり危険になりやすいです。
7割も有るのかと思われるかもしれませんが、活動の低い冬に賄っていた量の7割で活動期の夏を超える事になるので大変です。
実験から飽和溶存酸素量よりも少し小さな値で安定すると分かりました。
これは取り込まれる量に対して魚やバクテリアが消費する量を差し引いたものというだけでなく
酸素以外にも多くのガスや有機物が溶け込んでいる為その分、酸素が溶けられなくなるという事だそうです。

とは言っても、僕はエアポンプ無しで飼育するのは怖いので、気休めでも何でも 基本的に全ての水槽に付けるようにしています。
例外的に、60cm水槽に上部ろ過が付いていて、体長5cm程度の金魚3匹とかしか入れていない時は付けない事もあります。 過密飼育さえしていなければ上部ろ過から取り込まれる酸素で十分という説がありますが、確かに数が少ないと鼻上げも出ないので問題ないと思います。

そんな事よりも重要なポイント

以上がエアレーションに関する専門家の方々の考え方ですが
僕としてはもっと根本的な部分に問題が潜んでいると思います。
それは、これら全てが全く無意味になる条件であり、意外と議論されていないのですが、
部屋の換気です。
特に冬場など部屋を閉め切って生活している場合は
部屋の空気齢が高く、空気中の有効な酸素濃度が低く、二酸化炭素濃度が高くなります。
この条件下では幾ら工夫をしても、ザブンザブン波を立てても、水槽内に取り込める酸素の量は限られる為、酸素のことが気になる場合はまず、部屋の換気を行い新鮮な外気を導入することが最重要です。
室内の酸素量を上げる事が、何をするよりも効果的に酸素が取り込めます。
ちなみにエアコンは同じ空気を温度だけ変えて循環させるだけなので換気ではありません。
換気とは、換気扇を回すか、窓を開ける
つまり古い空気を出して、外気を部屋に取り込む事を言います。

◆別の角度からですが、過密飼育をやめることも酸素供給の点では効果的です。
ここでは、水の量=酸素の量なので 水の量を増やす事で 溶け込む量が限られる中、酸素の量を増やせます。
しかし、夏場だけ大きな水槽に変えるわけにも行かないので、夏場に問題が出ない程度の過密を考えて金魚を入れれば大丈夫といえます。
もちろん大きくしている最中なら次の年の夏には水槽を買い足して分ける必要が出るかもしれません。
そのような事を考えながら水槽のサイズ、飼育数、エアレーションなどのバランスを取ると良いと思います。

◆また別の問題を読んだので参考まで
60cm水槽に半分だけ水を入れて飼育するスタイルでも問題とされるのが
二酸化炭素の層が水面上部にできる事です。これは水槽の壁で周りから隔離される為
重い二酸化炭素が水槽内部水面上部に溜まる現象によるものなので、
水面を低くしたい場合は、らんちゅう用の水槽に代えるか、小型ファンなどで水面の空気溜まりを作らない工夫が必要と言われています。
それをしないと二酸化炭素のバリアーで酸素が溶け込まないだけでなく飼育水内で発生したガスも排出されず問題が出やすくなります。
酸素を有効に溶かすためにもそれ以外のガスが効率よく水面から排出されて、酸素が取り込まれるように
部屋の空気全体を循環させることも大切です。

最後に、エアレーションが無くても成立する飼育条件を探る目的で
色々と調べたりしながら夏から冬までの6ヶ月
エアレーション無しで飼育した実験結果を以下のリンクに示します。
安全の為、データは掲載していませh。方法の説明などです。
(→)エアレーション無しでの飼育

またこれとは逆に 
(→)酸欠で金魚を死なせてしまった例

(→)酸欠を予防する、溶存酸素量を増やすアイデア
も参考にしてください。


▲ これは、エアレーションを利用して作ったアニメーションです。
ある日、ブクブクを見ていて綺麗だったのでその美しさを写真に残そうと
試行錯誤した結果の産物で、いろいろチャレンジしましたが他は全て没にしました。
疲れた時に水槽をぼーっと見ているときのような心地よさが味わえればと思います。
100コマ以上の写真で構成されているのですが、
オリジナルの解像度ではエラーが出るので
大きさを半分で作りなおしてからタグで倍に戻したので解像度が低くてすみません。