稚魚経過観察(6) 奇形率発表

今年産まれた金魚の稚魚の奇形率ですが
とても気持ちの悪い結果になりました。
孵化した稚魚全体に対する奇形を持つ稚魚の割合は18.1%と劇的に大きな割合となり、
最初高いと見込んでいた体の曲がりは成長と共に消えてきました。

目無 1匹 0.3%
片目 1匹 0.3%
背びれの奇形 48匹 14.0%
尾びれの奇形 5匹 1.5%
浮袋無し 0匹 0%
口の奇形 7匹 2.0%
体の曲がり 2匹 0.6%

※上記の奇形を複数同時に持つ固体は1匹だけで口の奇形&目無&尾びれの奇形です。
※上記の18.1%には、その1匹で3つの奇形をもつ個体を1としてカウントしています。
※これらは孵化した総数343匹に対して集計しています。
※百分率は四捨五入してから表示しています。
※フナ尾や尾の開き、閉じなどは奇形ではないので奇形としてカウントしていません。
※浮袋無しは少なくとも2匹は居ましたが、以前の投稿でご報告のように治りました。
(遅れて出来ました)
(→)浮き袋ができた事に関する投稿

※同じく、孵化直後体が曲がっていた固体は残すところ2匹のみで他のものは成長と共に治りました。
※口の奇形は僕の水質管理ミスによるウイルス感染では?と思っています。(1匹を除く)
(→)その理由に関する投稿

・・・と、このように奇妙なことが多数あります。
まず、
◆体の曲がりの殆どが治ってしまった件ですが
残った2匹も成長と共に回復するのか観察していきます。
もともと急に大量に餌を食べて変な形のお腹になっても成長と共に綺麗なラインに修正される事は去年の稚魚で知っていましたが体の曲がりも同じように治るとは想像できませんでした。 残る2匹もお腹が体の曲がった部分まで出来てくればその変化を観察してこの事が正しいか間違っているか判断できるのでもう少し見守ります。
◆同様にこの2匹の成長により浮き袋が無い固体にも成長するにつれてできることが分かりました。
◆最も驚いたのは背びれの奇形の多さです。
選別していて多いなぁとは思っていましたが改めて驚く奇形率となりました。
◆意外なのは尾びれの奇形が遺伝しなかった事です。
もっと多く尾びれの奇形が出ると思いましたが親と同系の
4つ尾が一部足りずに3つ尾になり閉じるという奇形は1匹だけでした。
これは遺伝しない(後天性の)ようです。
※厳密な意味でのフナ尾は今年もゼロでした。
ダースベーダーの例のように4つ尾の一部(この場合ほぼ半分)が欠けてフナ尾に見えるものは居ました。

ここまで見て明確に分かった事は
殆どが遺伝ではなく、何らかの後天性の要因で奇形になるということです。
つまり成長過程(孵化までの日数や孵化後の環境)で奇形になるということです。
(→)【産卵から孵化までのべ100℃という基準】

そして中には治る奇形もあるという事。(=単なる成長不良)
悔やまれるのは 初期の管理に何の違いも与えず全て同じように管理していた事です。
特に背びれの奇形が温度条件や水質や僕の荒い扱いなどの何かが原因なら今後の為にもヒントくらいは得ておきたかったです。
去年は背びれの奇形は32匹中1匹だったのでノーマークでした。
今年の背びれの奇形は全ての水槽から同様に出ました。
青コンテナからは少量でしたが、もともと50匹+50匹しか入っていないので比率から言えばほぼ同じと判断しています。

以下が奇形魚のサンプル画像集です。

▼殆どは 妖怪アンテナ みたいな1本だけピンと立った背びれが出ているものでした。
稚魚の背びれ 奇形

▼他の稚魚より大きく遅れて浮き袋が出来た稚魚
奇形の稚魚に浮き袋が出来ました

▼口が奇形になった稚魚

▼口奇形、目が無い、尾びれが部分的に欠落
深海魚の赤ちゃん風金魚の横見

▼尾びれの奇形は上記のパターン以外に尾びれだけ回転したようなつき方のも居ました
金魚の稚魚の尾びれの奇形(尾が回転する)