ケーススタディ:稚魚の奇形を病気と判断&エラまくれ病

タイトル通りの結果で恥ずかしいばかりですが、
塩浴させていた白い突起物がある稚魚たちは病気ではなく奇形でした。
(多分病気で奇形になったと思います)
同時に白雲病か水カビ病か分かりませんが粘膜の出る病気の稚魚が居たので
同じ病気と判断したのが間違いでした。

以下は
ケーススタディ:稚魚の死因 水質悪化(2) の続きのお話です

↑の話の後、結局、塩水浴を3日間して尾腐れ+何か と判断していた稚魚は
みんな回復して粘膜らしきものも無くなっていたり、尾も綺麗になっていたので
問題なしと判断して早々に未選別水槽に戻しました。
(このスピードで完治したので尾腐れではなかったようです)
残った6匹ですが、どれも塩浴前と同じ大きさの白い突起が出ており
これは塩では治らないのか?判断ミスしてしまった!
と勘違いして最初に迷ったメチレンブルー浴をすることにしました。
他の稚魚の粘膜分泌は治って何故これらの6匹は悪化も回復もしないのか?
その時はこのことに気付けなくてメチレンブルー浴させてしまいました。

次の日、メチレン浴場で3匹が死んでしまいエアレーションに流されながらくるくる回っていました。
他の3匹の内2匹も死ぬ直前でした。
この時何か判断ミスがあったとようやく気付きましたが
通常の飼育水に戻しても2匹は死ぬだろうと思ったので2匹は塩水浴させることにしました。
(本当は塩水>その他>塩水はやってはいけないと言われるコースですが選択肢が無くて戻しました)
1匹は元気だったので写真撮影後、未成熟の稚魚ばかりのシェルターに入れました。
何故なら、死んだ稚魚とこの稚魚の写真を見て 白い突起物は シストではなく 口の奇形だと分かったからです。
不合格者水槽に入れて普通の稚魚と一緒にしても餌を上手く取れるか分からないのでそう決めました。

▲金魚は死ぬと口を開くので死んでいるように見えますが、青いもの以外は生きている時の写真です。
これまでに撮影した全ての中から、奇形の口だと分かりやすいものを選んでみました。
資料が少ないので、ピントが外れたり解像度が低いものも参考になりそうなら選びました。

その次の日は
弱った2匹は死んでいないものの動きが悪く明日には死ぬかもしれない状況でした。

その次の日
ようやく回復してきてピョンピョン泳いで僕から逃げようとしていました。
元気になったので餌を与えようと思いましたが
この口の場合 何が食べられるのだろう?と良く分からなくなり
やはりこの2匹もシェルターに入れました。
というのも現在はシェルターのみでブラインを給餌している為
食べるならここに入れるしかないのと、シェルターなら
数が少ないので毎日様子を観察できるので今後どうなるか確認できると思い決めました。

現在
結局、口は開いたまま閉じないようですがブラインは吸い込むように食べられるようで
上からでは他の稚魚と見分けられないくらい元気に泳いでいます。
でもやはり成長不良のようで遅れています。
今後これ以上成長に差が出るかも確認しながら観察します。

ちなみに、この口の奇形ですが
僕の初期の水質管理が悪くてウイルス性の病気で奇形になったのではないか?
と思っています。
現在はみんな元気ですし、そもそも塩浴の時からとても元気でした。
判断ミスさえしなければ3匹もまだ生きていたと思います。
ちなみにメチレンブルーそのものは何も悪くありません。
僕がバケツに仕込んだ時エアレーションが思っていたより強かったのが原因と思います。
これまでは広い容器だったので上手くバランスしてましたがバケツは狭いのでその強さでは逃げ場がなくなったのだと思います。
判断ミスの上にもう1つミスを犯していました。

結局この口の奇形は計6匹も出たのに全ては青のコンテナ(2箇所)のみからで、
他の水槽からは出ませんでした。
確率的に、これは不自然だと思います。
青コンテナは計約95匹だったので全体の6.3%も占める奇形なのに他の水槽では0%・・・先天性ならとても奇妙です。
先天性の奇形なら、他の水槽からも同じような比率で出ると思うので、
データが少なく確信はもてませんが、多分、
青コンテナだけで起こった何らかの水質悪化が原因の病気やウィルスによる後天性の奇形だと思います。

色々な失敗がありましたが、これでまた1つ新しいケースを学んだので
次回からは、より多い選択肢の中から正しい判断が出来ると思っています。

現在は安定した水質で管理できる体制が徐々に出来てきましたが
これまでの綱渡りのような管理でかなり稚魚たちには苦しい思いをさせてしまいました。
死ぬ時は安楽死させてやりたいと思うので 特にこの3匹には苦しい思いをさせたので申し訳ないです。
ブラインしか食べられない時期を早く終わらせようと、自分の能力を超えた餌やりを続けたのが原因なので反省しています。

◆エラまくれ病

実はこの件とは別に、同時進行でもう1匹だけ別の病気になったものが居ます。
これが最後の病気であって欲しいのですが、
エラ蓋が溶けてなくなる病気にかかりました。
(もしくは内側にまくれたのかもしれません。)
エラまくれ病

少し前に、この初期の状態のエラまくれ病を、去年里子に出したお宅で発生して
直ぐに調べて水質悪化が原因と分かり即座に水換えして収束させたのですが
この稚魚はその時に見た 病気が悪化したらこうなります という写真のような状態なので
過去の長い水質悪化で徐々に侵攻したのだと思います。
上見では殆ど分かりませんが、横から眺めていて、
何か赤いのが1匹居たので網ですくって出したら このようになっていました。
原因は過密飼育や溶存酸素不足と言われる病気です。
青水が濃すぎてもなるようなのでそれが原因かもしれません。
水槽内を ざっと見た感じでは他には居ませんでした。

現在は塩水浴中ですが、しばらくこの中で単独管理して回復させられるか見てみます。
餌食い、泳ぎともに良好です。
これはなかなか治りそうにないですが、なんとか治してあげたいです。