稚魚経過観察(5)

結局、選別で大量に不合格を出さないと維持できないので
その結果、不合格者水槽を大きくする事になりました・・・

テトラキットで水質検査してみました
▲数値的に現状を把握する為検査しましたが、水質検査で揃って不合格。
アンモニアは次の日にテストすれば下がりますが、3段階目の硝酸塩が溜まりすぎているので、水換えが必要だという結果です。
やはり過密にも程が有るということなので
色々考えた結果、予定を少し早めて
禁断の上部ろ過を起動する事に決めました。

去年もやりましたがここまで早くはありませんでした。
重要なのは稚魚の吸い込み防止です。
まずポンプが1分に9リットルもの水を吸い上げる事ですが
インペラーを削ればこの量は減らすことが出来ます。
しかし、それをすれば元に戻せないだけでなく、フライスのような回転する機械で削らないと
手で1枚ずつ削るとバランスが狂い異音が出ます。
水中モーターの加工はしたことがありませんが、小型扇風機の改造でその様な経験が有るので回転物の加工をやる場合は注意が必要です。
話を戻して僕のアイデアとしては、吸引面積を拡大する事で稚魚の泳ぐ能力を超えた吸引が発生しないようにしました。 簡単に言えば、吸い込む場所の表面積そのものを大きくすることで力を分散してしまいます。
それを簡単に実現するのがスポンジです。

プレミアムロールケーキの作り方


▲これを吸引口を隠すように巻くと徐々に表面積が大きくなります。 巻けば巻くほど大きくなり、大きくなればなるほど単位面積当たりの吸引力は落ちます。 単に表面積だけ稼げればスポンジでなくても何でも良いです。 針金のようなもので骨組みだけあれば周りはストッキングや細かな網でも可能です。 つまり表面積だけ大きくすれば間は空洞でも良いのですが、何かの拍子にへこんでしまうとその部分に大きな吸引力が戻るので事故のリスクが常に残ります。 ここは安全策でスポンジをぐるぐる巻きにして完成させました。 見た目も、作り方も、プレミアムロールケーキのようにすればOKです。(生クリームは入れません) そしてこれが外れないように糸か何かで縛ればよいのですが、 丁度ストッキング素材のゴミ受けがあるのでこれで固定して上部を縛りました。
あとは取り付けて十分にパワーが落ちたか?
その水槽に入れる最も小さな稚魚を数匹選んで上部ろ過を回してみます。
スポイトなどで吸引口付近に追い込み吸い込まれない事を確認します。
もし、吸い込まれそうになれば電源を落として、スポンジをもう少し巻いてより大きくすれば吸引力は落ちます。 そうしてテストで安全が確認できたら全員を移動してしばらく観察して問題が無ければ完成です。
▼このように稚魚も水流を気にすることなくリラックスムードで天からの餌を待ちます

ビデオカメラをPCに繋ぐコードが見つからないので、一眼のビデオ機能で撮影しなおしました。 マニュアルフォーカスしか出来ないので見にくくてごめんなさい。

※このアイデアは孵化して間もない針子には通用しません。
十分に弱いといってもそれなりの水流は発生しています。
ヒレが出来て魚らしい泳ぎが出来る頃(孵化後1ヵ月)以降で試してください。
針子でやると全滅すると思います。

※スポンジで穴をふさいでいる事もあり、
物理ろ過はあまり期待できないので、糞の処理はこれまでどおり行う必要があります。
これで強力な生物ろ過が加わるので、病原菌やアンモニアのスパイクを緩和できます。
★期待できないと考えていましたが、
青水のように糞をある程度粉々に分解する場合は底に何も残りません
▼全てスポンジの表面に吸着されるようです。
青水のほうに付けた上部ろ過のスポンジは数日で真っ黒です
▲数日でプレミアムロールケーキが抹茶フレーバーになりました

※このアイデアは去年も稚魚に使いましたが(これほど早くではありません、体がゴールデンカラーの時です、水槽の中には10匹居ました)
その時、問題が1つありました。
それは1ヶ月もしないくらい頃、スポンジが汚れて詰まるようになり
ある日突然ポンプが何も吸い上げないというトラブルが出ました。
ですので、定期的に外して綺麗に洗ってまた取り付けるというメンテナンスが必要ですので気をつけてください。
スポンジフィルターのようにこの部分にろ過能力を求めなくても上部のウールはその何倍ものバクテリアを蓄積できますので気にせず洗ってください。

しかし・・・
僕にはもっと大きな問題があります。
水不足です。

標準60cm水槽x3
ランチュウ用60cm水槽x2
40リットルコンテナx4(←このうちの2つでエアレーションして水を準備しています)
20リットルコンテナx2
15リットル発泡スチロールx1
シェルター 6リットル x1
塩水浴場 6リットル x1

これを賄う為に
1日に80リットルの水をエアレーションしますが2日かかるので実際は1日に40リットルしか使えません。
この不合格者水槽の水換えに既に20リットル使いましたが、他に20リットル使う予定があるので困りました。
もちろん水道水を入れるわけにもいかず、でも、上まで入れないと上部ろ過がバシャバシャ音を立ててうるさいし・・・

そこで思いついたのがトイレのタンクの水を節約するアイデアです。
タンクに水を入れたペットボトルを数本入れて水を節約する方法です。
正直、金魚を飼っていて1日に40リットルの水を排水し、
ベランダはミニ植物園状態の僕としては
その程度の節約ではあまり有効とは言えない節水アイデアですが
今回はこのアイデアに助けられました。
▼水槽に2リットルのペットボトルを5本入れて10リットル分のカサ増しに成功!

しかも、排水部分の急な流れも緩衝されるというおまけ付きです。
奇形の仔や選別で不合格にした仔の水槽が
現在最もラグジュアリー仕様という皮肉な状態になりました。
(撮影の関係で透明の飼育水でスタートしましたが、
このまま青水を加えず観察してみようと思います)

おまけ

▲長い糞をつけた彼も新しいアトラクションに興味津々のようで早速お出かけです。