青水飼育

《2014.06.15 ALL contents have been revised》
様々な事が言われる青水飼育ですが
僕も2011年の秋からはじめました。
成魚の飼育と稚魚の飼育で一部内容が異なりますが
ここまでの経験と感じた事を紹介します。

【青水飼育の良さ】
金魚の色が濃くなり綺麗に出るとか
植物性プランクトンが良質の餌になるとか
糞でもなんでも綺麗に分解するとか
色々有るようです。
上の3つは多分正しいと思います。
青水に切り替えてそのまま透明に戻さず飼育している
らんちゅう水槽はみんな餌を控えめでもコロコロ太ってかわいいですし
頭の色も赤みが増しました。 驚くのは糞の分解能力で上部ろ過装置のポンプを分解掃除する時、他の水槽と比べると分かります。 モーターのインペラーに何も絡まってなかったり
吸い込み口もブラシで落とす前から何も詰まっていないことが多いです。
今年は稚魚の飼育を卵から青水で行っているので去年との違いが楽しみです。
ブラインだけ与えていた初期は殆どの糞などはかつお節のようなモロモロの粉に分解されていました。 卵の黄身は糞になれば分解しているようですが、餌の食べ残しのほうはそのまま残っていて、底をさらって綺麗にする時少し匂いますので量を控えるようにしています。
数が増えて大変ですが、
青水にした事に関しては去年の通常の飼育水と比べると管理が楽になりました。

【青水の作り方】
春から夏を含んで秋までなら特に何も考えなくても
少し水換えを遅らせて十分に古くなった水槽の水をバケツに入れてエアレーションしながら日光に当てるか、水槽ごと同じように直射日光が1日数時間以上当たる場所に置けば徐々に濁りだし数日後には青水になります。
種水を貰うか買うかする方法もありますが、
上記の方法で簡単に出来るので試してみてください。
水道水に園芸用の液肥を入れても出来ますが、僕は化学肥料は人間でも奇形などの問題があり怖いので人間や金魚の食べ物には一切使わない事にしているので、
青水も飼育水から作っています。
ただし、水槽が小さい場合は、金魚が居る状態では日光を長時間当てると温度上昇が急激過ぎて金魚にはよくありませんのでご注意ください。
(日光は金魚に良いのですが、急な温度変化は良くないです。)
この場合はペットボトルの上を切った物に飼育水を入れ太陽の日が良くあたる場所に置いておくと良いです。(勿論、金魚は入れず飼育水だけです)
より詳しい説明は
(→)青水の作り方

【青水の濃さ】
◆青水の濃さの測定方法
単に見た目の雰囲気で濃いとか薄いと判断しているとわかりにくいので
準備しておくと良い事を1つ。
飼育本などによると白い陶器を沈めておいてその見え方で判断されるようなので僕も真似して、白いものを利用して判断しています。

お勧めは白のタイルです。
小さめの5cm角白タイルが良いです。
※大丈夫と思いますが、新品だったので
僕は使用前に2日ほどバケツに水を入れ
タイルを沈めて、太陽に当ててから使用しました。
▼下の写真は10cm角タイルです

◇池、プラ舟、コンテナのように上からしか見えない場合で
入れ物が白や乳白色ではない場合は
特に濃さがわかりにくいので
底に沈めた白いものの見え方を良く覚えておく事で色の濃さが簡単に分かります。
水深が30cmを超える場合は青水が薄くても見難いので、この場合は底に沈めるのではなく必要なだけ底上げした台か何かにのせて大体20cmにしておくと良いです。

※個人差はありますが成人男性が小指と親指を最大に広げた時の距離が約20cmです。

白いタイルを沈めると青水の色が分かりやすいです
▲水換えの時は、20cm程度の水深の対象物がしっかりくっきり見えるくらい薄めないと数日で元に戻ります。 濃さでいえば 薄く緑色がついた少し濁った水 に見えるくらいが水換え直後のベストな濃さです。 完全に透明に見えるほど薄めると青水にならなくなる事もあるので、 水換えの時、最初に綺麗な上部の青水をバケツに1杯確保しておくと最後に調整できます。 この時のくっきり見える状態を覚えておいて濃くなる度合いを毎日見ていれば直ぐに感覚はつかめます。
急に濃くなると形がぼやけて、数日前まで確実に見えていたのに今は何かがあそこにある・・・程度しか見えなくなるのですぐ分かると思います。
これで感覚がつかめれば濃くなってから何日くらいで薄めると良いか等、
自分の飼育ペースで判断できるので安心です。

※濃いから危険とか毒性が出ているという意味ではありません。
単純に水換えの時、十分に薄くしておかないと
直ぐに濃くなり、また水換えをする事になるので十分に薄くします。
昔の方が考えられた合理的な管理方法です。

濃い青水の半分程度を新水に換えた場合は濃さは殆ど目で見て分からないですし、数日後にはまた濃くなるので 量としては2/3から3/4程度を捨てて新水で薄める感じです。
もちろんその時の濃さによります。

青水の濃くなるスピードは2次関数のような感じで
1◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ←薄めた時
2◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇
3◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇ ←丁度良い時
4◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ ←濃くなりすぎたとき

1,2,3,4は日にちではなく、イメージです。
夏なら1から2が1日かもしれませんし、冬なら3日かもしれません。
餌のやり方でも変わると思います。
お伝えしたいのは、丁度良いを越えると、急速に濃くなりだして直ぐに水換えの日が近づくという青水の特性です。
理想よりも薄くしておくのが管理しやすくなるわけです。
昨日水を換えたのにもう濃くなっている という方は薄め方が不十分と言う事です。
冬はもう少しゆっくりでしたが最近は早く濃くなります。
秋からはじめたので夏は未経験です。
多分、温度や日光の関係ですね。

青水が程よい濃さの時
▲僕が程よいと思うときの濃さのイメージ

また長期間濃いままで育てるといろいろ問題が出ますが、
濃くなったからといって 即座に薄くする必要はありません。
僕はまだ良く分からない事も多く有るので通常(成魚の場合)は濃くなってから数日で水換え、何らかの事情で出来ない場合は1週間程度は問題ないと判断しています。
冬場に1ヶ月ほど換えずに放置していて、中の金魚の尾がみんな黒くなってから
1ヶ月放置は良くないかも?と考えるようになりました。
稚魚の場合は底に溜まるほど余分に餌を入れるので全く違う管理をしています
稚魚の場合に関しては以下のリンクを参照してください。
(→)稚魚の水換え
(→)水換えと稚魚の死因に関して
(→)ケーススタディ:稚魚の死因 水質悪化

◆急に濃くなる、急に薄くなる(透明になる)
これらは水質の悪化など急変のサインなので魚の動きなどを良く見て
出来るだけ早く通常の青水に戻して管理するほうが安心です。

と言われているので警戒していましたが、最近は良くあることだと思うようになりました。
冬は部屋の奥まで日光が入りましたが現在(5月の後半)では日光は奥まで届かないので
奥の水槽から徐々に透明化してきましたが、特に金魚の様子に問題も無く、突然の透明化は特に問題は無いようです。
また温度が上がった日、温度が下がった日のどちらでも透明化が起こりました。
温度変化がトリガーになるのかもしれません。

※去年里子に出した先で急に水が透明の綺麗なブルーグリーンになり濁らないまま冬を越しましたが金魚には悪影響は無かったようです。
春に僕がそのことを知ってすぐに飼育水を全て自分の飼育水50%&新水50%に入れ替えました。 特にその前後に何かがあったわけでもなく問題が出ませんでしたが
見た目はとても毒っぽい綺麗な青緑色でした。

◆青水とフィルターと透明飼育水
<上部ろ過使用時の話>
時々青水がフィルターで薄くなってしまうという話も目にしますが
僕の水槽では薄くなるどころかフィルター内にタネが定着するので
それを別の透明飼育水の水槽に移動すれば直ぐに青水になるくらいです。
ですので僕のように夏は透明に戻す方は
全換水だけでなくフィルターも完全に洗って青水の成分を極力落としておかないと
日が当たる場所などでは簡単に青水に逆転されてしまいます。
僕は常に1つは普通の透明の水槽をキープして戻す時は
それを種水にしたりその上部ろ過からろ材を一部もらって再起動しています。
こうすれば非常に簡単に青水⇔透明を切り替えられます。
※水槽が1つだけの方はリセットのようになってしまうので
青水⇔透明の常時切り替えはお勧めしません。

<水中ポンプ式ろ過装置使用時の話>
上記の話を書いたときは上部ろ過装置しか使用してませんでしたが
現在使用中の水中ポンプ式ろ過装置では 青水の勢力が弱くなる冬場に濾過されちゃいます。
濾過装置がパワフルなのが原因のようで、同じ環境で水作エイトを使用している場合は青水が無事に維持できています。
何時もの流れとしてが
1)太陽光の差込が弱くなる又は無くなる
2)青水の増殖が弱くなる
3)何故かフィルター内に詰まり始める
4)トラップされた青水(単細胞藻の死骸)がウールの目を詰まらせ始める
5)どんどん目が詰まる事で更に細かな青水の元気な部分まで全て漉してしまうようになる
6)ここまでくれば 1日か2日で ピカピカの透明な水になります。
正直、青水で飼育したいオランダ系に採用しているフィルタなので困ったものです。
冬場だけは水作エイトMで対応するしかないかもしれません。

最後に
青水は朝や夕方に太陽が低い時、日が差すと物凄く綺麗です。
とても幻想的で金魚が更に美しく見えます。
僕はその瞬間がとても好きで、日曜日とかで天気がいいとよく青水の水槽を眺めてます。
キラキラで何も無いようなクリアーな透明水も物凄く好きですが
青水も悪くないと思います。
特に冬の夕方は美しかったです。
これからの季節(春&夏)はらんちゅうと稚魚を青水
その他を透明の飼育水で管理しようと思います。

青水を泳ぐ稚魚