ケーススタディ:稚魚の死因 水質悪化(1)

過剰に餌を投入する稚魚水槽は成魚水槽と比べると水質が悪化しやすいです。
そのうえ過密飼育なのに通常の水換えで管理していたため死魚が出てしまいました。
僕の実例を数値とともに稚魚飼育の参考になればと紹介します。

考えてみれば去年は
60cm水槽に18匹とか水槽Lに8匹とか
多少過密だけどそのまま成魚になっても何とか飼えるレベルの密度で稚魚から飼育していたので、分からない事だらけの初心者の僕でも何とか全てを育てられたのですが
今年は大きな間違いをしている事に気付きました。

《1匹あたりの水量 稚魚水槽 現在》
仮に今、60cm水槽に238匹いるとすれば
水深の関係で50リットルまでしか入れていないので
1匹あたりの水量は50÷238=0.21リットル/匹
同じく20リットルコンテナも
1匹あたりの水量は20÷50=0.4リットル/匹
となり
《1匹あたりの水量 稚魚水槽 昨年》
去年の最大数の50リットルに18匹の時の
1匹あたりの水量は50÷18=2.7リットル/匹
の1/6~1/13程度しか水が無い状態です。

今はOKでもこのままだと稚魚の成長スピードが水換えより早くなり
1週間以内に水換えが必要というのが、
すぐに
5日以内、
3日以内、
1日以内・・・
最終的には間に合わなくて水質悪化となるだろうと思います。
多くの方が
”昨日まで元気に泳いでいたのに今朝見ると全て死んでいた”
というのも本当に良く分かります。
この水質悪化のスピードは想像できない速さです。
完全に見当違いをしていました。
飼育歴もあまり無い僕が見つけられたのは単に青水の濃さや稚魚のマクロ撮影のおかげです。 去年と同じ管理をしていれば既に殆どいなくなっているかもしれません。
初めての去年は少ししか産まれず、その結果過密にならず上手くいき、
今回は流れでそのまま使用している青水のおかげで濃さの変化に気付き助けられ
偶然が重なって金魚も僕もラッキーでした。

また上記の計算から
今、仮に水槽を2つ3つ増やしても300を超える金魚をいつまでもその容量でキープできないので、近いうちに選別をするしか無いとはっきり分かりました。
ただ、現在は確認したいことが何点かあるので淘汰せずもうしばらく観察する予定です。

《水槽あたりの匹数 成魚水槽 現在まで》
これまで60cm水槽に体長8cm(全長15cm以下)程度なら3匹まで
同じく60cm水槽に体長3~4cm(全長8cm以下)程度なら8匹までが最大で
《1匹あたりの水量 成魚水槽 MAX》
60÷8=7.5リットル/1匹 がこれまで成魚の最も過密な状態での結果です。

それ以上の過密飼育をした経験がゼロなので今回もできればその方向は避けようと思いますが、正直なところ、何となく安易に ”プラ舟を外に用意して・・残ったものを全て入れて・・・”などと考えていましたが、
上の計算から 固体を大きくしないようにして多少過密で飼育できたとしても、
僕の手間の掛け方だと、80リットルのプラ舟で20匹(1匹に4リットル)が限界かなと思います
(稚魚は仕方ないけど、普段からこれだけの時間をかけて飼育する事は出来ないので、
出来れば普段は餌だけ与えて動きを時々観察して週末にメンテするという循環を守りたいのでそれが可能な範囲で検討していきます。)
ただしこれは水槽&上部ろ過&餌を減らして飼う方法での限界と思うので
”プラ舟で育てると大きくなる”という話や
”家の池に数年間に入れた金魚がコケを食べて巨大化した”とかも聞くので
そうなると無理が生じてしまうので今回は外飼いオプションはやめておこうと思います。

現在既に稚魚を除いて60cm水槽4本に19匹の様々な金魚が居るので
現実的に考えて、自分の棲家をこれ以上 金魚ランドにすべきではないのですが、
60cm水槽をあと2本ほど増やす事でそこで飼える限界として20匹を目標に後日選別します。 もちろんいきなり20匹にはしませんが最終的に自分で飼える限界を+20と考えてあとは友人などにあげる分などを計算して残すつもりです。

奇形の仔でも観察していると必死に泳いで何とか大きくなってきたりしているし
たまに目が合うと (・-・)こんな感じでとても可愛くて
本当は選別せずに育ててあげたいのですが
ここは冷静に判断しないと全てが循環しなくなるので決断しました。
かなりの個体差がでてきたので現在は小さい仔と同じシェルターに移動しています。

結局選別作業は未だ無理なので、もう少し形が出来るまで分散しておこうと
100匹をメインの60cmから40リットルコンテナに移動しました。

ちなみに固体のカウントは1匹づつやると稚魚が弱ると思い
1) 一気に100近く捕獲して(金魚すくいを桶でやるとたくさん一気に確保できます。これを何度かやって100匹と思うところでやめます)
2) デジカメで撮影
3)  画像ソフトで添付画像のように5匹づつ囲みます。
4) それを数えて多ければその数を戻す、少なければその数を数えながら捕獲して100にします。
1匹づつやるより手間に見えますが早く終わります&稚魚も一瞬の出来事であまりストレスは無いと思います。(端数調整の為に1匹づつ掬われる稚魚を除いて)

フリーの野外コンサートなどの動員数を数える為に行われる
航空写真によるエアリアルサーベイを真似てみました。
稚魚の数を数える方法

稚魚の数を数える方法 拡大
ソフト上で拡大すれば個々の固体がよく見えるので、重なっていても見逃しません。