稚魚経過観察(3)

今回は稚魚が食べた餌などを中心に観察した記録です。
マクロ撮影を利用する事で肉眼では見えない世界を観察します。

ブラインの卵を食べてしまった稚魚

産まれたての稚魚の餌に関してですが
ブラインシュリンプの卵を孵化させて与えています。
去年は比較的うまく出来たのですが今年は苦戦していて
最近ようやく稚魚たちに十分な量を与えられる日が増えました。
温度以外にも
光(日光)
エアレーション(酸素)
塩水の塩分濃度と鮮度
塩水の容量(実質的な水量)
で 孵化率が変わると思いますが
上手くいかない時 の原因の特定が困難な作り方をしていたので
◆全て独立したエアレーション(分岐は使わない)
◆夜はLEDライトを点燈
◆ヒーター温度は30℃(以前は26℃の固定を利用していましたが調整可能なものに変更)
◆食塩水を500mlから1200mlに容量拡大
この4点を最近上記のように改善し不安要素から除外して
その他の孵化率低下の要因を探っています。
そこそこ孵化はしますが去年のように殆どの卵が孵化するような状況ではなく
半分以上は卵のまま底に沈むので孵化したブラインと共に稚魚に与えてしまったり
残ったものは親に食べさせています。
大人の金魚もブラインは大好物で早送りで見ている気になるほどキビキビと探し回ります。

上の写真は卵を産む稚魚の写真ではなくて
孵化せず沈んだブラインの卵を食べてしまった稚魚の写真です。
特に問題は無い様で、そのまますべて糞として排出されるようです。
なんか風邪薬のカプセルみたいです。

暗い中高感度で撮影して汚いですが上の写真はまさに孵化直後の新鮮なブラインを食べた稚魚です。驚くのはこの場合の消化の速さです。3時間もするとお腹の中が透明に戻るんです。
ちなみに1時間以内にオレンジは白っぽくなりますが、これは僕が思うのは消化ではなく鮮度が落ちたときにブラインは白くなるのでそれだと思います。次の日とかに古いブラインを与えると最初からお腹が白くなるのでそう考えています。

稚魚の糞いろいろ(なんかごめんなさい)

最後に糞の写真です。(なんかごめんなさい)
一番上は先ほども書いた消化されず詰まる事も無く出てくるブラインの卵です。
次は分かるでしょうか?普通のにわとりの卵の黄身です 。
ブラインが沸かなくて投入しましたがまだ早かったようで殆どの稚魚は口に入れた瞬間吐き出していました。まだこの旨さは分からない年頃のようです。ちなみにもう少しするとバクバク食べるようになります。そんな中、大量に食べてくれた稚魚も居たようですがこのように消化されず排出されています。
最後が僕が思う正常な糞の色です。
うまく孵化したブラインを沢山食べた稚魚はみんな黒いものを付けて泳いでいたので多分これが正解だと考えています。

人間と同じで産まれた直後から免疫システムが構成され始め比較的初期(幼児期)に完成されるので今はヒーターも入れていません。
餌も免疫システムの事を考えて粉餌は避けて、生きたブラインを主にして、補助で黄身、トウモロコシや大豆の100%粉末、冷凍赤ムシを与えようと考えています。去年産まれた子も全てその方法で上手く育ちましたし里子も含め32匹全て今も生きているので強さが初期の餌や環境で決まるというのは本当だろうと思います。
1つだけ確信が持てないのは初期に沢山食べさせた固体が消化に強く転覆しにくいという話です。確かに去年の2回目に産まれた個体は他の個体より転覆しにくいです。他がふわふわしていた時も4匹は普通でした。今も安定感はこの4匹がダントツですが、2回目の産卵の条件が良かったとか他の要因もあるので、今年はもう少ししたら餌の量だけで差が出るのか確かめるつもりです。
今は基本どおり赤ムシが食べられる大きさまで1日も早く育てる為に”夜餌”も与えて育てています。ただし、最初の10日程はブラインの孵化が思うように出来て居なかったので普通の量程度しか食べさせてやれなかったので現在は上記の改善を行い3交代制で常に時間をずらした3つの入れ物でブラインを沸かせています。これだとどれかが全滅しても十分に賄えるので安心です。あまれば親たちにご馳走する事になりますけど、無いよりはるかに良いのでしばらくはこの方法で続けていきます。